体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

時代はスマートフォン! スマホ市場へのシフトが明確となったCES 2013【デジ通】

従来、情報家電の中心に位置づけられていたのはテレビやパソコンだった。ネットが未発達だった時代、ホットな情報をもたらしてくれるのはテレビやラジオ、新聞、雑誌といったメディアだった。そうしたメディアで取り上げられている情報が消費者を大きく動かす原動力になっていた。

その当時はヲタクの機器と位置づけられていたパソコンだが、インターネットに接続することが当たり前になると、情報を収集するための機器の中心に一気に躍り出た。いまでは当たり前になったが「プッシュ型からプル型へ」、などというフレーズでユーザーが自ら必要な情報を引き出す(プルする)のがインターネット時代の情報活用方法になった。

テレビは現在でも情報を伝達する機器として、CMによる商品やサービスの宣伝、通販といった形で消費者へアプローチを行うという一定の役割は果たしているものの、インターネット通販の規模がテレビの通販の規模を大きく超えつつある現在、テレビの役割はコンテンツ表示のためのデバイスへと変化しつつある。

4Kといった高画質化などの話題はあるが、それも別に作られたコンテンツを高いクオリティで表示させるための進化であり、テレビが情報を伝えるための機器としての役割は、今後は別のデバイスへと移っていく流れを止めることはできないだろう。

いっぽうのパソコンは、情報を収集する機器としての役割以外に情報を伝えるコンテンツを作成する機器の中心となっている。ビジネスでの利用も、もちろんあるのでPCがなくなることはないが、情報機器としての重要性、一般ユーザーが日常的に接する情報機器は、今後スマートフォンへと確実に流れて行く。

IT関連企業やメーカーは、今後スマートフォン市場で一定の地位を確保できなければ、今後の成長が危ぶまれる。CES 2013は、そんなスマートフォンへのシフトがはっきりとしたイベントとなった。こうした流れはマイクロソフトといった大手ソフトウェアベンダーやレノボといったPC系メーカーも例外ではない。

インテルはPC市場で圧倒的なシェアを誇っているが、スマートフォンではほとんどシェアがないような状況だ。今後もPC市場は残るのでCPUの開発が止まるようなことはないだろうが、スマホやタブレット用のプロセッサーである程度のシェアを獲得できなければ今後の生存競争は厳しいものとなるだろう。

PCメーカー大手のレノボだが、PCの平均価格が下がっているところでバリュー感のある製品を続々と提供し、市場シェアを拡大してはいる。ただ安いノートPCとはいえ持ち歩くほどのサイズではないため、やはりスマホやタブレットといった携帯性に優れる機器もラインアップに組み込まないと今後の競争で不利になってしまうかもしれない。

そんな両社が、今後どのようにスマホ市場へアプローチしていくのかがCES 2013で見えてきた。

インテルはCES 2013に合わせて、いくつかの製品を発表している。その中にはUltrabook向けの製品もあるが、スマートフォン向けのプロセッサーも投入してきた。1万円から2万円程度で販売される低価格スマートフォン向けに搭載できるAtom Z2420がそれだ。

インテルは、今回のCESのプレスカンファレンスで発表した新製品を「Game Changing Products」としているので、Ultrabookは当然ながら、スマートフォン市場も本気で取りに来ていることがはっきりとわかる。

時代はスマートフォン! スマホ市場へのシフトが明確となったCES 2013【デジ通】レノボのフラグシップスマートフォンIdeaPhone K900

パソコン市場では成長著しいレノボ、コンパチのThinkPadなど新製品発表もあり要注目だが、さらに大きい市場であるスマートフォンやタブレットなどの市場に向けた新製品も着実に準備しているようだ。

今回のCESではインテルプロセッサー採用のフラグシップ「IdeaPhone K900」をお披露目(現地時間の8日午後6時)にするなど、スマートフォンにも注力していく姿勢が鮮明になっている。

時代はスマートフォン! スマホ市場へのシフトが明確となったCES 2013【デジ通】ソニー Xperia Z

テレビなどの家電も製造しているソニーがフラグシップのXperia Zを発表し、スマートフォンやタブレットなどと同社のテレビを接続するソリューションの「TV SideView」を展開するなど、自社の強みを生かした製品構成で市場獲得を目指しているようだ。

1 2次のページ
livedoor ニュースの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy