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学歴コンプレックスを乗り越える方法

松下幸之助が教える 学歴コンプレックスを乗り越える方法

 モチベーションが上がらない、仕事が多すぎる、会社が楽しくない…。仕事に対しての悩みは積もっていく一方です。
 「労働は神聖である」と語ったのは日本を代表する経営者、松下幸之助です。幸之助の言葉はシンプルでありながら、経営者から平社員まで全てのビジネスマンに気づきを与えてくれます。そんな幸之助の至言を引用しながら、現代のビジネスマンたちの悩みを真正面から受け止め、殻をブチ破るための勇気を与えてくれる一冊が人気経営コンサルタントの小宮一慶さんが執筆した『なぜ君は働くのか 松下幸之助 運命の言葉』(主婦の友社/刊)です。

 ビジネスマンからの54の悩みをピックアップし、その質問に対して小宮さんが答えるという形式で書かれた本書の中から、3つの質問とその回答の一部をご紹介します。

■学歴コンプレックスをどう乗り越えたらいい?
 運良く大企業にできたものの、職場の立場は学歴に左右されていた…。上司や先輩からは「実力主義」と言われているけれど、現実的に高いポジションは一流大学出身者ばかり。そんなとき、どう考えればいいの?

 幸之助は10歳で丁稚奉公に出され、時代は違えこそほぼ無学歴だったといえます。そんな幸之助が残したのがこの言葉。「逆境であれ、順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬことである」(『道をひらく』より)。ないものねだりをせずに、あるものに目を向けて、謙虚に生きる。小宮さんは、ばねは縮んだだけしか伸びない、我慢ではなく受け入れることが大切だと解きます。どのような境遇であっても、それを前向きに受け入れて改善していくことが、良質なアウトプットや会社への「貢献」につながるのです。

■自分ばかりが忙しい!
 会社自体に不満はない。でも、自分のところばかり仕事が集まり、やたらと多忙。でも、周囲はみんなあまり仕事せずにそそくさと帰っていく。これでいいの?

 そう感じている人は多いのではないでしょうか。しかし、これはある意味幸せな環境だとも言えます。仕事人にとって一番つらいことはヒマなことなのですから。小宮さんは幸之助の「自分と他人とは、顔もちがえば気性もちがう。好みもちがう。それでよいのである。ちがうことをなげくよりも、そのちがうことのなかに無限の妙味を感じたい」(『道をひらく』より)という言葉を引用し、つらいときは他人を見ず、自分をより深く見つめることを勧めています。

■要領が悪い自分、どうすればいい?
 自分なりに勉強したり、本を読んだりしているのにどうしても要領が悪く、身につかない。どうしてこんなに自分は要領が悪いんだろう…。

 こんな悩みに対し、小宮さんはビジネスマンを観察してきた実感として、要領のいい人で一人前になった人をあまり知らないと答えます。実際、幸之助もひどく不器用で、大きな実績を残す人ほど、要領が悪いものだそうです。それはどうしてか? 要領が悪い人はそれをカバーしようと人以上の努力をするから。「一番大事なのは熱意だ。熱意にかけては最高でなくてはならない」という幸之助の言葉通り、要領が悪くても熱意を持って取り組むことが大事です。熱意は要領を超える才能だと小宮さんは言います。うまくできないと悩む前にいろいろとトライをしてみる。そこに道は必ず開けるはずです。

 本書ではこれらのほかに、「仕事をやりがいにする魔法」「職場環境が悪いときは?」「効率よく仕事をするには?」「部下に注意できない」など、様々な場面でつまずきがちな悩みに対して答えをくれます。

 幸之助の言葉は働いている人の心にシンプルに響いてきます。読んでいる者を決して否定することなく、肯定しながら良い方向に道を示そうとしているのです。
 「仕事が上手くいかない」「楽しくない」と思ったときは、幸之助の言葉に耳を傾けてみてください。どうして自分は仕事をしているのか、その意味を再認識できるはずです。
(新刊JP編集部)



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