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Sony Mobile Xperia SのAndroid 4.0.4における新機能やGingerbraedとの違いを紹介

海外において一昨日より開始されたXperia S LT26iのAndroid 4.0アップグレード。手元のXperia Sにはまだアップデート通知が降ってきていないのですが、スイス向け用のFTFファイルがXDAで配布されており、インストールできたので(当然ですが)、Android 4.0ソフトウェアの新機能、Android 2.3.7バージョンとの違いを主にスクリーンショットで紹介します。Xpeira Sに提供中のAndroid 4.0は、基本的に他の2012年モデルとほぼ同じで、国内で発売されているXperia NX(Xpeira Sのドコモ版)やXpeira acro HDとにもキャリアアプリが無いこと以外の違いはないと予想されることから、少しくらいは参考になるのではないかと思います。アップグレードでOSバージョンはAndroid 2.3.7(以下”Gingerbread”)からAndriod 4.0.4(以下”ICS”)にバージョンアップされました。ICSになったことで、メニューやボタン、ダイアログなどの各種UIが変わり、ICSでGoogleが追加した様々な機能が利用できるようになりました(Googleが追加したICSの新機能の一部はこちらで紹介しています)。また、ICS最適化済みアプリは、ICS用のUIが表示されるようになりました。Googleアプリも、GmailやYouTube、Googleトーク、GoogleマップなどではICS用のUIが表示されます。(個人的には)良く使うGoogleアプリがシステムに最適化されたUIで表示されるようになったことから、統一感が増し、使いやすそうになったという印象を持っています。

ICSのUIはメニューボタンを必要としない作りになっており、メニューボタンの役割を持つボタンが画面上に表示されることから、端末のメニューボタンを押すことが減るなど、全体的なルックアンドフィールが大きく変わっています。機能面では、ICSの新機能やICS専用アプリ(ChromeやNote for ICS、Nova Launcherなどなど)が使えるようになったことに加えて、特にメディア系の機能に大幅な改善(というかアプリのアップデート)が見られます。ICSでは、新ギャラリーアプリ「アルバム」、新ミュージックアプリ「Walkman」、新ビデオプレイヤー「ムービー」が追加。それぞれ、Walkmanは既存のミュージックプレイヤーをアップデートしたようなものに見えますが、アルバムとムービーは全く新しいものとなっています。3つともデザインが統一されていることもあり、システムと統合された感もあります。パフォーマンスの面では、体感的に高速になったというよりも、軽くなったような印象を受けます。GingerbreadのころはデュアルコアCPUを搭載していながらも、はっきり言ってHTCの同じスペックの端末よりもいたるところがもっさりしていましたが(解像度の違いを考慮しないといけませんが・・・・)、そのもっさりした部分の多くがICSになって無くなりましたね。Quadrantのテストでも、トータルスコアが3000を越すなど数値にも違いが出ています。では紹介していきます。ロック画面Gingerbreadでは右側に表示されていた「サイレント」スイッチがカメラの起動スイッチに変わりました。シャッターボタンの長押しでカメラを起動・撮影する「クイック撮影」とは異なり、カメラを起動するだけです。ICSの標準機能である顔認識技術を活用した「フェイスロック」も使えます。フェイスアンロックはデフォルトでは無効なので、端末設定メニューの「セキュリティ」から設定します。ロック画面で通知パネルを開き、内容を確認することができるようになりました。各通知をタップすると、ロックが解除、アプリなどが起動します。 

ホーム画面ホーム画面の見た目はGingerbreadとさほど変わりませんが、端末のメニューボタンを押しても何も表示されなくなりました。Gingerbreadではホーム画面の長タップで壁紙やウィジェットの追加メニューが表示されていましたが、ICSでは画面の上部にホーム画面への追加メニューが実装されており、シングルタップで壁紙、テーマ、ウィジェットの選択画面を表示することができます。端末の設定画面は通知パネルから入れるようになっているので、メニューボタンのオプションは不要になったんでしょうね。

新しくなった「最近起動したアプリ一覧」、通知パネル、スライダーデザインホームボタンの長押しで表示される「最近起動したアプリ一覧」は、ICSでアプリのサムネイル表示&スクロール可能なリッチなものに変わりました。Xperia Sではそのまま実装されています。各サムネイルは左右へのドラッグで消すことや、長タップで「アプリ情報」を開くことができます。アプリの初期化やキャッシュクリアといった操作がしやすくなりましたね。通知パネルもICSで新しくなりました。メールの通知には連絡先の画像が表示されたり、ミュージックプレイヤーで音楽を再生中はアルバムアートが表示されたりとリッチなものになったことに加えて、各通知は左右へのドラッグ操作で消すことができるようになるなど操作性もUPしています。日付右に端末設定画面のショートカットが追加され、アプリを起動中でも設定画面を開くことができます。音量調節時などに表示されるスライダーもICSで新しくなりました。指でのドラッグで調節することもできるようになっています。

通知バーのアイコン通知バーのアイコンに新たにNFCが追加されました。Wi-Fiやパケット通信中のアンテナのアイコンのデザインも変わっています(画像では確認できませんが・・・)

フォルダ機能、ドロワーICSのフォルダ機能は、Gingerbreadのときのままのようですが、よりフォルダっぽいデザインに変わっています。ドロワーはGigngerbraedのものと同じ横スクロールのシート切替で表示されますが、上部にアクションバーが追加、従来は画面下に表示されていたボタンがそこに移動されています。機能的にはGingerbreadと変わりませんが、ボタンが右手で端末を持った場合に親指で押しやすいところに位置しているので、操作性はよくなったかと思います。

プリインストールアプリ ICSでのプリインストールアプリです。全部で24個です。ICSでは3Dカメラや3Dアルバム、ギャラリー、Xperiaギャラリー、ミュージック、世界時計、音楽と動画、タイマー、ストップウォッチが無くなり、新ギャラリーアプリ「アルバム」、新ミュージックアプリ「Walkman」、新ビデオプレイヤー「ムービー」、手書き・録音対応のノートアプリ「ノート」、バックアップ/リストアアプリ「バックアップと復元」が追加されています。

端末の設定画面ここからしばらく端末の設定画面を紹介します。ICSでは設定画面のデザインや構造が変わりました。Wi-FiやBluetoothがトップ画面で切替可能になり、また、設定項目もカテゴリで分類されています。Xpeira Sでは、デザインがICS標準のものから変わっており、また、Sony Mobile独自の「Xperia」も画面中間あたりに追加されています。

ICSに標準で組み込まれている「データ使用」では、パケット通信時の通信量を日別に見ることができるほか、使用を許可する上限値を設定することもできます。1ヶ月で使えるパケット量が決まっているSIMを使っている方には重宝する機能かと思います。ここでは、アプリ単位でパケット通信中はバックグラウンドデータをOFF、Wi-FiではONにするという設定を行うこともできます。Xperia SにはNFCチップが内蔵されており、「無線とネットワーク」→「その他」からその利用をON/OFFすることができます。これはGingerbreadと変わりありません。ICS標準機能のNFC技術を活用したデータ交換機能「Android Beam」はもちろん利用でき、この画面でON/OFFを設定します。Android Beamでは、例えば、連絡先、アプリのマーケットリンク、YouTube動画のリンクをNFC対応のICS端末同士をかざすだけで交換できます。「画面設定」ではシステムフォントの表示サイズを4段階で調節できるようになっています。デフォルトでは”中”に設定されています。

フォントサイズを”少”にしたのが真ん中のスクショ、”特大”にしたのが右のスクショです。文字が見づらいという方はとっても重宝する機能ではないかと思います。個人的には、4.3インチHD画面では”中”は小さくちょっと見づらいと感じているので”大”で運用しています。

「ストレージ」の中身が、使用量をタイプ別で確認できるようになり、空き容量と使用量が一目で分かるようなバーが追加されました。Gingerbreadでは「アプリケーションの管理」だった「アプリ」では、一部のシステムアプリを無効にすることができます。使わないシステムアプリをドロワー上から消すことができます(ファイルシステムから削除されることはありません)。無効にしたアプリは同じ画面で「有効」にすると再度表示されます。

Sony Mobile端末には組み込まれている「Xperia」には、新たに「About PlayStationCertidied」という項目が追加されました。認証ロゴを表示するだけのようです。GingerbreadではUSBマスストレージモードがありませんが、今回のアップグレードで追加されるということはありませんでした。

ICSの標準機能ですが、ロック画面上に任意のテキストを表示することができます。「セキュリティ」からロック画面に表示するテキストを作成することができます。あと、「提供元不明アプリ」のON/OFFメニューはGingerbreadでは「アプリケーション」にありましtが、ICSではこの「セキュリティ」に移動されています。

Sony Mobile端末なので、もちろんロケールには日本語が含まれています。Sony Mobileの日本語対応アプリ「POBox Touch」はv5.1にアップデートされています。「ユーザー補助」には目の不自由な方の利用を想定した機能として、様々な操作において音声や振動で反応する「TalkBack」や、システムフォントのサイズを”大”に設定する「大きい文字サイズ」、画面の回転ON/OFF、パスワードの音声出力、長押しでのメニュー表示までの時間を調節できる機能などが追加されています。新設された「開発者向けオプション」では、USBデバッグのON/OFF、アニメーションのON/OFFや速度調節、GPUを使ってUIを描画する「GPUレンダリング」のON/OFF機能などが追加されています。

ブラウザICSのブラウザでは、PC(Chrome)とブックマークを同期すること、ページをオフライン保存すること、「PC版サイト」でデスクトップ向けのページをリクエストすることなどができるほか、Chrome for Androidにもある画面の端をスライドしてタブを切り替えることもできるようになっています。ページのスクロール性はかなり滑らかだと思います。

新ミュージックプレイヤー「Walkman」ICSではGingerbreadの「ミュージック」アプリをベースに機能を拡張した「Walkman」アプリが搭載されています。Gingerbreadのミュージックプレイヤーと操作方法は基本的に同じです(だと思う)。Walkmanでは新たにFacebookとの連携機能である「友達の音楽」が統合され、「マイミュージック上」のタイルからアクセスできるようになっています。

「Walkman」では音楽のレベルメーターを可視化するビジュアライザーが追加されており、音楽を目で楽しむ(?)ことができます。ビジュアライザーでは「テーマ」というオプションがあり、オブジェクトの種類を変えることもできます。

新ギャラリーアプリ「アルバム」おそらくICSのアップグレードでも一番すごい(?)ものはこれだと思います。これは、Gingerbreadの「ギャラリー」に変わるもの、2011年モデル向けICSでは「ギャラリー」と「Xperiaギャラリー」を統合したものになります。3つのタブで分かれており、画像を内蔵ストレージ別、オンライン別(Picasa/Facebook)に表示、中央の「マップ」ではジオタグに基づく撮影場所が地図にピン表示されます。アプリ起動時に画像は小さく表示されますが、ピンチズーム操作で表示数を変更でき、大きく表示させることもできます。画像の複数選択操作は、フォルダをまたがって行うことができるようになっています。

「マップ」を開いたところです。画像にジオタグが付いている場合、地図上の撮影場所にピンが立ちます。地図表示機能を使うことで、例えば、旅行の写真を閲覧するときに撮影場所を確認したりすることができます。地図には航空写真やGoogle Earthのような地球儀タイプのものもあります。ピンを立てた場所をジオタグの無い画像にジオタグとして追加することもできます。

「アルバム」アプリでは、内蔵ストレージとオンライン上の画像が分かれており、「オンライン」タブではPicasaとFacebookの画像が表示されます。

新ビデオプレイヤー「ムービー」アプリGingerbraedでは単体アプリとしてビデオプレイヤーは含まれていませんでしたが、ICSではコンテンツの管理機能を備えたものがアプリとして追加されています。UIは「Walkman」アプリや「アルバム」アプリと統一されており、動画(特に映画)の情報をオンラインで検索し、動画情報として追加することができる機能もあります。

動画の再生画面です。デザインはなかなか良いと思います。メニューボタンの「機器で再生」をタップすることで、そのままDLNA対応テレビやモニタ上で再生させることもできます。

テキスト入力/手書き/音声対応のノートアプリ「ノート」ご覧の通り、テキスト入力、手書き入力、録音した音声を1つのノートにすることができるアプリです。チェックリストとしても使えるようにチェックボックスも搭載されています。

ICSで使えるようになったウィジェット、新しくなった電話・メッセージアプリICSでは、GmailやGoogle+など、Gingerbreadでは利用できなかったウィジェットも利用することができるようになっています。また、一部のウィジェットではホーム画面上でサイズを変更したり、中をスクロールすることもできます。「電話」アプリはデザインが一新。通話履歴やスター付きユーザの一覧画面が、画面上を左右へスワイプするだけで切り替えられるようになっています。また、連絡先のグループ表示にも対応しています。「メッセージ」アプリでは手書きメモを作成して画像添付すること、位置情報を取得して添付する機能が追加されています(日本で位置情報を取得しようとした場合、”Service not available”と表示されるので、国内では使えないかも)。

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