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【コラム】ソフトバンクのスプリント・ネクステル買収で国内携帯電話メーカーはチャンス到来!?


低迷する国内携帯電話メーカーにはまたとないチャンスか?
既報通り、ソフトバンクは2012年10月15日、米国携帯電話事業3位のSprint Nextel(スプリント・ネクステル)を買収を発表した。Sprint Nextelの70%の株を取得したことで、先ごろ買収した国内シェア4位のイー・アクセス(イー・モバイル)と昨年出資したウィルコムを合わせて売上高では世界第3位の携帯電話事業者が誕生したこととなる。

15日に開催された記者発表会のプレゼンテーションに登壇したソフトバンク代表取締役社長 孫正義氏は、今回の買収によって、ソフトバンクモバイルとスプリント・ネクステル双方に、スマートフォンの端末調達やLTEなどの通信インフラ(基地局など)において、共通の機器を調達や携帯電話メーカーや基地局ベンダーの購買力が上がることにより、調達力や購入コストへのシナジー効果が得られるメリットがあると説明した。

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プレゼン資料におけるシナジー効果部分には、AppleやSamsung、HTC、Motorolaといった海外メーカーの名前が並ぶ

このうち携帯電話の端末調達で想定されていたのは主に海外メーカーだと思われ、実際、プレゼンテーションの資料にはAppleやSamsung、HTCなどといった海外メーカーのロゴが多く掲載されていた。質疑応答でも、海外メーカーを想定した質疑が多かった。

しかしながら、今回の買収の影響としては見逃してはならないのは、国内携帯電話メーカーが、スプリント・ネクステルを通して米国(海外)市場に、国内メーカー製スマートフォンや携帯電話を供給する大きなチャンスが生まれるということだ。

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ソフトバンクモバイル向けの国内携帯電話メーカー製スマートフォン。左からシャープ、富士通、京セラ、パナソニック、NECカシオ

現時点で富士通もソフトバンクモバイルにスマートフォンを供給を開始しており、NECカシオモバイルコミュニケーションズやパナソニックモバイルコミュニケーションズ、シャープ、京セラに至るまで、すべての国内携帯電話メーカーがソフトバンクモバイルに製品提供できる関係にある。

特に、シャープは、J-PHONEやボーダフォン時代からソフトバンクモバイルとの付き合い長く、絶好のチャンスと捉えて欲しいところだ。

通信方式を見ても、スプリント・ネクステルは、KDDIと同じCDMA2000を採用しており、最近では、通信チップセットがソフトバンクモバイルが採用するW-CDMA用とCDMA2000用と両方が用意されていることも多い。iPhoneもCDMA2000にも対応した製品が出てきたとことがあり問題はないだろう。

世界市場では、ソニーの完全子会社化で国内メーカーに復帰したソニーモバイルコミュニケーションズが唯一トップ10入りしているが、それ以外のメーカーはすべて合わせても数%(ICT国際競争力指標によると2012年時点で1.9%)しかない状況で、非常に苦戦している。

こうした状況の中で発表されたソフトバンクのスプリント・ネクステルの買収……どうにかソフトバンクとスプリント・ネクステルの米国(海外)市場のパイプを利用し、世界市場で花を咲かせて欲しいものだ。

記事執筆:S-MAX編集部

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