晴れてよし曇ってもよし! レッサーパンダから『西郷どん』ゆかりのスポットまで 静岡市で夏の休日をプレミアムに楽しもう!

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市役所から愛を込めて! プレ金企画の美術館

カフェをあとにし、JR静岡駅北口側に向かってぶらっと歩くこと5分。駅前の葵タワー3Fには『静岡市美術館』があります。ワンフロアのみ、所蔵品を持たない企画展専門の美術館で、テーマを変えて年5回ほどの展示を行っています。

この図書館、展示室の前の無料ゾーンがいいです。カフェで一服したり、ショップでお買い物をしたり。暑いので涼んでいる人も。

取材時はちょうどプレ金(6/29)ということもあり、会期中の『ミュシャ 運命の女展』(7/15まで)とのタイアップで、特別にカフェコーナーでミュシャの故郷チェコにちなんだクラフトビールなども販売していました。6/29~7/1の3日間のみですが、既に売り切れのビールもあり、仕事帰りで一杯やってるサラリーマン風の男性がちらほら。

美術館併設のカフェというと、何やら敷居が高いような気がする人もいると思いますが、駅チカのオフィスビルなのもあり、ぶらっと寄れる快適な空間があるっていいね~。プレ金というと居酒屋とか商業施設のサービスが思い浮かびますが、静岡市では市もこういった形で参画しています、という一例でした。

いいじゃないか、富士山は変わらずにそこにあるんだから

春から東京に出向しているという静岡市の職員の方が「満員電車が辛くてたまらない。他人と電車にあんな風に凝縮されて乗ったことがない。眼の前で小柄な女性がギュウギュウに押されているのを見るとすごく可愛そうになるし、痴漢の冤罪も怖いし、とても乗れないので歩いて職場まで通っている」と言うようなことをこぼしていて、そりゃそうだろうなと筆者は心から同情しました。

政令指定都市であり、静岡駅前もとても栄えていますが、プレ金を「現実的でない、押し付けがましい」と無視するのではなく、どうやったらやりやすいか、まず自分たちで試行錯誤してみよう!みたいな静岡市から東京に行ったら、もうあの「とにかく他人はブロック。人に優しくしたら負け!」みたいなムードに滅入ってしまうと思います。

本音を言えばわざわざプレ金とか言わなくても、勤務時間の設定そのものがゆるくなるとか、もっと家で仕事がしやすくなるとか、子供や介護が必要な家族がいても仕事をやめなくて済むような仕組みがもっともっと社会全体に浸透してくれれば、と思います。

でもそれが実現するまで、息苦しい毎日に疲れたら静岡市に行くといいと思います。レッサーパンダもホテルも、ベイクルーズも日本茶も「晴れていても曇っていてもいいじゃないか」のでっかい心意気の中に共存している感じ、体験するときっと元気が出ると思います。

【参考リンク】
静岡市立日本平動物園 http://www.ndhl.jp/
日本平ホテル http://www.ndhl.jp/
清水港ベイクルーズ http://www.dream-ferry.co.jp/baycruise/
マルゼンティーロースタリー http://www.maruzentearoastery.com/
静岡市美術館 http://www.shizubi.jp/

©のあるものは全て筆者撮影
その他資料写真は静岡市/日本平ホテル提供

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(執筆者: 相澤マイコ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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