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【ビルボード上半期Hot Albums】安室奈美恵『Finally』強し! 2018年上半期も首位獲得(本人コメントあり)

【ビルボード上半期Hot Albums】安室奈美恵『Finally』強し! 2018年上半期も首位獲得(本人コメントあり)

 総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”2018年度の上半期首位を獲得したのは、安室奈美恵のベスト・アルバム『Finally』。フィジカル・セールス、ルックアップ共に1位だ。

 配信未解禁のためフィジカル・セールスとルックアップの2指標のみで、2017年度の年間チャート集計期間ラスト3週の間に莫大なポイントを積み上げ、同年間トップの座に君臨した『Finally』。そんな驚異的な記録がさらに更新されるかもしれない。2018年度上半期の第1週目にあたる2017年12月11日付に総合2位をマークした『Finally』は、2018年4月2日付までの17週にわたって総合順位をトップ10内に維持し、その後も上半期チャートの集計が終わる2018年6月4日付に23位をマークするまでトップ20内に入り続けている。

 初週1,039,484枚を記録したCD売上の発売以来累計は2,115,179枚までに昇り、CDの読み取り回数を示すルックアップでは、初登場から順位を5位以下に落とすことはなかった。このルックアップに関しては、2017年度の年間チャート時からポイントを2.5倍以上にまで伸ばしているが、これはやはり、6月3日の東京ドーム公演をもって終了した国内5大ドーム・ツアーの影響が大きいだろう。9月16日の活動終了日まで残すところ約3か月。その間の本人の活動予定はいまだベールに包まれているが、この空白期間の動向次第で、『Finally』がこのまま下半期も勢いを保ち、2年連続の年間首位獲得という快挙を達成する可能性も十分にある。なお、年間チャートで首位となった作品が次年度の上半期チャートでも首位を獲得するのは初のこと。

 そんな安室奈美恵『Finally』や上半期総合2位に入ったAKB48『僕たちは、あの日の夜明けを知っている』など、一部のアーティストはフィジカル・パッケージの爆発的な売上を機動力にチャートを上昇しているものの、やはり目につくのは、フィジカル領域とデジタル領域の双方で存在感を放つアーティストたち。

 米津玄師はその代表格だろう。2017年11月にリリースされた最新アルバム『BOOTLEG』は、 2018年度“HOT ALBUMS”上半期総合3位に入った。フィジカル・セールス11位、ダウンロード2位、ルックアップ2位が内訳だ。さらに総合34位に『YANKEE』、55位に『Bremen』、97位に『diorama』と、全4作を上半期トップ100内にチャートインさせており、いずれもダウンロードとルックアップが牽引している。

 また米津玄師と同じく、若者から大きな支持を集めるWANIMAの最新アルバム『Everybody!!』が上半期総合5位に入ったが、フィジカル・セールス6位、ダウンロード3位、ルックアップ3位と、満遍なく高順位をマークしつつ、やはりダウンロードとルックアップが好調だ。これら若手アーティストたちのチャート・アクションから、そのファン層を形成する10代~20代のリスナーには、パッケージ商品をモノとして所有することより、音楽コンテンツそのものに触れることに価値を見出しているユーザーが多いことが窺える。あるいは、わざわざフィジカル・パッケージを購入するほどでもない、いわゆるグレー層への訴求がしっかりと果たされているとも考えられるだろう。

 トップ5のうち3作が配信未解禁だった2017年度の“HOT ALBUMS”年間チャートと比べ、今年度の上半期チャートでは、フィジカルとデジタルの両面で着実にポイントを積む若手の躍進がより顕著だ。商品の購買活動に熱心なコアファンの獲得という従来のヒットの法則に並び、デジタル媒体や口コミを介してより幅広いリスナーに“触れさせる”ことがカギとなった現代の音楽市場。そんなヒットの細分化は、音楽視聴の多様化がますます進んでいく中、必然ともいえる変化なのかもしれない。

◎安室奈美恵 コメント
アルバム「Finally」が沢山の方々に届いていること、光栄に思っております。
このアルバムを通して、
今まで応援してくださった皆様に、
25年間の感謝の気持ちを届けることができればと思っています。

【2018年上半期 HOT ALBUMS】
1位『Finally』安室奈美恵
2位『僕たちは、あの日の夜明けを知っている』AKB48
3位『BOOTLEG』米津玄師
4位『グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)』V.A.
5位『Everybody!!』WANIMA
6位『DINOSAUR』B’z
7位『FACE YOURSELF』BTS (防弾少年団)
8位『The BEST』KinKi Kids
9位『Yummy!!』Kis-My-Ft2
10位『BEST GENERATION』GENERATIONS from EXILE TRIBE
11位『魚図鑑』サカナクション
12位『アンコール』back number
13位『ユーミンからの、恋のうた。』松任谷由実
14位『逆輸入~航空局~』椎名林檎
15位『092』HKT48
16位『軌跡 BEST COLLECTION+』和楽器バンド
17位『BEST』三浦大知
18位『XYZ=repainting』Sexy Zone
19位『GREATEST HITS 2011-2017 “ALTER EGO”』EGOIST
20位『僕だけの君~Under Super Best~』乃木坂46

集計期間:2017年11月27日(月)~2018年5月27日(日)

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