熱湯で溶かして自由に形成できるプラスチックスティック「FixIts」

access_time create folderデジタル・IT
プラスチックは、極めて汎用性の高い材質である。工夫次第でどんなものにも応用できる。

この記事では、「FixIts」というものを紹介したい。これは何かというと、熱湯で柔らかくすることができるプラスチック素材である。

使用者の発想にも大きく依存する製品だが、工夫次第でどのような用途も見出すことができる。

熱湯で溶かして形成

ボクシングやラグビーではマウスピースというものを口に入れる。プロ選手が使っているものは歯科で作った特注のものだが、練習用のものだと熱湯に浸して柔らかくし、歯にはめて形成するタイプが主流である。

FixItsの使い方も、それと同じ。当初はスティック状であるが、それを熱湯に浸して可変させる。粘土のようになるから、たとえばそれを充電ケーブルの根本にくっつければ断線防止になる。すでに断線したものを補修する用途でもかまわない。

タグやスマホホルダーを作ってもいいだろう。とにかく、このFixItsに関しての明確な用途を問われるとむしろ困惑してしまう。クラフト性がこの製品の肝であるため、それこそ使用者の思いつきで何にでも化けることができる。ちょっとしたDIYや物の修理にも活用できるし、子供の玩具としてもFixItsは十分に活きるはずだ。

工具は一切不要

周りを汚すこともなさそうだから、普段は台所の引き出しにでも収納すればいい。思い立ったらお湯を沸かし、そこにFixItsを突っ込む。何かしらの形に整え、あとは硬化を待つだけ。文章にしてみると、これほど容易い製品も珍しい。

FixItsは、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で5ポンド(約730円)からの出資を受け付けている。資金調達自体はすでに成功を収めていて、各国のライフハックメディアにも取り上げられているようだ。

Kickstarter

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 熱湯で溶かして自由に形成できるプラスチックスティック「FixIts」
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。