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たぶん世界に1台の珍獣。フィアット パンダ(初代)を電気自動車“でんきパンダ”にしてみた

▲見た目はパンダ、中身が三菱の電気自動車 i-MiEVってことで、最初の充電は東京都港区にある三菱自動車本社にある充電ステーションにて。ちなみにi-MiEVは総電力量16.0kWhのGと、10.5kWhのMの2グレードがあったが、Mを選択。理由は下記で述べるが、バッテリーの違いだ

2年の歳月をかけようやく完成! 中身がi-MiEVの電気自動車は、おそらく世界で1台だけ!?

上野動物園のシャンシャンをまだ見たこともないのに、私は「でんきパンダ」を飼うことになった。でんきパンダとは、ひと言でいえばフィアット パンダの姿をした三菱 i-MiEVだ。そんな珍獣、おそらく世界で1台しかないだろう。

フィアット パンダをデザインしたジウジアーロ先生が知ったら、さぞかし怒り狂いそうな暴挙を、極東の51歳のオッサンがしでかした理由は下記をご参照いただきたい。

ともあれ、あれから2年。ベースとなるパンダ探しに半年以上かかり、EV化に1年以上かかった。その間、担当編集者はNくんから大平(てんちょ~)に代わり、私のおなかはひと回り大きくなったが、これでやっと記事が書ける。

▲購入したのは95年式のCLX。キャンバストップの中古車が多い中、ノーマルルーフで、しかもMT(MTにこだわった理由は過去記事参照)車を探したら、約半年間かかってしまった

てんちょ~:え? 2年もまたいでそんな記事、今さら必要ですか?

ぴえいる:おいおい、これに約300万円も投資したんだぞ。

てんちょ~:300万? フツーにi-MiEVの中古車を買っておつりもらった方がよかったんじゃw

ぴえいる:貴様はロマンという言葉を勉強しろ。i-MiEVを買うより、「でんきパンダ」を飼う方がドラマチックだと学べ。ええっと、あとそれから(罵詈雑言)……

ベース車両は総額で約54万円。これに改造費を足して約294万円で「でんきパンダ」が完成した。

そもそも私の手元に300万円もあったのは、老後のささやかな楽しみにと、実家のある新潟に帰省しやすいマツダ CX-3の4WDの購入を検討していたからだ。それを特殊詐欺ばりに「でんきパンダ」へと誘導したのは(前担当のNくんへの誹謗中傷)……

とはいえ、今の私はすがすがしい。何しろ世界でたった1台しかない「でんきパンダ」のオーナーだ(ちゃんと調べてないから「恐らく」だ)。

つまり私は、自分が「世界で一つだけの花」であることを、まさに体感している最中だ。なにより「でんきパンダ」製作にはロマンがあり、実際この2年間はなかなかドラマチックな展開だった。

i-MiEV移植ストーリーは突然に……

当初はDCブラシモーター(プラモデルなどと同じ仕組みのモーター)にリチウムイオン電池を積む計画だった。すでにこの方法で車検(中古車のEV化には改造申請が必要)をパスして楽しんでいる人も多い。

今回改造をお願いしたEV化のスペシャリスト古川氏(プロフィールは下記写真参照)も、この方法で何台も電気自動車に改造してきたので、ベース車を持ち込んだら約3カ月後にはでんきパンダが仕上がるはずだった。

▲でんきパンダの車検取得時の古川氏。これまでダットサン フェアレディやBMW イセッタなど数々の名車を電気自動車にしただけでなく、トヨタ プリウス(3代目)に至ってはFFをFRの電気自動車に改造してD1グランプリでドリフトを披露したこともある。そんな彼でさえ、この「でんきパンダ」は苦労の連続……。これだけ自然な笑顔になるのも当たり前なのだ。ありがとうございました!
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