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絵本のアンパンマン、マントが「ツギハギ」って知ってた? その深い理由とは

絵本のアンパンマン、マントが「ツギハギ」って知ってた? その深い理由とは
J-WAVEで放送中の番組『BOOK BAR』(ナビゲーター:大倉眞一郎・杏)。毎週ナビゲーターの2人が「今読むべき本」として、おすすめの本を持ち寄っています。6月2日(土)のオンエアでは、杏が『勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)を紹介しました。

■アンパンマンは、人生の後半に生まれた作品

『勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語』は、ノンフィクション作家、梯久美子さんによるやなせたかしさんの伝記。梯さんはやなせさんが編集長をつとめていた雑誌『詩とメルヘン』の編集者でした。

やなせさんは1919年生まれで2013年、94歳で亡くなられました。『アンパンマン』が代表作ですが、描かれたのは54歳になってから、アニメがスタートしたのも69歳。意外にも、人生の後半になってからの作品なのです。

絵本やイラスト、漫画を手がけていた他、童謡『手のひらを太陽に』の歌詞や、三越デパートの包装紙のデザインなどもされていました。『勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語』では、そんな『アンパンマン』が生まれるまでのやなせさんについても知ることができます。

■アンパンマンのマントはなぜツギハギなのか?

そんな『アンパンマン』はどのようにして誕生したのでしょうか。やなせさんは5歳のときにお父さんを病気で亡くされてしまいます。その後、おじさん夫婦の元で弟と共に暮らしました。そして戦争が始まると、中国の戦地へ行くことに。

戦争が終わったのはやなせさんが26歳のとき。そこから新聞社やデパートで働き、54歳でアンパンマンを生み出しました。

:当時はバブルとか華やかな高度成長期だったりして、カッコいい華やかなヒーローが求められていた時代。もともとの絵本のアンパンマンはマントにツギハギがあったらしいんですね。やなせ先生の中では「本当に自分を犠牲にしているんだったら新しいマントなんて買えないよ」と。いろんな細かいディティールがあって描かれた絵本だったんです。

アンパンマンの“顔をちぎって困っている人にあげる。あげすぎると力が弱くなる”という設定も、何かをするには自分を削る勇気も必要という深い意味が込められています。「お話の中には、大人が読んでもウルウルしてしまうものもある」と杏。

大倉:アンパンマンから読み取れることってまだまだありそうな気がするんですよね。もう一回ちゃんと見てみよう。

やなせさんの人生を知ることで、アンパンマンに込められた思いをより深く知ることができるかもしれませんね。今月30日(土)から、アニメ『アンパンマン』の30周年記念作品『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』が公開されます。この作品で杏はメイン声優として参加しています。ぜひ、『勇気の花がひらくとき―やなせたかしとアンパンマンの物語』と一緒にチェックしてください!

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【番組情報】
番組名:「BOOK BAR」
放送日時:毎週土曜22時−22時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/bookbar/

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