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さかもと未明さんの飛行機騒動に、独女は何を学ぶべきか?

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以前、雑誌『Voice』に掲載された漫画家のさかもと未明さんによるコラム「再生JALの心意気」が大きな話題となった。

1歳くらいの乳児が離陸から着陸まで泣き叫んでおり、さかもとさんは「もうやだ、降りる、飛び降りる!」と着陸準備中の機内を出口に向かって脱走。
さらにその母親にも「赤ちゃんだから何でも許されるというわけではないと思います!」などと激しく叱責したと書かれており、それには多くの子供を持つネットユーザーはもちろん、著名人である茂木健一郎氏や乙武洋匡氏なども否定的な意見を述べて話題となった。

しかし独女にとっては、そんな一連の騒動はどう映ったのか? ほとんどの独女は子供を産んだ経験がないと思うが、もし自分もさかもとさんのような状況に遭遇したら、どんな気持ちになるだろうか?

「正直、さかもとさんの気持ちは理解できなくもないですよ」
まずそう語るのは、独女の沙織さん(28歳)。
「もちろん私が同じ状況に遭遇しても、何もしません。言ったところで泣きやむわけでもないですし、母親も周りに気を使って大変だなという気持ちもわかる。でもやっぱり母親には『迷惑をかけている』という自覚はもってほしいです。それを『子供のやることは全て許される』みたいに主張されるのは、微妙な気持ちになります」

また「産んだことないけど、子供は大好き」という春江さん(34歳)は「赤ちゃんは泣くのは仕方ないですよ。飛行機で同じ状況なら『どうしたのかな?』と、むしろ赤ちゃんが心配になります」と、泣き叫ぶ子供に理解を示す。
しかし、そんな子供好きの春江さんだからこそ、公共機関で小さい子供を連れた親のマナーに一言物申したいこともあるという。

「電車で子供がぐずっているのに、無視してケータイいじっている親もいるんですよ。赤ちゃんは泣くのが当たり前だと思うけど、そういう人たちに『当たり前でしょ!』といわれると、ちょっと腹立ちますね」

やはり独女であっても、さかもとさんの行き過ぎた行動に対して同調する人は皆無のよう。しかし「子供は泣くのは当たり前」と理解していながらも、さかもとさんのように「子供なら何をやっても許されるのか?」という疑問を呈する人は、少なくないようだ。

しかし「自分は独女だからこそ、子供関係の発言にはすごく気を遣いますよ」というのは優奈さん(37歳)だ。
「子供がいないと、結局何を言っても『子供がいないからわからない』で終わり。実際わからないのは事実です。だから子供がいる人に何を言われても、何をされても『ひたすら黙る』に徹している人が多いはず。さかもとさんのような女性は例外ですよ」

確かに子供を産んでいる女性側からすれば「子供なら何をやっても許されるのか?」という疑問は所詮「子供がいない人にはわからない」という言葉で片付けられることなのかもしれない。そうなるとやはり、独女はどんな状態でも黙るより他ないのだろうか。

一方そんな独女たちの声に対し、小さい子供を持つ既婚女性はどう考えるのか?
2人の子供を持つ洋子さん(37歳)は「旅行やお出かけの時、小さい子供がいるたいていのお母さんは泣かれないよう、出発前にかなりの準備をしているもの」と、育児事情を解説してくれた。

「育児雑誌では、赤ちゃんとのお出かけ対策で特集が組まれたりします。たとえば飛行機に乗るならあやしグッズや耳抜き対策は必須。あと乗る時間に合わせて昼寝の時間をずらすとか、寝かせるために搭乗前におなかいっぱいにさせておくとか……。でもそこまでやっても泣く時は泣くんです。そんな時は親が泣きたくなりますよ!」

つまり、普通の母親であれば決して「子供なら何をやっていても許される」とは思っていないのだ。迷惑をかけないよう事前に周到な準備をし、細心の注意を払う。しかしそれでも子供は泣く時は泣く。それで周囲から責められたら、母親はつらいだろう。

「交通機関を利用すると、とにかく母親は子供が泣かないよう気を配るし、いつ泣くかってビクビクする。でもそういう母親の不安な気持ちって子供に伝わるんですよね。すると子供は余計泣くんです。もうそうなると何をやってもダメ」

こう語るのは4歳の子供を持つ和子さん。
「多分、母親は子供に泣かれてもドンと構えているくらいのほうが、安心するんですよ。でもそんな態度でいる母親は、確実に世間から批判されるでしょう。私も公共の場でそこまで開き直れません。『子供なら何やっても許される』とは決して思っていませんが、何やってもダメな時はダメなんだよというあきらめの境地になることはあると思います」

これらの子育ての苦労はやはり、子供を持たない者にはわからない。それは動かしようがない事実だ。でもとりあえず、公共の場で泣いている子供の母親の大部分は決して「子供は何をやっても許される」とは思っていない。むしろ周囲に迷惑をかけないため、つねに不安な気持でいる。年末に向けて移動が増えるシーズン、交通機関を利用する際は、独女もそのことは頭に入れてもいいかもしれない。(橋口まどか)

外部サイト

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(http://news.livedoor.com/article/detail/7240541/)
※表示 – 改変禁止 2.1 日本 (CC BY-ND 2.1)

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