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経験不足でもチャンスをもらえる若手の共通点

 20代のビジネスパーソンの場合、まだまだ実務経験が少ないため、どうしても先輩社員に後れを取ってしまう場面が多いはず。
 しかし、それでも上司や先輩の目に止まり、徐々に頭角を現す人もいます。

 そういった人は、その他大勢の人とどこが違うのでしょうか。

 今回は、20代のビジネスパーソンに向けて、社内外の人から一目置かれる人になるためのルールを紹介している『なぜか「目にとまる人」になる100のルール』(日本実業出版社/刊)の著者である、福田稔さんにお話を伺いました。

―本書『なぜか「目にとまる人」になる100のルール』は、「若手ビジネスパーソンが力をつけ、周囲に認められるためにどうするべきか」がテーマとなっています。このような本を執筆しようと思ったのにはどのような理由があるのでしょうか。

福田「若者の離職率の高さが問題になっています。離職の原因の大半は人間関係の問題。
それも、「自分はこんなに頑張っているのに認めてもらえない」という不満が大きいのです。
もしかして上司は人を見る目がないのでは、という不信や不満が離職の引き金になったりします。でも実は、自分の頑張り方にも問題があるのです。だから、「頑張る」にしても正しい頑張り方」をお伝えしたうえで「正しく頑張っている自分」を上手にアピール方法が必要と考えたのがきっかけです」

―若手ビジネスパーソンはまだ経験が浅く、仕事のスキルも未熟な場合が多いですが、それでも職場で振り落とされたり孤立せずに仕事を続けていくために、どのような心構えを持っておくべきだとお考えですか?

福田「自分をアピールしようとするばかりでスタンドプレーに走る人は叩かれますし、周囲からも孤立します。かといって目立たないと誰からも相手にされません。だから、さりげなく目にとまる人を目指すべきだと思います。ちょうどいい目立ち加減が大切なのです。さりげなく目にとまる人になるために、本書にも書きましたが、日々の仕事日誌のようなものを記録することをお勧めします。
会社では1年単位で同じような仕事を繰り返しており、「去年はどうしていたかな?」と上司がつぶやいた瞬間に、「去年はこうでした」と即答できれば、「やるな」と思ってもらえます。このように1年間の仕事の記録はその後のあなたの大きな武器となります」

―本書で取り上げられているルールの中でも特に「理想の部下とは、有能より有用な人」というルールが印象に残りました。能力の高い人よりも、使い勝手のいい人の方が上司に喜ばれる理由を伺えればと思います。

福田「自分の能力をアピールしようとあせると、上司からみるとかえってうっとおしい存在に見えたりします。その点、使い勝手のいい人は、何かにつけ仕事を言い渡されるケースが増えてきます。中には難易度の低い仕事もあるでしょう。その仕事で、上司をアッと言わせるスピードとレベルで仕上げてあげる。そのほうが確実に上司も喜んでくれますよ。有能さのアピールは、有用さを認められた後からいくらでもチャンスが転がり込んできます」

―「有用な部下」になるために、どんなことをするべきなのでしょうか。また、有用な部下と思われることには、さまざまな仕事を頼まれて処理スピードが上がり、仕事の覚えも早くなるという利点もありますが、反面仕事を抱え込みすぎて最終的に手に負えなくなってしまうことも懸念されます。

福田「特に新卒社員などは、任された仕事を断りにくいのではないかと思いますが、「有用な部下」でいながらも、どのようにタスク量をコントロールしていけばいいのでしょうか。
抱え込まないようにするためには、今、自分が抱えている仕事量を、ある程度、上司にも知らせておく必要があります。自分の仕事の「見える化」ですね。
具体的にはこまめな報連相も大切です。自分の抱えている仕事の量や難易度、進捗具合を上司に知ってもらうには報連相がいちばん有効なのです」

(後編につづく)



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