ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

女性が働きやすい企業の“必須条件”とは?

DATE: BY:
  • ガジェット通信を≫

 就職、結婚、子育て…女性には様々なライフイベントが待ち受けていますが、できるならばずっと働き続けていたいと思う人も多いのではないでしょうか。
 しかし、新人の頃、新人卒業後、結婚、そして特に出産、育児中の働き方は大きく変わります。では、それぞれの時期に、どのように仕事と向き合えばいいのでしょうか。
 『これからも働き続けるあなたへ』(大和書房/刊)の著者で、大学在学中に結婚・出産を経験し、その後、リクルート社で営業として華々しい成績をあげ、現在は働く女性を支援するビジネスを展開する太田彩子さんにお話をうかがいました。今回はその前編をお送りします。

―働く女性を支援している太田さんならではの書籍だと思ったのですが、まずは本書を執筆した経緯から教えていただけますか?

「今の時代、働く女性の環境が変化し『ずっとこれからも働きたい』と思う女性が急増しています。その背景には、労働人口の減少や長引く不況によって女性の社会進出が進んでいます。ずっと働きたい。しかし、この先、仕事とプライベート、家庭との両立は本当にできるのかな・・・。そう不安を抱く女性は多いです。いや、多いどころかむしろ、ほとんどの女性が先の見えない将来が心配でならないのです。
なぜ私たちはそこまで未来に不安を覚えるのでしょうか? それは、女性は男性と違って「就職」「結婚」「出産」など、「ライフイベント」によって働き方が大きく変わるからです。つまり、ずっと「今のままの働き方」では、実際問題難しいからなのです。
そんな、まだ経験しない「将来のライフイベント」をできる限り準備し、そのときそれぞれの働き方を知っておけば、今の不安をやわらぐことができる。そう信じ、筆をとりました」

―本書の中には太田さんのご経験もふんだんに反映されていると思いますが、そのためかすごく読みやすい印象を受けました。この本を書くにあたり、気をつけた点はありましたか?

「今まで私は、「営業」というジャンルをテーマに、主に「スキル」を中心にビジネス書を出版させていただきました。今回は、「これからも働く女性」を意識して、スキルというよりも、読み物やエッセー風に仕上げてみました。
そして何よりも大切にしていたのは、「あなたのために」と、読者お一人おひとりと共有したい想いがあることです。
あなたのために書いた本であり、この本を自分のものとして末永くあなたの側において欲しいと考えたからです。今までの本では、装丁に私の写真がありましたが、今回はその意味で私の写真をのせませんでした」

―ここからは順を追ってご質問をしていきます。12月1日に就職活動が始まりました。女性として働きやすい職場に就職するために、女子学生は企業のどのような点を見るべきなのでしょうか。

「先日も女子大生向けに『ライフイベントに合わせた働き方』セミナーを開催し、ありがたくも大きな反響を頂きました。「就活前にこの話をきけて良かった!」という感想ばかりでした。これからは、私たちは自己成長のためにも、経済的にも、「長く働きつづける」という選択がメインになってきます。そんなときに、どれだけ女性が活躍できる環境があるのか、女性もリーダーになれるチャンスがどれだけ整っているか、出産した後も多様な形で働き続けられる環境があるかなど、ライフイベントも考慮した働き方が実現できる企業が必須条件です。
実際、あるデータによると女性の活躍が進んでいる企業は、そうでない企業よりも倍の利益を生み出しています。
では、どうやって見分けるのか? 企業のトップメッセージに注目してください。女性活躍が進んでいる企業は、間違いなくトップダウンで全社的に女性を応援していこうとする風土があります。そのような会社では女性はもとより、男性も活気づけられ、お互いの個性を尊重できる風通しがよい文化が存在します」

―女性が「自分らしく働く」ために、どのようなことに気をつけるべきですか?

「ほんの少し前までは、女性にとっての「幸せのかたち」は均一的でした。昔は、『いい女子大を出て、いい会社に入って、背が高くてたくさん稼ぐ彼とつきあい、結婚を機に会社を辞めて、30前には子供をつくる・・・』
ところが今の時代、このパターンは完全に崩れ去っています。社会が変化し、これからも働き続けたいと思う女性が増えると、選択肢が増えて、「幸せのかたち」も多様化しました。その「幸せのかたち」を考えて、自分らしく働くためには以下の3つのポイントを押さえることを薦めています。
1 どういう自分になりたいのか
2 どういう「仕事」をしたいのか
3 どういう「プライベート」にしたいのか
あくまでも答えは自由です。大きな会社に入ってキャリアを極めるのもいいでしょうし、自分は舞台女優になりたくてあえて正社員にはならないという選択肢もあります。
20代はバリバリ仕事をしたいでもいいでしょうし、30代になったら子育てをするために仕事をセーブするのもいいです。何を重視するかによって、おのずと働き方は変わってきます。
最初はぼんやりとしていて自分でも掴みきれないでしょうが、模索するなかで、きっとあなただけの「幸せのかたち」が見えてくるかもしれません」

(後編へ続く)



(新刊JP)記事関連リンク
結婚、出産、育児…女性は「ライフイベント」によって働き方は変わる!
新たな働き方の指針“イズム”とは?
トップセールスウーマンに聞く、女性の営業職のいちばんの強みとは?

カテゴリー : エンタメ タグ :
新刊JPの記事一覧をみる ▶

記者:

ウェブサイト: http://www.sinkan.jp/

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP