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【オトナ女子映画部】“自縛”で自分を癒すOL…ストレスの発散が出来ないアナタに捧ぐ『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』

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毎日山積みの仕事、たまる一方の疲れ、愚痴を聞いてくれる旦那も彼氏もいない。そんな時アナタはどんな方法でストレスを発散しているのだろうか。
スイーツ一気食い! なんて人もいるかもしれないし、ひたすら泣ける映画やドラマを観まくる! という人もいるかもしれない。筆者はコンビニのホットスナック(最強のブス飯)にタバスコをたくさんかけてビールを飲むと結構スッキリする。

大人になってしまった女なら、それぞれ自分だけのストレス発散法、落ち着く“行為”があるはずだ。映画『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』の主人公・百合亜にとっては、それが「自縛」であっただけで……。

2月2日に公開となる本作は、新潮社主催の公募新人文学賞「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した小説『自縄自縛の私』を竹中直人がメガホンをとり映像化した作品。サービス残業や人間関係で悩む百合亜が、自分だけの密かな楽しみ自縛の世界にのめりこんでいくというストーリーだ。

自縛とはその名のとおり、自分で自分を縄で縛ること。大学時代、ネットでこの行為についてしった百合亜は、自分を癒す為の愉しみとして部屋で行なう様になる。それがある日恋人にばれ、以来封印するのだが、数年後仕事に疲弊しきった百合亜は自縛を復活させるのだった。

自縛の前に縄をお湯で煮て“なめす”シーンがあるのだが、「へーこんな準備があるんだ」と妙に感心してしまう。官能小説原作、自縛と聞くと、つい敬遠しがちな作品ではあるが、穏やかなトーンとコミカルなタッチで描かれているのでご安心を。

広告代理店の主任という立場を任せれている百合亜だが、実際は年上の部下とわがままな上司に挟まれ何もかもうまくいかない。「主任って真面目だけが取り柄で使えない」「君みたいな凡庸な人に明るい未来は無いんだよ」などの悪口は、あまりにもリアルで観ているだけで胃がキリキリする様だ。だからこそ、部屋で一人になってから、自縛に癒される彼女の姿を観て、こちらまでホッとした気持ちになるのだろう。

その後、百合亜はついに服の下に縄を仕込んだまま外出をしたり、出社する様になる。ネットで知り合った女装趣味の男性とのメールのやりとりは、さらにこの愉しみを加速させていく。エスカレートする百合亜に待っている驚きの結末とは。この新感覚の人間ドラマの行方を、ぜひ自身の目で確かめて欲しい。

最初に言った様に、この作品は自縛や女装を決して面白おかしく描いているのではない。みんな疲れていて、みんなしんどい、でもなんとか頑張って生きている。そんなメッセージを映画から受け取った時、あなたも少し癒されているはずなのだ。(中村梢)

R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私
2013年2月2日(土) 新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー!
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

(C)吉本興業

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※表示 – 改変禁止 2.1 日本 (CC BY-ND 2.1)

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