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【オトナ女子コミック部】すべての女は“ブス”である。女の毒素が臭気を放つコミックエッセイ『だから女はめんどくさい』

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【オトナ女子コミック部】すべての女は“ブス”である。女の毒素が臭気を放つコミックエッセイ『だから女はめんどくさい』

突然ですが「シュールストレミング」を知っていますか? 別名「世界一臭い食べ物」という称号を持つこの缶詰はニシンの塩漬けを発酵させたものなのですが、開けたが最後、強烈にクサい発酵臭が周囲一面に充満することで有名な珍味。『だから女はめんどくさい』(安彦麻理絵)を読み終えたとき、私が真っ先に思い出したのはこのシュールストレミングでした。「女とシュールストレミングは似ている!」
「なんですぐにメールの返事くれないの~」
「全然人の話聞いてないんだから!」
「なんかアタシばっかり好きみたいな気がする」

鬱陶しいとはわかっていながらも、ついこんな台詞を口走ってしまった経験、大抵の女なら心当たりはあるのでは?

腹の中では常に臭気にまみれた毒がブスブスとくすぶっていて、何かのタイミングで一度外に出てしまうと、相当エグい、めんどくさい、手に負えない。
どうです? これってシュールストレミングとすご~く似ていると思いませんか? 
でもそれこそがザ・女!

そんな女の“ブス”な部分を描かせたら業界一と噂なのが漫画家・安彦麻理絵。
彼女は1度目の結婚で長女を産んだ後に離婚、その4年後に再婚(興味のある方は『再婚一直線!』をどうぞ)、高齢出産ゾーンのアラフォーになってから長男、次男、次女をポンポンと産み落としたという、なかなかに波瀾万丈な経歴の持ち主。

そんな酸いも甘いも噛み分けた作者が、女のシュールストレミングなダークサイドならぬ“ブスサイド”をぎっしり濃ゆ~く詰め込んだコミックエッセイが『だから女はめんどくさい』(KKベストセラーズ/1050円)です。

この本の何が恐ろしいかって、男の前では絶対に見せない女の欲望や素の生態が、これでもかというくらい赤裸々に明かされているところ。

モテない歴が長かったあまり無駄に意地っ張りな性格になっちゃったり、嫉妬と意地がごちゃ混ぜになって彼氏の元カノを褒めてみたり、彼とのマンネリな関係にうんざりして突然情緒不安定になって泣き出したり……なーんてのはまだ序の口。

地味めのブ男を「コイツも食いもんだったのか…」と女が認識する瞬間や、ヤる相手がいるのにセックスがご無沙汰になると潤い不足でイライラして“野郎化”する女、コンドームを探しに行ってる時の男のケツを見た瞬間に萎えてしまう女ゴコロ(笑)などなど、「これはむしろ男には読んでほしくない!」と隠しておきたくなるような、でも女同士だからこそ共感できる本音が全編に渡って満載。

薄っぺらな正論や取り繕ったキレイ事は一切なし。ガールズトークというにはあまりにエグく、でも「(ここだけの話)わかるっ!」と頷いてしまう下世話ネタが盛り沢山で読み応え充分です。

ひとたびページをめくれば「女の臭み」がムワッと溢れ出すこの一冊、大人の女の夏の課題図書にお勧めします!(小鳥居ゆき)

(http://news.livedoor.com/article/detail/6823781/)
※表示 – 改変禁止 2.1 日本 (CC BY-ND 2.1)

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