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強力な台風が発生しやすくなっている理由

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 猛暑、ゲリラ豪雨など近年、日本で異常気象が多くなってきているのは気のせいではないだろう。
 このような異常気象は日本だけではなく、地球のあちこちで観測されている。自分の住んでいる地域もいつ異常気象の影響を受けるかわからない。なぜ、ゲリラ豪雨は降るのか? 台風はどのようなものなのか?基本的なことは知っておいて損はない。

 『天気と気象がわかる!83の疑問』(谷合稔/著、ソフトバンククリエイティブ/刊)は、天気と気象の83の疑問を設定し、解説する一冊。最初の章で、「気象の基礎知識」編として気象原理をわかりやすく紹介し、とっつきやすい内容となっている。

 8月も終盤、9月にかけて台風が多くなる季節だ。台風とよくいうが、どういうものか説明できるだろうか? 台風とは、赤道気団の中でできる熱帯低気圧が発達し、最大風速が秒速17.2m以上になったものをいう。熱帯低気圧が発達すると巨大な積乱雲となり、反時計回りに渦を巻く。その中心には雲がなく、地上がのぞける穴が開いている。これが台風の目だ。
 最近の台風は、より強力になっているという。熱帯低気圧にエネルギーを供給するのは暖かい海水だ。赤道周辺の海水温度が26度を超える海域では、水蒸気がどんどん供給されるため、熱帯低気圧は台風へと発達していきやすくなる。これまでは、北上するにつれて海水温度が低下するため、供給されるエネルギーが減り、台風はその勢力を弱めてきた。しかし、地球温暖化の影響か、最近は日本近海の黒潮の海水温が高くなっているため、これまでは日本近海で弱まっていた台風の勢力が一向に弱まらず、強い勢力を保ったまま日本周辺を通過したり、上陸する。これにより、大きな災害をもたらしてしまうことになるのだ。

 他にも夏に多い気象としては、ゲリラ豪雨だ。都市部で集中豪雨が頻発しているが、この原因と考えられているのが、都市のヒートアイランド化だ。コンクリートにおおわれた都市では、夏の日射によって局地的に強く熱せられるところがある。すると極めて狭い範囲だが、強い上昇気流が発生し、積乱雲を急速に発達させ、その結果、わずか数km四方に短期間で豪雨を降らせることになる。

 気象は私たちの生活に直接影響を与えるものだ。なぜ、このような気象になるのかと疑問に思ったら、本書を手にとってみてはどうだろうか。
(新刊JP編集部)



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