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遅刻したら隣の教室まで行ってわざわざ謝罪……。これ、どこの国?

遅刻したら隣の教室まで行ってわざわざ謝罪……。これ、どこの国?

「校則」って何だろう?何のためにあるのだろう?

ファッションを通して校則について声をあげる高校生と出会い、私は自分自身にこの問いを投げかけ始めました。この疑問を解消するため、何度かにわけて違う角度から校則にアプローチしていこうと思います。

今回は、その第二弾。海外の校則についてです。まず、日本との違いを探るため、10代〜30代の5人にインタビューしました。

「確かに日本には無いよね」
と、思うものも

ノルウェーの場合──

しいて言うなら、携帯の使用禁止とかですね。ほとんどの生徒は、守ろうとしていました。そもそも、服装は自由だったり、規則はゆるい方だったと思います。それでも、窮屈に感じていた生徒もいて、中には抗議するために敢えて授業に出ない人もいました。校則は、破ると学校生活の評価に影響しましたね。

 

在学中、校則に対して生徒が何かしらムーブメントを起こすことはありませんでしたが、カフェテリアを運営して無料で朝食を提供するなど、生徒会はけっこうアクティブに活動していました。

インドネシアの場合──

靴は黒で靴下は白じゃないとダメという決まりがあったり、なかなか厳しかったです。さらに言うと、遅刻したら校庭を裸足で歩かなかればいけなかったり、わざわざ他のクラスへ行って「すみません遅れました」と言わなければいけなかったり……。

カナダの場合──

宗教や人種差別に関わる言葉等がデザインされた服は禁止などといったものがありました。それ以外には特になく、個人の判断に任せていたようです。

 学校側も、「生徒は勉強するために来ているので、服装や髪型等の勉強と関係ない事には関与しない」という考えがあったように思います。

アメリカの場合──

私が通っていたのは、LAの公立高校。特別なことはなかったけど、昼休みは車で出ちゃいけないとかっていうルールがあって。なんかアメリカっぽいですよね。校則として明記されていたかは覚えてないですけど。

 

あと、授業中トイレに行く時はパスが必要で、途中で先生に会うと見せなきゃいけませんでした。部活をやっている生徒は、成績が悪いとチームに残れないというのもありましたね。

スイスの場合──

他人のことを悪く言わない、学校から抜けださない、他国からきた生徒や自分と違う宗教を信じる生徒をうけ入れることなど、あたり前のことしかありませんでした。守れない生徒は、居残りをさせられて反省文を書かされたり、先生から親へ報告がいっていましたね。

 

着る服に関しての決まりごとはありませんでしたこれは、スイス国内のほとんどの学校も同じだと思います。

また、インタビューした人たちに当時を振り返ってもらい、校則について現在どのように感じているかも聞いてみたので紹介します。

比較的、自由度が高い印象のノルウェーと厳しい印象のインドネシアの学校に通っていた2人に、答えてもらいました。

個人的には、ルールや規則はもっとあっても良かったんじゃないかと思っています。「怠けているかどうかの」の境界線ってわかりづらいけど、ノルウェーは決して世界的にみて学業のスコアが高い方じゃないと思いますし。

厳しい校則もだけど、破った時の罰則に関しては、正直変だと感じました。当時は、抗議したり変更を求める声をあげる生徒はいなかったけど、今の生徒たちはもっと積極的に自分の意見を言って、何かしら行動すると思います。

「海外」と聞くと、つい「自由」という言葉が頭をよぎりがち。けれど、全体的な印象としては決して日本だけが厳しいというわけではなさそうです。ただ、海外ではより生徒の個性を尊重している学校もあるなと感じました。日本の一部の学校に比べると、子どもたちは生徒としてはもちろんのこと、人としての尊厳も保たれているように思えました。

この記事を読んだ後、自分が経験してきた校則を振り返ってみてください。その時、もし思うことがあるのなら、その感情と向き合ってみてください。卒業後、どれほど時が経っていてもかまいません。そうすることで、今、実際に声を上げている学生に耳を傾ける第一歩になるかもしれないのですから。

*これまでの校則に関する記事はこちら遅刻したら隣の教室まで行ってわざわざ謝罪……。これ、どこの国?「自然であること」にどうして「校則」を押し付けられるの?女子高生の生の声がファッションに。遅刻したら隣の教室まで行ってわざわざ謝罪……。これ、どこの国?あの頃、私たちは「世にも奇妙な校則」に従っていた。Top image: © オザキエミ

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