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【日曜版】『モンスターVSエイリアン』は思いのほか面白い【映画評】

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アメリカの映画会社『ドリームワークス』の作るCG映画にはどうもピンと来ません。かろうじて『シュレック』シリーズがヒットした記憶はあるものの、他は蜂だの獣だのパンダだの。誰が見るのかさっぱり理解出来ない気持ち悪いキャラや子供だましのストーリーに辟易としていました。アメリカ(=世界マーケット)と、キャラクター文化の進んだ日本ではその嗜好にギャップがあるのは当然としても、プリキュアでええやん、という思いは頭の中から離れなかったのです。

そこにあらわれたドリームワークス アニメーション最新作、それが『モンスターVSエイリアン』です。公式サイトに行くといきなり予告編が強制再生される今どきびっくり仕様で噴飯モノですが、それが映画の面白さを下げるわけではありません。個人的に大ファンのベッキーが日本語吹き替え版声優としてキャスティングされているのはポイント高いところでもありますが、カスみたいな声の演技はウンザリポイントMAXで、客を入れるために全世代に人気のあるタレントを起用すればよくね? みたいな安直作戦に打って出た広告代理店は、例の“小金に目がくらんだ素人共”に「感動しました!」と言わせてバイラル効果を妄想している広告代理店と一緒に急いで消え去るべきですが、それも作品の面白さをスポイルするわけではないので多い日も安心です。
ちなみに、劇中に登場するキャラクター『ボブ』の声を担当したバナナマン日村の声優っぷりは素晴らしいです。力のぬけっぷりはかなり優秀だと感じました。

『モンスターVSエイリアン』は例の如くのアメリカ製子供向けストーリーでがっちり固められており、意外性も特にあるわけではありません。(画面で確認出来る限り)人の死もなく、血も流れません。ですが、少年ジャンプ的な「友情・努力・勝利」と、そこはかとなく画面に流れる隠れお色気は、それを見る子供を熱狂させるには十分なのでしょう。

最近、映画は3Dブームです。ハリーポッターの新作も一部劇場では3D公開されますし、スターウォーズも3Dでのリメイクが進んでいます。ジェームズ・キャメロンの新作映画も3Dで年末に公開予定です。そしてこの『モンスターVSエイリアン』も3Dでの公開となります。これはBlu-rayなどの高画質再生機器(DVD含む)が一般家庭に普及してきた現在、劇場に足を運んでもらうためには何かしらのアトラクション性が無ければ難しくなってきたからに他なりません。それはIMAX、4KDLPであったり、3Dであったりと、これからは単にスクリーンで再生されるものを見るのではなく、映画館で”体験”にも近い”経験”をすることが多くなっていくでしょう。
そのきっかけとして判りやすくて肩も凝らない『モンスターVSエイリアン』はとてもいい手始めになります。美味しいラーメンを食べたら、きっとラーメンが好きになるでしょ?

CG映画はどう考えてもPIXAR(ピクサー)だろ、と思ってた時もありました。まぁどう考えてもPIXARは毎度毎度出来すぎです。あんな怪物連中と『モンスターVSエイリアン』は喧嘩しません(喧嘩にもなりません)。トランスフォーマーがあればカーレンジャーもあるのです。どうやらCGもリアリティやアイディアを競う時期から、”味”を競う時期に来たのかもしれません。
『モンスターVSエイリアン』はそんな映画なのです。

■『モンスターVSエイリアン』 Monsters vs. Aliens
2009年7月11日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
配給 : パラマウント ピクチャーズ ジャパン
(C) 2009 DreamWorks Animation L.L.C
公式サイト
 

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