セブンイレブン暴露本の流通拒否! でもセブンイレブンで買えます

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セブンイレブンに対する事実上の暴露本『セブン-イレブンの正体』の流通を、出版物流通会社・トーハンが拒否していることが判明した。『セブン-イレブンの正体』を執筆したルポライター古川琢也氏によると、流通の拒否理由は以下のとおり。

同社の拒否理由は「取締役の不利益になることはできないから」(本の中でも触れているが、セブンーイレブン・ジャパンの鈴木敏文会長はトーハンの出身であり、現在は同社副会長も兼務している)。※古川琢也氏のブログより引用

深い事情がいろいろあるらしいが、このままだとコンビニや書店に並ばない可能性が大である。並んだとしても、正規ルートで並ぶよりも客の目に触れる機会が少なくなるのは確実だろう。だが! なんとこのセブンイレブン暴露本をセブンイレブンで購入できてしまうのだから、セブンイレブンとしては本末転倒。いったいどうして買えてしまうのか?

セブンイレブンのオンラインショップ『セブンアンドワイ』では書籍販売も行っており、宅配便で送ってもらうことも可能だが、指定のセブンイレブンに送ってもらい、店頭で受け取ることも可能なのである。つまり、セブンイレブンのためにトーハンが流通を拒否しているにもかかわらず、セブンイレブンのオンラインショップで購入できるばかりか、セブンイレブンで受け取ることもできるのである。

こんな状況では、トーハンの努力も水の泡(?)。セブンイレブンもトーハンも民間企業なので、厳密にいえばどんな方針で業務の判断をしても、外部からの文句を受け入れる必要はない。しかし、トーハンは本という媒体を世に送り出し、情報を人々に届けるという大きな責任が伴う業務をおこなっている。それゆえ、今回の判断がマスコミや世間からどのようにとられるか、非常に興味深い部分である。

このようなことがニュースとして世間に広まれば、むしろ売れてしまうのではと思うのだが、いかがだろうか? そういう部分でも、本末転倒といえるかもしれない。
 
 
■この件に関する関連リンクはこちら
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