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物語は波乱の1巻から、さらに大波乱の2巻へ!―『不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る』伏見ひろゆきさんインタビュー(3)

 2008年に『十三歳の郵便法師』で第13回角川スニーカー大賞奨励賞を受賞、デビュー作となった『R-15』(スニーカー文庫)は11巻まで刊行され、2011年7月にはアニメ化もされた気鋭のラノベ作家・伏見ひろゆきさん。

 2012年12月1日に発売した『不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る』(伏見ひろゆき/著、仁村有志/イラスト、スニーカー文庫)は、伏見さんにとってデビュー2作目の新シリーズ! 物語の展開も含めて、想像の斜め上を行く恋愛ギャグコメディだ。

 今回は新シリーズスタートということで作者の伏見ひろゆきさんにロングインタビューを敢行。お話をうかがった。今回は最終回となる。

■物語は波乱の1巻から、さらに大波乱の2巻へ!

―伏見さんと担当編集さんの仕事の仕方について教えていただきたいのですが、どのように物語を創り上げていくのですか?

担当編集「基本的には、まず作家さんにはこういう話を書きたいというネタをいくつか出してもらって、編集部内の会議で『こういうネタはどうですか』と提案します。そこで、『アリ』だということになったら、それを持ち帰って作家さんと膨らませていく段階に入ります。
本作はネットが中心の物語になるので、そこで上手く使えそうなネタを探しましょうというやりとりを何度かしつつ、具体的に物語の中に落としこんでいく形で伏見さんの方からアイデアを出してもらっていくのですが、そのときは雑談レベルで他の編集の意見も聞いて、伏見さんにフィードバックしながら詰めていく感じですね」

「そうですね。編集部の会議などで意見をいただけると、こちらとしてもありがたいです。いろいろな人の視点が入っているので、大変助かっています」

―ここからは『不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る』の内容からは離れてお話をうかがっていきたいと思います。まず、伏見さんがラノベ作家を志したきっかけから教えて頂けないでしょうか。

「僕はデビュー前に働きながら執筆活動をしていて、いろいろな出版社に投稿していたのですが、その頃は大人向けから児童向けまでいろいろ書いていたんですね。その中で角川書店のスニーカー大賞の奨励賞を受賞しまして、それが決定打になったという感じです。ただ、今にして思えば、高校の頃の友だちのお兄さんがラノベ大好きな人で、本棚にいろいろなシリーズがあってそれを夢中になって読んでいたので、その影響は強く受けているかも知れないですね」

―そのときに読んだライトノベルで印象に残っている作品はありますか?

「秋田禎信さんの『魔術士オーフェン』とか、冴木忍さんとか、安井健太郎さんの『ラグナロク』…。あとは竹河聖先生の『風の大陸』も読んだなあ」

―ファンタジー系の小説がお好きなんですか?

「もちろん好きですが、それに限らずいろいろ読みます。文学書から美少女ゲームまで、興味あったら何でも手を伸ばしますね」

―では、伏見さんが影響を受けた3冊を教えていただけますか?

「まずは三田誠さんの『レンタルマギカ』。そして、吉行淳之介の『夕暮まで』。あと3つめですが、本じゃなくてゲームでいいですか? 僕がこっちの世界に入る一番のきっかけとなった『To Heart』」

―幅広いですね(笑)。ちょっと作品の話に戻りますが、この『不本意だけどハーレムです。ただしネットに限る』に出てくる6人の女性キャラクター。これは現実と「ピュアランド」合わせて6人になりますが、この中で一人選ぶとしたら、どの女の子を選びますか?

「難しいですね……」

担当編集「『To Heart』のときは誰派だったんですか?」

「マルチ派です!」

担当編集「即答ですね(笑)」

「即答ですよ! 今ここでマルチのすばらしさについて改めて語りたいくらいです(笑)」

―また、本作の表紙はゲーム雑誌をモチーフにしていると聞いたのですが…。

担当編集「イラストを担当して下さっている仁村有志さんを紹介してくれたのが、弊社の雑誌『コンプティーク』編集部の人なんですね。
仁村さんはALcotさんに所属されていて、最近では原画家さんがライトノベルのイラストを描くケースも多くなってきていますが、伏見さんのデビュー2作目にふさわしいのはこの人しかいない!と思い、仁村さんにお願いをしました。
作品の世界観がリアルとソーシャルサービスを行き来するということで、デザインもゲーム誌っぽく作ってみました」

―では、今後の本作の展開について、もしお話いただけるのであれば教えてください。

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