体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【米ビルボード・アルバム・チャート】カニエ・ウェストが8作目のNo.1、ゴーストが自己最高の初動で3位に

【米ビルボード・アルバム・チャート】カニエ・ウェストが8作目のNo.1、ゴーストが自己最高の初動で3位に

 カニエ・ウェストの新作『Ye』がNo.1デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 本作は、2016年に同1位をマークした7thアルバム『ザ・ライフ・オブ・パブロ』から2年振り、8枚目のスタジオ・アルバム。ジェイ・Zとのコラボレーション・アルバム『ウォッチ・ザ・スローン』(2011年)含め、本作で通算8作目の全米No.1を獲得し、ヒップホップ・アーティストとしては、そのジェイ・Zが保有する14作に続く、歴代2位タイに浮上した。なお、同2位にはエミネム(8作)がランクインしている。

 初動ユニットは208,000で、2018年にリリースされたアルバムとしては、ポスト・マローンの『ビアボングス&ベントレーズ』(461,000ユニット) 、 J.コール の『KOD』(397,000ユニット)、ジャスティン・ティンバーレイクの 『マン・オブ・ザ・ウッズ』(293,000ユニット)、カーディ・Bの『インベージョン・オブ・プライバシー』(255,000ユニット)に続く5番目に高い数字。

 208,000ユニットのうち、アルバムの純粋な売上枚数が85,000枚、ストリーミングによるみなし売上が120,000枚。驚くべきは、本作が全7曲という曲数の少なさにもかかわらず、ストリーミングによる売上が12万を突破しているということ。今週記録した1億8,110万視聴を7曲で割ると、1曲平均2,570万視聴を記録したことになる。この数字はあくまで平均値で、人気曲と不人気だったナンバーとの差はあるが、それにしても高い数字だ。

 2005年の2ndアルバム『レイト・レジストレーション』から、7作連続(前述の『ウォッチ・ザ・スローン』含むと8作)の首位獲得を果たしたカニエ。ここ最近は、ゴシップ記事で世間を騒がせ、アーティストとしては目立った活躍はなかったが、好調だった視聴回数も含め、その人気は健在であることを証明した。先週のアルバム・チャートで3位にデビューしたプシャ・Tの新作『Daytona』から、5週連続でアルバムをリリースする予定のカニエ。次週は、6月8日に発売されたカニエとキッド・カディのコラボ・アルバム『Kids See Ghosts』が上位デビューするだろう。翌週にはナズ、6月23日にはティヤーナ・テイラーの新作が控えている。

 ポスト・マローンの 『ビアボングス&ベントレーズ』は、10万台をキープできなかったものの、今週も99,000ユニットを獲得し2位にランクインしている。2018年度(2017年12月~2018年5月)の上半期では、テイラー・スウィフトの『レピュテーション』に続く2位を記録した。

 3位にはスウェーデンのヘヴィメタル・バンド、ゴーストの新作『Prequelle』が初登場した。初動66,000ユニットのうち、アルバムの売上枚数は61,000枚で、自己最高の初動セールスを更新した。また、全米では2015年リリースの前作『Meliora』が獲得した最高8位を上回る、自己最高位を更新。本国スウェーデンでは、2ndアルバム『Infestissumam』(2013年)から3作連続の首位獲得を果たしている。ロック・バンドのアルバムではおなじみとなった、ライブチケットとの連動(償還)が売上を伸ばした要因。

 2017年6月にリリースした、米カリフォルニア州出身のカントリーシンガー=ルーク・クームスのデビュー・アルバム『ディス・ワンズ・フォー・ユー』が、先週の39位から4位に浮上。リリース翌週に43,000ユニットを獲得し5位に初登場した本作だが、アルバム・リリース1周年を記念した、5曲追加のデラックス盤が6月1日に再発されたため、最高位を更新して今週ランクアップした。新たに収録された新曲の「ビューティフル・クレイジー」は、カントリー・ソング・チャートで6位まで上昇している。

 カントリー界からは、2018年4月28日付アルバム・チャートでNo.1デビューした、ジェイソン・アルディーンの『リアビュー・タウン』も、先週の27位から10位にTOP10入りしている。こちらはデラックス盤の再発ではなく、ゴーストと同じライブチケットの償還を受けてのもの。今週だけで34,000枚を売り上げた。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、6月15日以降予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『Ye』カニエ・ウェスト
2位『ビアボングス&ベントレーズ』ポスト・マローン
3位『Prequelle』ゴースト
4位『ディス・ワンズ・フォー・ユー』ルーク・クームス
5位『インベージョン・オブ・プライバシー』カーディ・B
6位『Goodbye & Good Riddance』Juice WRLD
7位『グレイテスト・ショーマン』サウンドトラック
8位『ショーン・メンデス』ショーン・メンデス
9位『Harder Than Ever』リル・ベイビー
10位『リアビュー・タウン』ジェイソン・アルディーン

関連記事リンク(外部サイト)

6月9日付 Billboard 200 全米アルバムチャート
6月9日付 Billboard HOT 100 全米ソングチャート
カニエ・ウェスト、“#ProjectWyoming”をNYやシカゴで開催 村上隆によるキッド・カディとのコラボALのアートワークも公開

Billboard JAPANの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。