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貴重! 雨の季節だけに見られる、まるで鏡のような海とは?

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【ミクロネシア連邦チューク州】
もうすぐ南の海にはべた凪の季節がやってきます。海には波というのがあります。場合によっては湖にも波は発生します。
その波は風の摩擦と圧力によって生まれます。そのため、風がなくなるとおのずと波も小さくなっていきます。
地球は自転していますから、まったく波がなくなるということはないでしょう。しかし場所によっては、まったく波が起きなくなることもあります。
 

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ミクロネシア連邦にあるチューク州はトラック環礁(チューク環礁ともよぶ)という周囲200kmにも及ぶサンゴ礁に囲まれた州です。そのサンゴ礁の内側に大小100以上の島々が点在しています。
このミクロネシア連邦チューク州は赤道の上、北緯7度にある南太平洋の国です。このあたりは日本のように四季はなく、乾期雨期しかありません。
乾期は日本の冬場におとずれ、雨はほとんど降りません。逆に雨期は日本の夏場にあたりスコールなど雨が多くなります。
また乾期は赤道上を吹く貿易風という風が日々強く、海も荒れているときが多いです。逆に雨期は、その貿易風もほとんど吹かず、海も穏やかになります。
日本のように四季がある国は色に満ちていて良いですが、逆に季節の移り変わりがめまぐるしいような気もします。
逆に、ここはそのふたつしかありません。両極端な季節を堪能したいがために、私はつねに雨期と乾期、両方の季節を訪れます。

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さて、貿易風が吹かなくなる雨期の時期、海面はべた凪といって鏡のような状態になります。
とくにチューク州は環礁に囲まれている土地です。外海には波があっても、環礁がバリアリーフの役目をしてくれるので、波が環礁の内側まで届くことはありません。

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波もなくなった海面には雲や島も映りこみます。ボートを走らせても、氷の上を入っているような感じがします。普段船酔いする人でも、このときばかりはまったくしないでしょう。

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水中から海面を見るとそこにも雲が映りこみます。そんなべた凪の海を見ると「本当にここが海なのか?」という疑問さえわいてきます。しかしここは立派な海です。
毎日ではありませんが、夏場の雨期の季節だけ、こんな光景を見ることができます。
(写真・本文/道城征央・Masa Michishiro)



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