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「ブラック企業」と「良い会社」は一見して似ている

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今回はブログ『或阿呆の一生』からご寄稿頂きました。

「ブラック企業」と「良い会社」は一見して似ている

「ブラック企業」と「良い会社」は一見して似ている
藤野英人

「良い会社とは何か」をまじめに考えると、実はそう簡単に答えを出せないと思います。みなさんが就職や転職で起業を選ぶ場合、社員になるという視点で「良い会社」を選べば仕事がラクで給料が良くて、福利厚生も充実していて、リストラをしない会社ということになるかもしれません。経費が使い放題だったり、勤怠管理が甘かったりすることをオイシイと感じる人もいるでしょう。
 
しかし、社員がラクをしているのに仕事内容に見合わない給料を払ったりモラルが低い社員を放置していたりする会社には未来はないでしょう。この会社はオイシイとぶら下がる社員ばかりになれば、成長などとても望めなせんし、社員自身が成長することもありません。
 
このような会社は目先はラクに過ごせても、中長期的には入社した人にとっては「悪い会社」となります。いずれはつぶれてしまうし、そのときになっても他の会社に転職ができるような能力が身についておらず、路頭に迷うことになりかねないです。

本当に「良い会社」は社員がいわゆる「社畜」でいることを認めず、能力をフルに発揮するように求めます。働く人には厳しいと感じる面があるはずですが、会社の期待に応じて努力を続けることがプロのビジネスマンとしての成長を可能にします。会社に貢献できる人材になり、ひいては企業が社会の役に立つための大事な役割を果たせるようになれば社会人として望ましいあり方ではないでしょうか。

近年は「ブラック企業」という言葉がよく使われます。特に若者は就職先を検討する際に、検索サイトで企業名と「ブラック」という言葉を入力してネット上の評判を調べることはふつうのコトです。
 
一昔前ならばブラック企業とは反社会的勢力が背後にいるような会社を指しましたが、今は長時間労働を強いたりパワハラが横行しているような会社を「ブラック企業」と呼び、そんな会社では働きたくないと警戒する人が増えているのです。
 
しかし時には非常に良い会社なのにその厳しさ故に「ブラック」呼ばわりされているような会社もあります。本当に人権を蹂躙するようなブラック企業なのか、本当は良い会社なのにネット上で面白おかしくブラックと言われているだけなのかはきちんと見極める必要があります。
 
見極めポイントのひとつは、取締役の経歴です。その会社の生え抜きの幹部がたくさん残っていて、取締役として活躍しているようであれば、信用できる会社である可能性が高いです。逆に、そういった人がほとんどいない場合はブラック企業の可能性が急速に高まります。

また従業員の回転率が高く、管理職も頻繁に退職をしている会社もブラック企業の可能性を疑うべきです。従業員がどんどん辞めるのは不当なノルマを課されたり違法な長時間労働を強いられたりといった問題の存在を窺わせます。また管理職がすぐ辞めるのは一時問題になった名ばかり店長のように、企業が管理職に就けることで残業代を支払わずにすむように偽装した結果かもしれません。

しかしながら「社員に対して非常に厳しい、良い会社」というのも存在します。「社員がイキイキと働いており離職率が低い」「会社のビジョンが明確で社内外によく浸透している」といったポイントをクリアすればそこは社会人として成長できる理想的な職場である可能性があります。なににせよ、怪しい情報に惑わされないようにしたいものです。

執筆:この記事はブログ『或阿呆の一生』からご寄稿いただきました。

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