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政府が衛星画像を無料提供! 今後新たなビジネスチャンスに?

政府が衛星画像を無料提供! 今後新たなビジネスチャンスに?
J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。6月4日(月)のオンエアでは、日本科学未来館の科学コミュニケーター、片平圭貴さんをお迎えし、政府が提供する衛星画像にフォーカスしました。

■政府が衛星画像を提供する狙い

先日、SankeiBizが「政府、民間に衛星画像を無料提供 宇宙ビジネス育成後押し」という記事を掲載しました。これは政府が保有している観測衛星の画像データなどを民間企業に無料提供するシステムを整備するというもので、海外に比べて出遅れている日本の宇宙関連ビジネスの発展につなげたいという狙いがあるそうです。

サッシャ:そもそも日本の衛星画像の精度はどのくらいのレベルなのでしょうか?
片平:単純に精度でいうと“30センチメートル級”と言われ、1台の車がどんな種類の車なのかや、道に郵便ポストやマンホールがあることが分かるくらいの精度になります。

■政府が提供する衛星画像の精度は?

それでは今回、政府が民間に提供する衛星画像はどのくらいの精度なのでしょう。

片平:解像度で“3メートル級”くらいと言われています。先ほど紹介した“30センチメートル級”と比較するとあまり精度がよくないと思うかもしれませんが、衛星画像はいろいろな種類があり、“30センチメートル級”はすごく精度のよいデジタルカメラのようなもので、“3メートル級”はレーダーを使うことで雲の影響、夜の暗さなどに左右されない写真が撮れるイメージです。
寺岡:無料提供される衛星画像はどのように活用されるんですか?
片平:いまは農業や漁業に多く使われています。今回提供する衛星画像はレーダーで電波を飛ばしているので、空から見たときに農地の植物の生育状況が分かったりするなど、植物の様子を調べることに適しています。

他にも、海外ではアマゾンなど森林の違法伐採を宇宙から監視することにも活用されているそう。

■新しいビジネスにも繋がる?!

サッシャ:今までも、有料であれば民間でも使えた衛星画像があったんですよね?
片平:なかには無償で提供されていたものもありました。でも、データの解析には専門的な知識やアプリケーションが必要な場合があったので、それをもう少し整理してみなさんに使っていただけるようにしたのが、今回政府が行った取り組みですね。
サッシャ:なるほど。そうすると一般の方が(今回提供の衛星画像を使った)スマホアプリを開発して、私たちがダウンロードできる可能性もあるんですよね? 衛星で見ているのであれば渋滞の時にさらに小道などの裏道まで分かるようになるとか。
片平:そうですね。そういう情報も空から見て分かることもありますし、それだけではなく、いまGPSなどセンサーが付いている車があるので、それとうまく組み合わせを見つけることで新しいビジネスを考えることもできると思います。

片平さんが所属する日本科学未来館では、衛星からの画像を見ることができる地球ディスプレイ「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」が展示されています。6月20日(水)からは「Geo-Cosmos」で新たに「二酸化炭素濃度の推移や大気汚染物質のシミュレーション」も見ることができるようになります。ぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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