デートはおごり派?ワリカン派?

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デートはおごり派?ワリカン派?

 突然ですが、デートの時の会計をどうしていますか?
 デートにかかる費用は男性が払うべき、ワリカンにするべきなど意見が分かれるところ。これは相手との関係によっても変わってくるため、難しいところですよね。
 『異性』(河出書房新社/刊)は、このような恋愛における男女の違いについて、作家の角田光代さんと歌人の穂村弘さんが、往復書簡形式で互いの考察を交換するエッセイ集。
 角田さんは前述のデート費用について、世の中にはデート費用を男性が出すべきと信じている女性と、割り勘が普通と思っている女性がいて、おごられる女性は「がんばってお洒落してお化粧して可愛くして」いると書いています。言いかえれば、可愛くなるためにお金をかけている女の子は、デートの食事代まで払いたくないのだろう、と。
 これに対し、穂村さんは、「おごり/割り勘」問題は、男女のタイプ別(おごる、またはおごられる主義・割り勘主義)の組み合わせによるパワーバランスで決まっているのではないか、としています。
 みなさんは、この問題をどのように考えますか?
 新刊JPでは、本書で取り上げられているテーマについて独自にweb上でアンケート(集計期間:2012年4月11日〜4月17日)を実施しました。
 最終回となる今回のお題は「デートはおごりか? ワリカンか?」です。

■デートはおごりか? ワリカンか?
【男性編】
 このテーマに対する回答で一番多かったのが「全額ではないが、男性が多めにだすべき」(36%)でした。
 その理由としては、
・年齢にもよるが、原則男が多く出したい(50代)
・ポリシーなので(40代)
・全額男が払ってもいいが、財布を出しもしない女は感じ悪いので少し払わせる(20代)
・好きな人の前ではかっこつけたい(20代)
 など。
 次いで多かったのが、「男性が全額払うべき」(24%)で、「全額ではないが、男性が多めにだすべき」と合わせると、男性の6割は、デート費用はおごりか、自分が多めに払うのをよしとする傾向があるようです。
 
 3番目に多かったのが「割り勘」派で20%、
・自分の分は自分で払うのが当たり前でしょう?(20代)
・貧乏なので(30代)
・お互い引け目なく付き合いたいから(20代)
 などの意見が見られました。
 
 また、「その時にお金を持っている方が払えばいい」(16%)という男性も一定の割合いるようです。
 理由としては、
・性別よりも個々の経済状況を重視した方がいいと思う(20代)など。
・男だから、女だからという切り分けは意味不明。強者が弱者を救う世の中になってほしい(20代)
 という変わった意見もありました。

【女性編】
 女性も、男性と同じく「全額ではないが、男性が多めにだすべき」が最多(45%)で、半数近くが、デート費用は男性が多めに払うべきだとしています。
 ただ、「男性が全額払うべき」は0%。自分も払うけど相手に少し多めに払ってほしい、というのが女性の本音のようです。
 その理由には、
・そのくらいの余裕を持った人の方が安心感がある(30代)
・単純にその方がうれしい(20代)
・世代的にそうしてきたので(40代)
 などがありました。

 その次に多かったのが、「その時にお金を持っている方が払えばいい」(30%)。
・性別にこだわらず臨機応変に払えばいいと思う(20代)
・お互い無理しても仕方ないから。払ってもらったら、次は自分が払うという気持ちが大事(30代)
 という意見がありました。

 「割り勘」と答えた人は26%。
・対等に付き合いたい(20代)
・おごられていると、ケンカした時にその話を持ち出される。これ実体験(20代)
 など、男性に対し引け目を感じたくない女性も多いようです。

 デート代は、額にしたら大したものではないかもしれませんが、お金の問題は一度気になりだすと後々まで尾を引くもの。どちらも納得する形を見つけておきたいものですね。
 『異性』にはこの他にも、恋愛にまつわる様々なテーマが取り上げられており、角田・穂村両氏がそれぞれの考察を交わしつつ、男女問題の本質に切り込んでいます。
 恋人と最近うまくいっていない、異性とどう付き合えばいいかわからない、という人はぜひ参考にしてみてください。
(新刊JP編集部)



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