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【オトナ女子映画部】まるで“すれた魔女の宅急便”決意と痛さが混ざった青春ムービー『HICK ルリ13歳の旅』

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皆さんは“若さ故の過ち”というのを経験したことはあるだろうか。過ちといっても、飲み過ぎて好きな人の前で吐いた、とか泥酔して駅のベンチで寝ていた。とかそういったものでは無い。ここではないどこかを目指して奮闘するがむしゃらな姿のことだ。
11月24日に公開される映画『HICK ルリ13歳の旅』には、どうしようもない現状を打破しようと必死にもがく少女が描かれている。

クロエ・グレース・モレッツ演じる主人公ルリは、アメリカ中西部の退屈な田舎町に住む空想が大好きな女の子。父親はアル中、夫婦喧嘩は絶えない、友達もいない。あろうことが、両親は相次いでルリを家に残したまま蒸発してしまう。

ルリは誕生日プレゼントにもらった拳銃を持って、映画『STAR WARS』のセリフの真似をしたり、母親なセクシーな洋服を鏡の前で身に着けてうっとりしてみたり、妄想に明け暮れている。しかし、突然「こんな生活嫌!」とバッグに洋服と拳銃とお金をつっこみラスベガスを目指す。

とここまでの展開は、ポップな映像も手伝ってワクワクするシーンの連続だ。筆者は映画『魔女の宅急便』のキキが旅立ちの準備をする場面が、マイベスト・ジブリシーンなのだが、『HICK ルリ13歳の旅』も“すれた魔女の宅急便”といった雰囲気で、少女のまだ見ぬ世界への高揚感が表現されている。

その後ルリはヒッチハイクをしてラスベガスを目指すのだが、そこで知り合った流れ者の青年エディがかなりのクセモノ。一度は車に乗ったものの、すぐに喧嘩別れする。その後、ルリは『ゴシップガール』のセリーナでお馴染み、ブレイク・ライヴリー演じるグレンダの車に乗せてもらう。

その後しばらくは、どこか寂しげな大人の女グレンダとルリが親しくなっていく様子が心地良い。しかし、またしてもエディが現れて……。ルリは気まぐれに振り回されたり、脅されたり、監禁されたりと散々な目に合う。ここまで極端な状況に追い込まれた人は少ない(多かったら大変)と思うが、逃げ出したいのに逃げ出せないルリに共感することは出来ると思う。

もう13歳なんてとっくの昔のオトナ女子からすると、この作品でのルリの行動は危なっかしくて見ていられないものだ。しかし、かつて「こんな生活嫌!」「大人なんて嫌いだ」と反抗心を抱いたことがあるのなら、『HICK ルリ13歳の旅』にノスタルジーを感じることだろう。

ルリは今の自分を変える為に、夢のラスベガスを目指したが、このラスベガスというのはあくまでも記号であって、それがある女子には“東京”かもしれないし、“地元で一番都会の街”なのかもしれない。『HICK ルリ13歳の旅』はティーンの決意と失敗と涙と恐怖がたくさんつまった、一風変わった青春ムービーだ。(中村梢)

『HICK ルリ13歳の旅』
11月24日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー。
配給: アニープラネット
(C)2011 BY HICK PICTURE COMPANY LLC. All Rights Reserved.

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(http://news.livedoor.com/article/detail/7136431/)
※表示 – 改変禁止 2.1 日本 (CC BY-ND 2.1)

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