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演技派ニコケイに省エネニコケイ? オールナイト上映『顔圧!ニコケイナイト2』企画者がニコラス・ケイジの魅力を語る

専属俳優だからとにかく色々な映画に出させられるんです。でもスターはやっぱりスターなんですよね。平凡な演出でも、スターがでていると場面がもつんです。先ほど「省エネ」と揶揄したように見えますが、これはそれなりの人じゃないと成立しないんです。

眠くなりがちなオールナイト上映を楽しむコツ

――「オールナイト上映はキツい」「寝てしまう」といった声に対してはどう思われていますか。

花俟:よく言っていることですが、徹夜で何本も映画を観るなんて常軌を逸しています。体力はもちろんですが、仕事・家庭などの環境面で来られない方も多いでしょう。だから比較的自由がきく若い人には「少し無理してでも来た方がいいよ」と言ってます。

寝てしまっても、夜通し知らない人と映画を浴びるように見た、という風変わりな体験は無駄にならないと思います。場合によっては人生を変えてしまうかもしれない可能性も秘めていると思っています。

「寝てしまう」という声に対しては「寝てしまえ」と返したいですね。それも体験ですから。眠くなって当然です。眠くなったら変に我慢するより、サクッと目を閉じてしまうことをおすすめします。10分でもしっかり眠ればかなりすっきりしますし、どうしても見たければその場でロビーに出て体を動かしましょう。

ちなみに自販機では「レッドブル」を売っていますが、個人的には数時間前に飲んでおいた方が効く気がします。

――新文芸坐が活発にオールナイト上映企画を続けるのはなぜでしょうか。

花俟:ほとんど意地ですね(笑)。旧文芸坐も含め、かつては週末のオールナイト上映は都市部では当たり前のように行なわれていました。

しかし今東京で、いや日本で「毎週」「個別のプログラム」でオールナイトを行なっているのは当館だけかもしれません。まったくもってコストパフォーマンスが悪いですから、利益やシステムを優先する社会にはあわないですよね。

しかし、ここでしか醸成できない空気があり、その空気は若い世代を刺激するものだと思っています。それを感じた人たちが、映画だけではなく、これからの文化を支えていくかもしれません。こんな文化の「学校」があってもいいと思います。

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『顔圧!ニコケイナイト』にかける想いを語ってくれた花俟さん。次回開催について伺ったところ、「現状のチケットの売れ行きだと第3弾の開催はないです(笑)。この記事を読んだ方がチケットを買ってくれるのを切に願います」と返事が返ってきた。

今回行かなければ次はないかもしれない『ニコケイナイト』。なにかとハードルの高いオールナイト上映だが、一作一作をDVDや配信で観るよりも、はるかに大きな経験となってあなたの心に刻まれるはずだ。気になった方は是非足を運んでいただきたい。あなたの中の“ニコケイ”がなにか少し変わるかもしれない。

『俳優やめるなんて言うなよ! 顔圧!ニコケイナイト2』前売り券は、現在チケットぴあおよび池袋 新文芸坐窓口で販売中だ。

チケットぴあ前売り券販売ページ:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1821030

『俳優やめるなんて言うなよ! 顔圧!ニコケイナイト2』
会場■池袋 新文芸坐
開催日時■6月16日 開場 22:00/開映 22:15

<上映作>
『オレの獲物はビンラディン』
『ヴェンジェンス』
『キング・ホステージ』
『パシフィック・ウォー』

<劇場ロビーでの予告編上映>
『コンテンダー』※本編上映は無し

前売券:池袋 新文芸坐窓口・チケットぴあにて発売中(2,100円)

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記者:

デザイナーと記者の二足のわらじ。ふだんはホラー通信(http://horror2.jp/)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きなバンドはビートルズ、好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

TwitterID: _reinus

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