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リコーの高級コンパクトデジタルカメラ『GR DIGITAL III』に込められた強烈な信念

GR DIGITAL III


先日の記事でもお伝えしたとおり、リコーから最新型高級コンパクトデジタルカメラである『GR DIGITAL III』が8月5日に発売開始された。スペック的な部分もさることながら、その製品思想の部分に並々ならぬ開発陣の意気込みか感じられたため、今一度整理してみたいと思う。結論から言うと、この『GR DIGITAL III』には非常に強い信念が感じられる。

GR 3代


– デザインを変えないという確信
発表会でリコー パーソナルメディアカンパニー プレジデント湯浅一弘氏が冗談めかして言っていたのは「もし(旦那さんが『GR』シリーズを)買い換えたとしても、奥さんにばれないですよ」という笑いを誘う例えであった。そのくらい、今回の『GR DIGITAL III』のデザインは前機種と酷似している。フロントに刻印を彫りこみ、高級感がアップしている点で見分けることはできる。このデザインを受け継いだ理由は、GRユーザーからの声とこの大きさ、スタイルへの信頼であるという。ユーザーの信頼が「変わらないデザイン」という解を導き出したとも言えるのではないだろうか。

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– カメラとしての快適さを追従する姿勢
記者がスペック表に載らない部分で感銘を受けたのは、全体のレスポンス性能の向上である。発表会では『GR DIGITAL(初代)』『GR DIGITAL II』『GR DIGITAL III』が手に取れる場所に複数展示され、手にとって比較できる状態となっていた。実際に『GR DIGITAL II』と『GR DIGITAL III』を同時起動し、同条件で試写するとその違いが歴然となる。特に起動の速さ、そして最高画質で撮った後のメモリ書き込み~撮影可能体制への移行については、開発陣の努力の跡が見える。レスポンス向上のみならず、像面湾曲の克服のために新方式採用となったマクロモードなどにも注目したい。レンズの一部が移動し、マクロモードに最適なポジションをキープするという機構は、特定のカメラ好きから確実に賛辞を得られるものの、気づかぬ人も多い部分であるかもしれない。しかし、このこだわりが『GR』というブランドの姿勢であるという点でも象徴的である。そういった意味では、『新GR LENS』で採用された「28mm/F1.9」というスペックにも、数字のみでは語れない研鑽(けんさん)があったであろうことを察せざるを得ない。

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記者:

「予備校生のような出で立ち」で写真撮影、被写体(スチル・動画)、記者などできる限りなんでも、体張る系。 「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」などの特殊な性質がある。 好きなもの: 食べ物の写真、昔ゲーム(の音)、手作りアニメ、昭和、穀物

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