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IH圧力炊飯器の盲点

 IH圧力炊飯器の盲点

今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

IH圧力炊飯器の盲点

いままでIH炊飯器を使っていたのだけど、新たにIH圧力炊飯器が来た。しっかし炊飯器って高いのはすごく高いよね。10万円とか…。今回の炊飯器はそこまで高級なものじゃなくて2~3万円の普及価格帯のもの。

だいたい10万円クラスって、内釜がなんかダイヤモンドを練り込んでるとか、もうほとんどオーディオのオカルト信仰と同じだろう。100歩譲ってむかしは内釜の熱伝導率とかもご飯の味を決めていたかもしれない。

でも最近の炊飯器はマイコンで温度をコントロールしてるんだから、そういうアナログ的な技術なんて、コンピュータ制御でカバーできるんじゃないの?と。こういう熱配分がおいしいご飯を作ると思うなら、そうなるようにきちんとコンピュータで温度管理をすればいいわけで。だいたい高い釜って重いような。

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で、非圧力から圧力IHに変わったわけだけど、味は…ん~美味しくなったと言われればそういう気もしないではないが…。炊いてる最中圧力弁の制御なのかバチンバチン音がしてやかましいし。おまえは原子炉か、と。

一方で、今回の圧力IHも以前のIHも、なんかご飯がポソポソするような…。でもまあ外食で出てくるライスもこんな感じだから、そういうものなのかもしれない。

じゃあ俺の記憶にある「美味しいご飯」のイメージは、何なのか?と記憶をたどると、大昔のアナログ的な炊飯器ではなかろうか。

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むかしはコンピュータなんて内蔵されてなかったから、ご飯が炊けたら単純にサーモスタットで電源が切れるようになっていた。水があるうちは100度以上にはならないが、水がなくなると100度以上に温度が上がるから、それを検知してたのだろう。

んでそこから「蒸らし」の時間を人間が測って待たなければならない。待ちきれなくてフタを開けると、親に怒られた(笑)。で、その時の湯気がムワッと立ち上る様子が、俺の「おいしいご飯」のイメージの原点になってるのではなかろうか。向こう側が見えなくなるほどの湯気の量で、まだご飯粒の間に残った水分がグツグツいっていた。

ところが最近の炊飯器は蒸らし時間まで込みで、炊き上がった時間を教えていくれる。だからフタを開けた時にでる湯気の量が、どうも物足りない。それが俺の不満になっている気がする…。

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むかしの美味しんぼで、中華料理でできた料理に煮えたぎった油をかけて、ジューっという音を楽しむエピソードがあった。中華料理では「音」も食べるのだ、と。

そう考えると炊きたてのご飯のフタを開けた時の、おびただしい量の湯気も、ご飯の味の一部なのではなかろうか。それは純粋にご飯の味としては邪魔なものなのかもしれない。本来だったら炊き上がったご飯を、おひつに移すわけで、余計な水分を除去してはじめておいしいご飯の完成となるわけだ。

ようするに最近の炊飯器の工程はそこまで含んでいるのだろう。だからムワっが物足りない。でもビジュアルも味の一部だという考え方なら、ムワっがほしいんだよな…。「ご飯、まだー」と待ちきれなかった遠い日…。

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東芝科学館 – 歴史コーナー:なつかしの電化製品-
http://kagakukan.toshiba.co.jp/manabu/history/kaden/suihan/suihan01_j.html

むかし家にあった炊飯器もこんな感じだったな。昭和30年(1955年)に「電気炊飯器」が登場か。電気炊飯器がなかった頃はどうやってご飯を炊いてたのだろうか。想像がつかない。ガスコンロで鍋で炊いてたのだろうか(かまどの時代はしらん)。ガスコンロが一個専有されるし、炊き上がりのタイミングを見てなきゃいけないし、結構不便なような。

東京ガス : GAS MUSEUM ガスミュージアム / 収蔵品検索 調理器具
http://www.gasmuseum.jp/search/gas_kigu001.html

ガス炊飯器は現在も業務用にあるけど、一般家庭に電気炊飯器が普及する前は、ガス炊飯器だったのだろうか?と検索してみた。でもなんか電気炊飯器に対抗してガス炊飯器を開発したとかある。ふ~む。ガストースターなんてあるんだ。なんか笑える。ガス冷蔵庫なんて冗談みたいなのもあるし。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

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記者:

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