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「若者を海外へ送り出そう!」『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』著者田村耕太郎さんのお話です。

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2012年10月25日硬派経済ジャーナリスト磯山友幸氏の経済戦略セミナーにて
『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』の著者田村耕太郎氏のお話を聞いてきました。

テーマ:「若者を海外へ送り出そう!」
グローバル化が進む中で、日本人の若者の“内向き志向”が言われます。
社会現象としての様々な分析や論評が加えられていますが、
具体的な対策となると、難しいのが実情でしょう。
田村さんは近著『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』で
若者に海外へ出て行くことを薦めています。唆していると言ってもいいかもしれません。
もはやこれは田村さんの「運動」です。


以下書起し。
講師 田村 耕太郎氏
「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?」

私が公演させていただいているときは、私が散々アメリカで鍛えられましたソクラテス方式と言いまして、少人数でやり取りをしながら私も皆さんもお互いに学んでいくと、どちらかがレクチャーをするような上から目線ではないという形でやらせていただきたいと思います。どこから質疑されても結構ですし、反論でも私の意見を強化してくれる意見でも結構ですので質問でも結構です。

この本のエッセンスというのは昨年駒場祭という東大の学園祭で講演を依頼されまして、その時に話した内容がこの本のエッセンスです。依頼があった時に東大生の方から学生も内向きなので、ガツンとやって下さい
唯、注文がつきまして
「我々は上から目線は受けつけません、危機感というのもあまりありません」
どうするのか ? といったら。
「じゃあワクワク感でお願いします」
というので、こういうタイトルでお話しさせていただきました。

[Plan for the worst Hope for the best]
この話しのエッセンスは危機管理ですね。最悪を想定して準備をした後に初めてポジティブになろうという話しで日本の原発問題から経済対策まで全部これが欠けていると思うんです。
最悪を想定すると日本には言霊志向と言うのがありまして、リーマンショックの時に、さっき話しかけた塩崎さんたちと経済対策をやっていて、塩崎さんはとてもまともな方なんですけれども長老の方で言霊主義のような方がいらっしゃいまして、我々が最悪を想定してやりましょうというというとです。
「田村君とんでもない、そんなこと言うと本当になっちゃうよ」とか「縁起でもないことを言うな」
ということで思考停止をしてしまって後手後手に回ってしまったと。
原発もそうですよね、ああいう防波堤の高さとか電源を下においてしまうとか活断層の上につくってしまうというのも、やはり最悪を想定しないことだと思うんですけれども、やはり最悪を想定して初めてポジティブになれるという。
日本人は最善を祈ってずっと変なポジティブで最後は悲観的、自虐的ということなんでそれを変えていこうじゃないかという内容になっています。

[23%]
ここで皆さんクイズです。
これはだいたい今の就活生がコンサルティング会社なんかに行くとまず最初にされる質問で数字を見せられて、これは何でしょうと云うやつです。

[23%]
私の体脂肪率でも良いですし、北欧の消費税?
エネルギー自給率?
もっと低いですね。

これは日本人の中でパスポートを持っている比率なんです。これは皆さんどういう印象なんですかね?
意外とあるなあという方と、何だこれは?低いなあ、など。
調べてみて意外だと思ったんです。8割ぐらいの人のパスポートを持っていないんです。
毎年1500万人ぐらいの人が出かけているといってますけど実はまあこんなもんで大体同じような人が出かけているという感じなんです。
東京だとこれは非常に高いですけれども、うちの地元(鳥取県)なんかに行くと低いです。


ちなみに同じような島国でちょっと前までオリンピックをやっていました。イギリスですね。イギリスで何パーセントぐらいあると思います ?
62.3%ですね。カナダで 70%、G7で一番低いのがここと同じぐらいのがもう一つあるんです。

「アメリカ」
そうなんですアメリカと日本が世界最大の田舎者ということですね。
アメリカが大体20パーセント台前半です。僕がはじめてアメリカに留学した時デューク大学というノースカロライナにある大学にいたんですけれども当時はチェックをきって支払いをしていたんです。チェックを切った時にIDを見せろということになりまして、まだ免許証とっていなかったんでパスポートを見せたんですけれど、
レジのおばちゃんに「これはなんだ、これは港の通行証か何か?」と言われて、
びっくりしたの覚えていますけれど、ただアメリカは皆さんも御存知の通り世界中からいろいろな人種がきています。
国の中に世界がある。移民で出来上がった国ですので多様性は日本よりあるわけです。

世界の大都市に行って東京に帰ってくると一番最初に思うのが素晴らしく安全で安定した社会だけど99%日本人で、外人なんかいると目立ってて指を指しそうになります。
シンガポールなんかに行くと、だれが外人なのか分からない、という感じでどちらが良いのかわかりませんが、多様性がないというのはどうかなと思います。

[世界シェア・1.8 → 1.0、・5.8 → 1.9 by2050]
これはエコノミストが出してた2050年の世界という本でこれも結構売れていますけど、世界シェアがこうなると、日本に関してなんですけれども上はなんだと思いますか?

今の2012年から 2050年までこうなるという予測です。

「これは人口ですか?」
人口ですね。世界シェア(世界における日本の比率)今1.8パーセントから 1パーセントになる、まあ、9000万人台になるということですね。
下はなんでしょうか?

「GDP?」
GDPですね。今世界の中の5.8パーセントです。これが1.9パーセントになっていく、まあ、つまり世界のGDPや人口の98パーセント以上が日本の外にある。ちなみにこれがバブルの時は何パーセントかというと、1990年。16パーセントなんです、16が5.8になり1.9になる。
この予測の水準がですね。年平均の成長率が2050年までで0.9パーセント、世界の地域で一番低く出ています。これはエコノミストの見方ですけども、アジア全体が大体5.8、日本が断トツで0.9で、もうご覧になった方もいらっしゃるかと思いますけれども、一人当たりの購買力平価、通貨の価値を入れた
GDP だと韓国の58パーセントになる。
韓国より4割ぐらい低い予測が出て、このままでいけばですね。

[Top7 Economies in the World]
そしてもう一つの2050年の世界上位7位。世界の経済で、どこになると思いますか?
これ灘高生は結構良い線いったんです。経済なんかまだ勉強しないはずなのに。
いま日本は 3位です。1位はいまアメリカですね。2位は中国です。2050年の予測です。
インドが1位です。中国が2位、BRICsはすべての国が入っています。
BRICs +インドネシア + アメリカ、つまり日本はちょっと前まで 5位とか6位に食い下がるだろうと予想がありましたけど圏外に出てしまうということになります。

[5→63]
これですね5から63、これまあ2050年までに今 5 の物が63になるという予測です。

「消費税率」
これは2050年に人口動態、さっき言った人口の数だけではなくて人口の構成ですね。
高齢者の比率が4割を超えるとそれを今の社会保障、年金とか医療保険を現行制度を維持したまま消費税だけでファイナンスするという極端な前提です。まあ、こうはならないと思いますけど、もちろんカットもするでしょうし他の税も上げるでしょう。ただ消費税だけでやるとなるとこうなるということになります。
63%の消費税の世界を皆さん、最高という方いらっしゃいますか?いませんね。
カットというのが、やりにくいんですね。昨日も財務省の人と話しをしていたんですけれども本当だったら増税よりもカットだけれどもカットの方がやはり政治家は怖がるんですね。
だからカットできないとしたらここまでいかないとしてもやはり40%とか35%のこういう水準に行ってしまうかもしれません。
やはり何が伝えたかったかというと、この国の中で人口が減っていくだけじゃなくて、経済が弱くなっていくだけじゃなくて、負担がどんどん増えていくということです。

[4900万vs3800万 by2050]
背景にあるこの数字です。

2050年、4900万vs3800万
(4900万)これはまあ「Working Population」
現役世代ですね 15歳から 65歳
(3800万)これは65歳以上

これを見てください1対1.3です。ないしは1対1.2ですね。人類初めてのことです。
1.2人で1人の高齢者を支えていく、つまり平均像、今はもう平均というのは何の意味もなさないんですけれども敢えて平均像をいうなら、自分で稼ぎながら子育てもして介
護もすると、いうような、もう限界です。
これはまさにすでに起こっている地域がありまして鳥取県という私の選挙区だった所なんですけれども、ここはまさにこれ以上高齢化が進まないという唯一の県でして、これ以上高齢者も増えないという県でしてまさにもう起こっていることです。

どうなってるかというとやはり心の問題をも含めて大変な問題が起こっています。

[120→40 by2100]
これは単位がミリオンですけれども2100年までに、今の親の数に出生率が変化しないと、3人4人と産む人が平均的にならないということになります。
すると12000万人の人口が 2100年には
4000万人になります。2900年には『一人』になるということです。『その人が天皇であり首相であり債権者であり債務者であると』
昨日財務省の連中と話していて、その人におっかぶせて良いじゃないかみたいな話しを、『一人』になるという話しですね。
3000年に誰もいなくなるという1000年予測です。
まあ長期予測は難しんですけれども移民を入れなかったらこうなっていく可能性は高い。

ここでまたクイズですけれども4000万というとですね。
日本の人口は着実に増えてきたんですけれども、いつごろの人口だと思います?

答えは明治初期です。あのころは8割が35歳以下だったんです。
今後は65歳以上が 4割なっていくと、構成が違うんですね。
4000万人というのはヨーロッパに行ったら皆さんご存じの通り結構大きな国になります。やはり人口構成というのは全然違いますから、いろいろな問題もチャンスも出てくると思います。

[-50%]
もう一つこれ前提にしなければいけないのは、これはある学者の話しなんですけれども2030年までに半分になっちゃう物がある。

これは雇用です。

何でこんなことを言ったかというとITとロボットテクノロジーいろいろな物があって、これからはテクノロジーが雇用を消していくだろうということです。
ちなみにFacebookの時価というのは下がってしまいましたけれども上場時の時価というのがボーイング社とほぼ同じなんです。
ボーイングの全世界の正社員の数というのは何人ぐらいだと思いますか?

「3万人とか?」

1万7千人ですね。で、1万7千人が生み出す時価総額と同じ物をFacebookが生み出します。Facebookの正社員は今何人か御存じですか?・・・3400人です。

これからの経済というのはより少ない人で、もう皆さんも[GoogleCar]というのはご存じだと思いますけれど、いわゆるロボットと
ITで運転する車です。これはもう実用化されていましてGoogleのキャンパス内をぐるぐる走っているんですけれども、もう普通の道路上も走っています。一回だけ事故があったんですけれども、それが人間の方がぶつかってきたという事故らしいです。
高速バスの事故があったじゃないですか、やっぱり、疲れていた、そして運転を間違えた[GoogleCar]になると道はGPSで絶対に間違えないですし、ロボットが運転しますから疲れない。

3Dプリンターって見たことある方いらっしゃいますか?
二次元のプリンターじゃないですか今のコピーとか、今度は三次元の物がコピーできるんです。つまり製造業とかが大きく変わってきます。人間がいらなくなるんです。

この本にも書いてありますけれども、かつてキヤノンの御手洗さんが発表して大分県がずっこけたという例が、デジタルカメラの工場を新工場を大分県に御手洗さんが作るって打ち出して大分県がすごい喜んだら無人化工場だったと、雇用がゼロだったという。

アマゾンのキンドルストアがきょうオープンしますけれども、あそこの倉庫もほとんど人が働いてないんです。ロボットが全部仕分けをやっています。全部ロボットが出して来て、包装して皆さんのところに届く、という風になっています。

[日本の情報はリスキー(北朝鮮並み)・グローバルでない・記者クラブ制度・広告に弱い]
日本だけの情報に限ると非常にリスキーであるということです。
オリンパスの件もありますし、記者クラブ、広告に弱い体質、そしてやはり日本語の壁、そういった物があって情報が北朝鮮並み、重要情報に限っては北朝鮮並みで北朝鮮よりたちが悪いのは情報が自由にあるように見えるので、そういう意識をみんなが持ちにくいということがあります。
ちなみに全世界にある情報のなかで日本語になっている情報って、推測の仕方が難しいですけど何パーセントぐらいだと思いますか ?
2パーセントぐらいですね。98パーセントの情報が日本語になっていないということでやはり日本だけの情報に限ると非常にリスキーであります。

[自立・責任・決断]
これは本当に海外に住まわれている方がたくさんいらっしゃるので、こんなこと言うのは恥ずかしいのですけれども、学生向けですから我慢して聞いていただきたいんです。日本の外と日本の中をざっくり分けるなら、どういう世界があるかというと、この三つがあるかないかなんです。
日本はこれがない方が良いという社会であって、日本の外でこれがないとやっていけない、だれも助けてくれない。
まあ、いわゆる村社会というやつです。
パイがどんどん増えていて、やはりどちらかというと多様性を排除していく、協調と多様でない純粋培養みたいな物を強めていくことによって日本は強くなってきました。戦後の話しです。

しかしながら生物がこれだけ多様であるということは皆さんには釈迦に説法ですけれども、何か激変があった時にどれかが生き残るように多様性を持っているといわれているんですけれども、今日本は純粋培養を進めてきて村社会でみんなの空気を読んで自律的に決断がない方が出世に有利、社会的地位が高まるなど、そういうことがあったと思います。しかし外に出ると、これ[自立・責任・決断]がないとやっていけない。
そして日本も、もうパイが縮まる世界。
村社会が我々を守ってくれるということが地域社会も国も企業もそういう前提が中々成り立たない。
もちろん政治家も割り振りがあってやっているわけではなくて、守る力はもうないことは皆さんおわかりだと思うんです。
けれどもそれを全国民に対して言えませんから「やります・守ります・これをしてさしあげます」みたいな事をずっと言っているわけです。しかし企業だって定年まで皆さんを雇用して今度は定年後、年金がバトンタッチして死ぬまで面倒をみるということは非常に考えにくいわけです。

地域社会も皆さんの地元とか出身地に帰りになるとおわかりの通りに、商店街も地場産業もズタズタですから地域社会がみんなを守ってくれるのは非常に難しくなってきています。

[日本にしかいられないリスク ・負担が増える中、世界中の同世代と仕事を奪い合う時代 ・世界の同世代は英語ができる
・どこでも働けるサバイバル能力身につけている・安全保障は経済と財政の変数 ? ]
これも釈迦に説法でざっとやらせていただきます。
これは若者向けに描いたんですけれども、これからは負担が増える中、テクノロジーによって、消される仕事を世界の同世代と奪い合う時代になる。
世界の同世代は良いか悪いかは別にしても結構英語ができる。
どこでも働ける能力をつけておかないとやはり厳しい。

それとやはり安全保障です、今韓国や中国ロシアも上から目線になりつつありますので、個別のイシュー(issue)で全部を横串にして話すのは適当ではないのですけど、アメリカでいろいろな国の人たちと話してきたのですが、経済力が落ちていき人口が減っていくと防衛に割ける人間も少なくなるし防衛費も出せなくなります。
そして守ってくれるはずのアメリカから見ても、アジアにおける重要性というのはその地位が低下していけば、どこと組むべきかというオプションをほかにも考えるのは当然です。
ですから力を失っている中で安全保障の問題も必ず出てくるということが一つの日本のリスクだと思います。

[Innovation=?]
イノベーションというのを、これからやっていかなければいけないと思いますね。
付加価値を生んでいく。テクノロジーに絶対負けない。
イノベーションとは何なのかという話しなんですけれども、ここからちょっと教育の話しになりますけれど、イノベーションとは何なのかということを投げかけたんです。
けれども皆さんはどうお考えでしょうか?
機械に負けない世界の同世代のバリバリとガリ勉をやってインドや中国にも負けない・・・

イノベーションの代名詞みたいな人って皆さんのイメージの中ではどなたですか?
Mr.イノベーションみたいな・・・
スティーブジョブスですね。スティーブジョブスがこれ[Innovation=?]をどう定義したか?有名な言葉があるんですけれども、これですね[Connecting
dots?]
 点と点を結びつけることがイノベーションなんだと、どういう意味なんだという話しをね、学生と考えたんですけれども、[iPhone]みたいなやつです。
つまり中にはいっている物はインターフェースをかえることによって新しい物にしていく、点と点をつなげること。
何かこうイノベーションというと、ずっと考えて漫画で言うとパッと電球に火がつくような絵が出るそんなイメージがあるかも知れませんけれど本当にイノベーターみたいな人は既存の物を組み合わせることによって革新というのは起っていくんだよという風にいってます。
ジョセフ・シュンペーター、イノベーションという言葉をうんだといわれる経済学者も同じようなこと言っています。「ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーター(Joseph
Alois Schumpeter)」

[学際研究 ・経済と歴史 ・経済と心理学 ・宗教と科学 ・科学と技術]

ここが日本の弱さと可能性なんですけれどもリベラル・アーツ教育というやつですね。
(*学士課程における人文科学、自然科学、社会科学を包括する基礎分野)
日本の学生というのどうなっているかというと高校生の時に学部を選ばせられるわけです。
やったこともないのに経済とか法学とか理学、医学とか、18歳の時にこういう学問を経験したことのない子たちが選ばされると・・・
皆さんもお考えの通りどういう基準でそうなるかというと、好きだとかやりたいこととかではなくて、たいていの人は偏差値ですね。偏差値で行けるところに行くということで、じゃあ法学部とか医学部とか何大学の経済学部とか何大学の法学部とかあるわけです。

リベラル・アーツは皆さんご存じの通り18歳で選ばせないということです。
まず全部やらせて、その中で組み合わせを自分の中で考えていく。この中でいろいろな新しい学問が出てくるわけです。

・経済と歴史、
今経済史というのがまた脚光を浴びていますけれどもアンガス・マディソン(イギリスの経済学者。フローニンゲン大学名誉教授。経済史、経済発展論専攻。)という大経済史を書いた、2年前に亡くなった方ですけど1000年の経済史といってインドと中国の時代というのが来るというのは間違いだといった人で、
その人に言わせると 2000年の経済を見てみると過去2000年のうち1800年はずっとインドと中国の時代だったと産業革命からの
200年がイレギュラーだったわけで彼はリ・オリエントいった再び東洋の時代になるだけというふうに言ってます。
これも彼が歴史と経済という境界を越えた物をしっかりと研究していたからなんです。

・経済と心理学
行動経済学です。グラフの均衡点で全部説明するというのが経済学ではあてにならないということで市場でやってらっしゃる方なんかは特に釈迦に説法だと思いますけれども、やはり売り手と買い手の心理、今の国民全体の感情とかを考えて株価を想定すると。

・宗教と科学・科学と技術
この辺もそうです。学際研究。

[・Liberal Arts ・Boarding ・Global]
やはり僕は向こうの教育を見ていて今の時代に合っているなあ、と思うのは一つにはリベラル・アーツですね。点と点を繋げていくことはリノベーションが起こりやすいということ、もう一つはBoarding(全寮制・寄宿学校)というやつですね。
日本も昔は全寮制だったんですけれども、なぜ全寮制でなくなったかというと学生運動のせいですね。アジトになってたので、それを徹底的に破壊するということで寮がなくなっちゃったんです。
今東大生の50パーセントが片道通学時間が1時間ですよ。東大が出した統計によると、つまり 1日 2時間も通学に使っているわけです。
1日のうち1/12 4年間にしますと 4カ月、Boardingと差がつくわけです。学校と寮が一緒ですから。

Facebookが出来た過程を題材にした映画でソーシャルネットワークがありました。つまり企業というのは寮の中で起こっているんです。

今シリコンバレーでホットなイシューがアメリカで成功してから世界に行くべきか最初から世界を想定すべきかという議論が起こっていて、今やや優勢なのは最初から世界を想定すべきだという議論なんです。
これ[Boarding]はもう非常に有利で例えば東大の中の留学生の数というのは理系も併せて
6パーセントなんですけれどもハーバードとかイェールは 20パーセントです。
アメリカ人といわれる中でもインド系もあり韓国系もあり中国系もありヒスパニック系もあり、ということで非常に多様です。
私も目の当たりにしたんですけれども起業のアイデアとかです。すぐ寮でみんなを集めて話しあうんです。しかも寮の中にインドから来た人もいますし、イスラムから来た人もいるし、南米から来た人もいますから、中国でブロックされないかな、イスラムのしきたりに合ってるかなとか南米でどうかな、など。最初から世界でスケールするような可能性を吟味できるようになっている、そんな環境にあります。

[Boarding]というのは24時間通学がないので時間のロスもないし通学時の事故もなく、寮は良い物だと思います。やはり学生がグローバルだということです。

[・US universities srill No.1? ・Reverse innovation in emerging countries ]
あとリバース・イノベーションいう本が出ましたけど、皆さんの中でこの本を読まれた方いらっしゃいますか?僭越な言い方ですけれどもこれはぜひ読まれた方が良いと思います。
なんだと思いますか?リバース・イノベーションって。まあ、逆イノベーションというやつですね。
普通イノベーションというのは最近までは先進国で起こって新興国に伝わっていくという図式が上から下へ流れるということです。
今や新興国から先進国へどんどんイノベーションが伝わっていく。新興国でイノベーションが起こっている。
よくインドや中国のことを三丁目の夕日の時代だと云いますけど、私が行ってみて一番違うと思ったのはテクノロジーを持った三丁目の夕日でなんですね。
テクノロジーが非常に有効に使われています。なぜかというとインフラが弱いからです。

[・モバイルバンキング世界一は? ・自然エネルギー最も活用している国は? ・IT農業や漁業といえば ・農業技術世界一は? ・心臓バイパス技術世界一は?]

例えばモバイルバンキングが世界で一番進化しているのはどこだと思いますか?

「バングラデシュ?」
近いですね、そこもそうです。実はケニアなんです。一つは英語が出来るということと電話線網がズタズタだということです。銀行の支店もなく、フィジカルなインフラがなくバーチャルなインフラにすべて集中しています。しかも英語圏だということで複雑なモバイルバンキングがケニアで起こっていて、そこを今先進国が研究して学んでいます。

次は自然エネルギーの有効活用です。スマートグリッドを含めた有効活用が世界で一番進んでいるところはどこだと思いますか?

インドネシアです、なぜかというとインドネシアは
4000の島からなっているので送電線を引こうと思っても引けないんです。エネルギーを現地調達ということで世界のエネルギー会社が実験という名目で風力とか、太陽光では太陽光パネルをおいてそこで自給自足をしていくような仕組みをもう作っています。だからスマートグリッドはインドネシアから学べという時代になっています。

IT農業は先ほど言われた通りインドです。インドの領主とか農家はブラックベリーを見ながらシカゴの穀物先物取引き所の価格を見ながら、来年何を作るかということを見ています。そしてどの港で水揚げをするのが良いかというのを瞬時に見て、船の方向を決めるというのも一般的です。

私の友達でハーバードのMBAをとって、お医者さんなんですけれども、今彼が研修している病院がインドのNH
Hospitalというバンガローにあって、心臓のバイパス手術に特化しているんですけれども、その病院が今度アメリカに逆上陸してくるんです。心臓バイパス手術の値段はアメリカで大体受けるのに\200万です。ざっくり言いますけど。
それがインドで受けると \20万、1/10なんです。
インドで心臓バイパス手術を受けたくないよ、という人もいらっしゃるかも知れませんけれども、そこの生存率は倍高いんです。しかも検体、つまり手術をうける人の症状というのも悪化度というのもインドの方がはるかに低いんです。
ではなぜインドの方が技術の高い心臓バイパス手術ができるのかというとはっきり言って手術をやっている数が違うんです。年間に 2000件この病院ではやっているんです。
アメリカで一番大きな病院でもやはりその1/10です。やはり学習効果が違うんです。
それとアメリカの最高の病院と同じ医療機器を使っています。
しかし 10倍の数をやっていますから一人当たりの固定費が下がっていくわけですね。
世界最高の心臓バイパス手術が今インドのバンガローですけど、その病院が今度アメリカに逆上陸します。アメリカの値段の半分でやれるようになると思います。
つまり先進国だけ見ていたら我々の未来はわからないということだと思うんです。

どこからライバルが現れるかわからないですから、
GE(General Electric)とかP&G(The Procter & Gamble
Company)とか全世界のR&D(研究開発)の拠点はインドにおいています。
インド人は何をするかわからないんです。\20万の自動車をだしてみたりとか、ナノというやつですね。\7000の大型冷蔵庫が今売れているんですけれども、スラム街向けの、それが結構品質が良いんですね。85パーセントのコストカットをして50パーセントのパフォーマンスというのをめざしているらしいです。今、先進国で売れている物の半分のパフォーマンスの物を85パーセントの割引で出すというのがインドのやり方だそうです。今度スラム街向けに
\3万の家というのが出たそうですね。テントより安い。

[・昨年のガイドブックは役に立たない ・新興国は先進国と途上国のミックス ・BOP狙う必要ない(アンゴラ、ナイジェリア)
・新興国のエリート教育>日本の教育 ・日本語訳の世界情報は英語の2%未満 ・日本語の壁守ってくれない ・日本人しか造れない?本当か?
・類似技術は世界にあり]

世界に出られている皆さんには釈迦に説法なんですけれども去年のガイドブックはもう役に立たないという時代になっているんです。10年前だったらそのまた10年前のガイドブックでも同じだったと思います。
トルコというのはこんなもんだ、ブラジルで行ったらここにいけば良い、インドというのはこんな国だよ。ずっと変わってなかったんです。しかし最近は
1年たったらガイドブックというのは見どころとかレストランとか全く当ててならないですよ。
新興国というのは進んだところと遅れたところのミックスですね。

BOP(世界の所得別人口構成の中で、最も収入が低い所得層を指す言葉)狙う必要ないというのはナイジェリアとかアンゴラに行ってびっくりしたんですけれども、ナイジェリアに最近行かれた方っていらっしゃいますか?
もうドバイみたいな感じです。石油が出る、英語圏がある世界中の資本が入ってきますから、エネルギーも。ものすごくセンスの良いクラブとかレストランとか食材とかワインなんかでも日本より良い物をだしてます。
アンゴラというのは外務省でも問題なっていましてアンゴラの何が問題かというと首都の家賃です。東京の港区より高いということになっています。
つまり外務省の役人の手当てというのは国の等級によってだされるわけです。
ちょっと前までアンゴラって最低水準だったんです。今その水準だとアンゴラの領事館も引き上げなきゃいけない、そして今アンゴラの外交官はスラム街みたいな所に本当に住んでいるんです。
我々が与党だった時に対応できなかったんです。アンゴラの外務省の人が頼むから上げてくれ(手当て)と言うんですけれども贅沢いうな、カットだとアフリカにいて何がそんなに
30万円の家賃だとか言っていたんですけれども、よく調べたらそんなことになっていたんです。

アフリカというのは新中間層というのがどんどん出ていて一寸前までBOP子供ピラミッドといって
1日1ドルで生活している人を狙えというような本が日本でたくさん出ていたんですけれども今やもう中間層が人口の半分つまり10億人いますから5億人は中間所得層ということになっていますから日本ではその意識がまだ足りないかも知れませんけれども富裕層を狙えというように切り替えています。

先ほどの話しで私がお化けのQ太郎みたいなひとに囲まれている写真がありました。あれはどこかというとアブダビで、私が4年前に鳥取県のスイカを売りに行った時の写真なんですけれども、あの人たちはアブダビ政府の閣僚なんです。
隣にいた津川雅彦みたいな人が文部科学大臣で右側にいた人が農林水産大臣、彼らにスイカを献上にいって、この後の写真は撮らせてもらえなかったんですけれども皇太子に平の議員がさしで会えたのは僕が初めてらしいんです。何か車とか原発じゃなくてスイカを売りに来た議員がいるから会ってやろうというので、僕は赤いスーツ黒いドットのネクタイ緑の靴でいったんです。スイカのコスプレです。
あれ以上やったら撃たれますって大使に言われたんで。3回検閲されたんです。
皇太子のところに行くまでに3回ともマシンガンに指がかかっていたって、大使が言って、脂汗をかいたですけど、まあ、あってくれました。
その姿で渡したところで皇室アルバムみたいなテレビ番組がありましてゴールデンタイムに流されるそこに使っていただいて、次の日たまたまスーパーでセールをやったら
1個 3万円の値段がつきました。スーパーが付けたんじゃないんですけれどもね。

ただ私がやりたかったのはスイカを売りに行ったことじゃないんです。スイカのような農産物は輸出をしても輸送コストがかかってしょうがないわけなんです。
金銭感覚のおかしい人に売るのは正しい商売なんですけれども、それでもサスティナブルじゃないので、私がやろうと思ったのはスイカを作る技術を売りに行ったんです。
スイカを作る技術というのは何かというと鳥取のスイカがやはり世界一甘いんですよ、糖度で14度、イチゴと同じぐらい甘いんです。では何でこんなことができるかというと鳥取というと砂丘ですよね砂地で作っているからです。
寒暖の差があるから果物や野菜は甘くなるんです。梨とかもそうですね。乾燥地の農法というのは鳥取県は結構日本では最高技術持っていて、東京大学と一緒に編み出しているんですけれども、これを乾燥地であるアブダビに売りに行って来たんです。実はところがこれは負けたんです。

どこに負けたと思いますか?

つまり、この話しは日本にしか作れない、結構日本人は自己満足でこの技術は日本にしかない、日本は最高だとか思っているんですけれども、実際に売ってみると手ごわいのが世界中にあるわけです。似たような物が安かったりするわけです。
農業技術で世界最高峰といったら皆さんどこだと思いますか?
イスラエルなんです。イスラエルにいかれた方もいらっしゃると思いますけれども、砂漠の中のど真ん中に信じられないような奇跡の国と言われています。
しかも周りが敵に囲まれていますよ。周りから食料を買うわけにはいかない、安全保障で一番大事なのは食糧であるので、砂漠の中で農業をやる技術を徹底的に鍛えたんです。
頭が良いですから1滴の水も使わずにトマトを作る技術があるんです。乾燥地で甘い果物を作るという技術を彼らはもっていたんです。しかも彼らの方が安い。
アラブ人てユダヤ人をうまく使ってるんだなあって思いました。けんかしてるようで裏で手を握っている。

つまりもう世界を見ていないと日本だけみたいな技術というのはどうなると思います?
日本ではいけてるみたいに思ってますけど、例えばカルロス・ゴーンが言ってましたけれども板金技術です。
トヨタはこれから海外にもっと出て行くと言っていますけれども下請けは全部連れていくスタイルです。
日産というのは下請けを連れて行かないで公平に現地の下請けと下請け候補を競わせる。
それでカルロス・ゴーンが全部調べたらインドネシアやタイにも日本で世界1といわれている板金技術に似たような物がある、ということが分かったといっていました。だから日本人しか出来ない技術ということを、これからはずっと思っていて良いのかというのが私の問題点です。
ここからちょっと字ばっかりだと何なのでヴィジュアルでクイズを出していきたいんですけれども、世界ここはどこでしょうみたいな感じでここはどこでしょう ?

フェラーリのマークがあります。これはアブダビなんです。
フェラーリの筆頭株主が今アブダビ政府なんです。
エフワングランプリの最終戦て今アブダビでやっているんです、十一月に第1回にスイカを持っていったこともあって皇太子から招待されて見に行ったんです。ヤス島というところにあるんです。平和の島という意味でヤス島です。
ヤス島はサーキットのために作った人工島なんです。この、サーキットを引っ張ってくるためだけに作った人工島は2兆円をかけて作ったんです。子供手当の2/3ぐらいです。くれよと思いましたけど。

このフェラーリワールドという世界最大のテーマパークなんです。
世界最大の屋内型テーマパークです。東京ドーム23個分程あり、この外が50℃、中が19℃、入る時に心臓が止まりそうになる、ヒートショックがあるようなところなんですけれども一寸前まで砂漠でラクダを引いていたような人たちが、今こんな物を作っているんです。
アブダビというのは凄くてサディヤット島という文化島も今作っていまして、そこにルーヴル美術館の別館というの世界で初めて作ります。ルーヴルは飾ってある物より在庫の方が何倍も多いんです。その在庫を全部買って、ルーヴルの在庫をここで展示すると。
凄いのが美術館とか海洋博物館を作って、その海洋博物館のデザインを安藤忠雄さんがやられたんです、安藤さんから聞いたんですけれども、
「たまげた、大丈夫かアブダビは」と、予算をきいたんです、いくらでと。
予算はないと言われたんです。
「ないとはどういうことだ」、
制限はないと言われたんです。
そのルーブル美術館の方はイタリア人がデザインしてとんでもないデザインになってますけど。

これは皆さんどこかご存じですか?

シンガポールです。
これは日本で言うと建築基準法違反の建物です、完全に55階建てのタワー三つを150mのインフィニティプールで繋ぐ。シンガポールでも一人当たりの国民所得で日本を抜いて、とっても豊かな国になっていますけれども未だにバブルが絶好調で不動産価格もバブルから
5年たってもまだ上がっていますね。どんどんどんどん高層ビルが立っています。

ここはどこでしょう?

上海ですね
これが森さんが作ったやつ、ここの隣に今上海タワーが立っています。もう本当に 3カ月見ないと変わってしまう。

これはちょっとわかりにくいんですけれどもイスタンブールです。
イスタンブールもこんなになっちゃった。

これはどこかというと
これはモスクワですね。本当にここはバブルです。

余談になりますけど今中国が日本との関係は日本だと日中関係の話しばかりしますけど、中国国内での問題というのは中国の共産党政府の上層部の資金、資産力というのが非常に問題になっていますね。
この前ちょっとIMF世銀総会に来ていた連中から聞いた話しなんですけれども、中国の全人代、日本の国会にあたるところですね。あそこは選挙がないんですけれども全人代トップ70人の持っている資産、どれくらいだと思いますか?
70兆円だそうです。一人 1000億円というかなり精度の高い情報を、ある中央銀行の関係者に聞いたんですけれども。それで笑ったのが習近平の方がロムニーより資産が多いというのがわかったそうです。

でも習近平は世界の元首としては 2番目になるらしいです。
一番は誰だと思います?
プーチンなんだそうです。
つまりこれは何が問題かというと、今までは重慶市長とか地方の首長にそういう疑いがあるというのが問題で、それを中央政府がやっつけると月光仮面みたいにやっつけるということで国民の不満は抑えられてきたんですけれども、これも皆まあ薄々中国共産党のトップがもっているんじゃないかと思っていたんですけれども、ブルームバーグが出しちゃいまして、で中国国内ではなんだお前らもか、みたいな話しになって不満が高まっていると、こういうことが背景にあるということです。
だから変な効果で外国のメディアに対する検閲に関する圧力が高まっているそうです。
それを否定しなかったんです。中国政府は。ロシアもそうですね、ほんとに官僚とか政治家がすごいお金を持っている。

僕はモスクワ・シティで一番高級なクラブ、Clubっていうのは銀座のクラブみたいのはないですから、ディスコをみたいなところです。そこのオーナーがたまたま知り合いでテキサス州出身のアメリカ人がもっていて、この位のテラスの貸し切り料金が一晩で1000万円それをみんなキャッシュで払っている。
もうみんな恥ずかしい人たちなんです。一寸前までやってもやらなくとも給料が同じという人たちですから、差がつく世界になったら見せつけたいそうですね。
ブリタニカ百科事典みたいな札束をもって渡してるんです。見習う必要はないですけど。

これがアンゴラのコーストラインです

欧米のエネルギー会社の人たちを住まわせるような高層マンションがどんどん立っています。こういうところの家賃が港区よりも高いということになっています。

[・若者はバブルを経験せよ ・円高のうちに行け! ・迷っていればハードルは上がる! ・肉食猛獣に囲まれ腕を磨け!
・感謝の気持ち-日本人に生れて金メダル ・ロールモデルを探せ! ・教養と科学思考を磨け! ・多様性に慣れよ!
・癖(学習・自立・責任・決断)をつけよ! ・本当の愛国心を育てよ!]

まあとにかくこの本にも書いてあって学生にもいったんですけれども、バブルを経験した方が良いと、縮小するパイの中で縮小する考えの中で安定していても、それはもう若者らしくないと発想を拡大させた方が良い。いろいろな人と議論をしたんですけれども日本は安全かという議論をしたんです。
今一番危険なところといわれているシリアですけれどもシリアで騒乱が起こってから死んだ人は 2万人です。
しかし御存じの通り日本は 3万人が公式統計で自殺していますけれども警察が自殺と断定しないものも含めると10万人といわれてますね。
バグダットで殺されたアメリカ兵今までで6000人だそうです。
まあバグダットやシリアとどちらが危険か話しをしたんですけれど、やっぱり安定して治安は良いですけれども、ずっとデフレが続いている中にいて空気を読みあって村社会みたいな暮らし方をしていると、別な意味の危険があるんじゃないかという風に思います。

[円高のうちに行け!]
あとやはり私が学生時代に比べてはるかにディスカウントされてますね 78円とかから79円とか、なんでいかないのかと(*海外に)!

この中に経済の専門家の方がたくさんいらっしゃいますけれども、これが続くかどうかですね。いつまでもつのかと気がついたら 1ドル100円とか
150円とか 300円とかなっているかもしれませんよね。ドルが安いうちに行けと。

[迷っていればハードルは上がる!]
僕の友達にも結構いたんですね。行きたいけれども
3年後、5年後とか言っていたら、できちゃった結婚したとか、親が倒れたとか、現実的にそうなると行けなくなりますから。
それと私が一番この本の中で強調したかったことは、
多様性を身につけろ、多様性に触れろ、ということもあるんですけれども。
日本に生れて金メダル、感謝の気持ちを持ってほしいと。
他人の飯を食って初めて親のありがたみがわかるということはよく言いますけど。

僕も政治家の時でも結構海外に行っていたつもりですけれども、ゼロ泊何日とか多かったですから。
去年1年間ずっと海外に行って日本を眺めるとこんなに好かれている国はないですし、まだまだ日本の潜在能力はすごく高いんです。
さっきアジアのすごさをいろいろ紹介させていただきました。けれども実はアジアから見て日本の内需というのは圧倒的なんです。
まだまだそうはいっても内需の規模やもちろん洗練のされ方、日本に見合うようなところはなかなかないです。
だから日本の魅力というと、日本が嫌いというの人には世界でほとんど会ったことはないですね。
これだけ好感度が高くて世界一強いパスポートと世界一強い通貨を持っているうちに世界にいかない理由はないだろうと。

[・面積62位位(G7、4位) ・人口10位(G7,2位)・軍事力7位 ・経済3位 ・一人当たりGDP16位 ・金融資産2位
・億万長者数2位 ・消費者洗練度1位 ・総合力世界2位]

私のいるシンクタンクでも競争力分析というのはこういう数値をだして総合力を競うわけです。日本というのは、マスコミも政治家もある部門を切り出して一番その部分が良いところと比べて自虐的になっているんです。
年金制度だったらスウェーデンと比べる、経済成長率だったらシンガポールと比べるんです。グローバル企業の成功だったら韓国と比べる、シリコンバレーみたいなところと比べるとか、しかしそれらを合成した国家は世界に一つもないですから。
シンガポールと比べたら向うは人口500万ですよ。むちゃくちゃ向うの方がコンプレックス思っていますね。
それで、一時期日本からたくさんシンガポールへ行っていた人がいましたけど、シンガポール人に言わせると、俺が交換したいよパスポートを、俺が日本人になりたいという風に言ってましたね。
例えばスウェーデンの年金だって800万人(*実際945万人)の人口ですからその年金制度を 1億2千万人の国に導入するのはどだい無理なわけですね。

総合力を見てみるとやっぱり中国よりまだ上なんですね。すべての面で、しかし皆さんには釈迦に説法ですけれども、この状態を数年続けたらやはり厳しいと思います。
韓国の97年のIMFショック、非常に良かったんです。
何が良かったかというと新興国が目覚める前にショックを受けたんで彼らのスタートダッシュの切り方も良かったんです。
もし日本がこれぐらいで目覚めなくて
10年、20年後に目覚めたとしたら世界中ライバルだらけで、さっき言ったようなリバースイノベーションが起こってますし、やっぱりそろそろ目覚めないといけない。
それはもちろん今の政治家とかリーダーの方も私も含めて、直さなければいけないんですけれども、やはり次の世代の人たちですね、この人たちを外に出して覚醒させるということが必要じゃないかと思います。
やはり近代日本が伸びた時ってそういう時代だったと思うんです。

明治維新のころ日露戦争の直前そして戦後の復興期、謙虚に日本人がたくさん世界に出て行って学んで良い物を取り入れた、その時の日本は非常に伸びていくわけです。ところがもう成熟したから良いんだとか、日本は先頭に出たから後は身をまかせれば良いんだとか、日本は世界に誇る物がたくさんある。みたいなことでは一寸どうかなという風に思っています。

[・感謝の気持ちを忘れるな! ・勝手知ったる祖国である ・まだまだ悠然たる内需がある(+3000兆円) ・立て直せるのは世界を見てきた君たちだけだ]

こんな風にまとめを作ってみました感謝の気持ちを忘れるなということです。

結論はBMB

これはオチなんですけれども
BMBというのは車の名前でも体脂肪率でもなくて
Buy My Book(私の本を買ってね。)
これでお時間が尽きたところで皆さんご清聴ありがとうございました。

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