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【オトナ女子映画部】恋愛の痛さも恐さも“綺麗事無し”で描いた凄まじい恋愛映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』

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男と女は複雑、恋愛は一筋縄ではいかない、愛の形には色々ある。

大人ならそんなこと誰もが知っている。知っているつもりなのに、改めて色々な愛を見せつけられると考え込んでしまう。1月26日に公開される映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』は、全オトナ女子に捧げる凄まじい恋愛映画だ。
大人の為の恋愛映画、これまでもそんな冠を持つ作品はたくさんあった。けれど、ここまで恋愛の痛さに直球に向き合った日本映画は無かったのではないだろうか。「綺麗事無し」。それが、私がこの映画を観た時に真っ先に抱いた感想だった。

『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』は、艶(つや)という女と大島に駆け落ちしてきた阿部寛演じる松生を中心に、6人の女とその周囲の男達の人間模様を描いた恋愛オムニバス。艶が病に冒され昏睡状態になったことで、過去に艶が関係を持った男たちに、彼女の死期が近づいていることを伝えるシーンから物語はスタートする。

あなたと艶さん、どんな関係だったの――。小説家の妻、キャリアウーマン、主婦。それぞれの日常にいきなり割り込んできた艶という一人の女の存在に、女達は戸惑い、自分たちの愛を見つめ直していく。

艶と夫の関係を疑う女、艶と自分のどちらが愛されているか確かめる女、艶のために父親から捨てられた女。年齢も環境もバラバラな女達はスクリーンの中で次々と私たちに異なる“愛の形”を見せてくれる。共感出来る人には、痛いほど刺さってしまうセリフが満載で、共感出来ない人でも“ひっかかる”何かが見つかるだろう。

それらのキャラクターに命を吹き込むのが豪華女優陣の熱演。大竹しのぶ、風吹ジュン、小泉今日子というベテラン勢から、実力派の野波麻帆、真木よう子、若手女優の忽那汐里までが自らに与えられたキャラクターを全身全霊で演じきっている。また、男性キャスト陣も奥田瑛二、岸谷五朗、渡辺いっけいと、大人の恋愛ストーリーに彩りを与える絶妙な人選となっている。

松生と艶が生活する東京の大島を中心に描かれていくストーリーは、全体的に穏やかで繊細な雰囲気に包まれている。だが、初体験、同棲、結婚、浮気、ストーカーなど刺激的な出来事も散りばめられていて油断が出来ない。映画の冒頭「これは静かに楽しめそうな映画だな」と思っても、すぐに裏切られることになるのでご注意を。

筆者は本作を昨年末に鑑賞したのだが、まだハッキリとした映画への感想を抱けないままでいる。もちろん傑作には間違い無いのだが、手放しでオススメ出来ない奥深さがあるのである。誰かと感想を言い合ったり、年を重ねれば、どんどん感想も変わってくるのだと思う。もしかしたらそれこそが最大魅力であり、愛に答えなんてないという映画からのメッセージなのかもしれない。(中村梢)

『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』
2013年1月26日(土)全国ロードショー。
配給:東映

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