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【オトナ女子コミック部】26歳で処女。このまま一生“独女”かもしれない私の憂鬱。『ときめかない日記』

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【オトナ女子コミック部】26歳で処女。このまま一生“独女”かもしれない私の憂鬱。『ときめかない日記』

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「お母さーん 私いままで一人も彼氏いないんだよ 知ってる?」

という心の声を内に秘め、誰にも告白することもされることもなく、気づけば26歳になっていたOLの山田めい子。26歳で恋愛経験ゼロでいまだに処女って、もしかして私の人生やばいのでは? 焦り始めためい子は何かに追い立てられるように“恋活”に踏み出すが……。
大学時代からの親友が彼氏と同棲を始めた。
故郷の母親から唐突にお見合い写真が送られてきた。
(しかも相手はどいつもこいつも見事に冴えない男ばかり)

こんな些細な2つの出来事に背を押されて、「脱・処女!」を目標におそるおそる一念発起しためい子。とはいうものの、周囲を見渡しても恋愛フラグはゼロ。ここからめい子の大迷走物語が始まります。

やっぱりお見合いなんてありえない。
でもこのままじゃ私が選べる男ってあんな程度。
そもそも出会いがないからいまだに処女なのかな。
え、じゃあ試しに「出会い系」でネット検索してみる? 
そこで知り合った人と会って映画観てゴハン食べてみる? 
いや、いっそ身近で結婚してる人好きになってもよくない? 
そういえば同じ部署の福岡さん(既婚)はいいなって思ってたし……。

どうです、この26歳処女の迷走っぷり。
恋愛経験ゼロということは、恋愛スキルもゼロということ。世間一般の26歳女子よりもそっち方面が相当不器用なめい子は、こんな風に誰に相談するでもなく、頭の中で思いつくままに「好きになれるかもしれない相手」「セックスしてくれるかもしれない相手」を探して行動に移ります。

出会い系で知り合った相手とのデートでも、初めて家に男の人を呼んだときも、「それで私は何がしたいんだっけ」「こういうものなの?」と悶々と自問自答しながらも、「なんとかこの状況に乗っからねば」と奮闘するめい子の姿は、とことん地味で不器用でもどかしくて、残酷なほどにリアル。恋愛らしきシチュエーションには何とか持っていけても、いざとなると頭と心がついていかない。だから空回りしまくる。そこが痛い。痛々しい。

直接的には描かれていませんが、主人公は決してブスじゃないし(美人でもないけど)、周囲を困らせる変人でもない。「なんとなく処女のまま26歳になった」ごくごく普通のOL、社会人です。「自分はダメだから」と思い込み、出会いがないまま今日まで来てしまった。ただそれだけのこと。そして、それって普通にあり得る話ですよね? 

「もうとっくに処女じゃないし、今ちゃんと彼氏がいるし」という人も、既婚者も、はたまた男性でも、心の隅っこに「自分に自信が持てない」というコンプレックスを抱えている/いた人は、めい子の不安や憂鬱にきっと深く共感できるはず。

さて、最終的に26歳処女の恋活はどこへ行き着くのか?
めい子はときめく相手を見つけ、その人と無事セックスに至ることができるのか?
この地味なラストをハッピーエンドと見るか否かは、あなた次第です。(小鳥居ゆき)

『ときめかない日記』 
能町みね子 幻冬舎 1260円

(http://news.livedoor.com/article/detail/6865838/)
※表示 – 改変禁止 2.1 日本 (CC BY-ND 2.1)

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