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スティーブ・ジョブズと法然さん

スティーブ・ジョブズと法然さん

早いもので今日はスティーブ・ジョブズの一周忌。アップルのWEBサイトではトップページで追悼ムービーが流れています。

http://www.apple.com/jp/

手元に握りしめたiPhoneでジョブズの死を知りました。

IT技術がハードやインフラ面で成長進化してたどりついた時代に、その使い方の解答を出したのがジョブズでした。

難しいものを誰もが使える庶民のものに。

鎌倉時代に法然上人という一人のお坊さんがおられました。浄土宗を開かれたお坊さんです。

一部のエリートのための閉じられた仏教を、だれもが実行することができる「南無阿弥陀佛」という念仏行として再編集し、庶民のための仏教へと変革されました。

法然さんは「自分の遺跡は念仏を称える人がいるところ」といい、堂塔伽藍を作るのではなく念仏を唱える人を増やすことが大切と弟子に説かれました。

アップルストアの賑わいやジョブズがこの世に送り出した製品群に囲まれた生活に、そして人々が称える南無阿弥陀佛というお声に、偉大なお二人がまるで今でも生きているかのような気持ちになります。

仏教には苦しみの原因となる「執着」を手放すことが説かれます。「執着」と似た言葉に「こだわり」という言葉があります。法然上人やスティーブ・ジョブズは「執着」で凝り固まってしまった世界を生活者目線、庶民目線で「こだわり」ぬき、未来を切り開かれていかれたのではないでしょうか。

自分が「こだわり」ぬき、信じきったもの、選びとったものを人々にも広めていく。

ジョブズの命日に、あらためて僧侶として自分が世界に残すべきものを考える一日を過ごしました。

明日から三連休。皆さんよい週末をお迎え下さい!

合掌 南無阿弥陀佛 松島靖朗拝

○連載:ITビジネスマンの寺業計画書

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松島靖朗:彼岸寺

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