体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

ガーナ戦で完敗…福田正博「日本代表に必要なのは、守備の安定と〇〇感」

ガーナ戦で完敗…福田正博「日本代表に必要なのは、守備の安定と〇〇感」
J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。5月31日(木)のオンエアでは、西野 朗監督が率いる「西野ジャパン」の初戦にして、『2018 FIFAワールドカップ ロシア』国内最後の壮行試合となったガーナ戦に注目。サッカー解説者・福田正博さんに、試合について詳しくお訊きしました。

■ガーナ戦は準備不足?

まず、ガーナ戦を観た感想を、福田さんは以下のように語ります。

福田:正直なところガッカリした。もう少しやるかなと。準備期間が短いですけど、もう少し期待していた部分もあったんです。その期待を裏切るような試合内容と結果になってしまったなと思いますね。
サッシャ:4バックを3バックにしたとか、すごくフィーチャーされたんですけど、システムが変わったことも含めて、日本代表の戦い方はどうだったのですか?
福田:新しいことにチャレンジをしようと、監督が変わって選手たちの気持ちを変えたいと、形を変えたり少しメンバーを変えたりするのは、非常によい試みだったと思います。しかし、形を変えるというのは、そうとう時間をかけないと成熟しないと思うんです。今回は3〜4日で試みて、やらなければならなかった。それも、ヨーロッパから帰ってきた選手は1シーズン戦っているし、コンディションもなかなか整わない。コンディションを整えながら戦術的なことも落とし込んでいかなければならないという、難しい仕事だったとは思いますけど、そういうものが上手くいってなかったところがあると思います。準備不足です。

■守備が弱さの原因

ガーナ戦では、守備の弱さが露呈しました。どこに原因があったのでしょうか?

サッシャ:ガーナの監督が試合後に「日本の守備が弱かった」と言ったという話もありますが。
福田:4バックから、長谷部誠を後ろに下げて、3バックにしたんです。日本代表で、そういうことをずっとやってなかった。2点目の失点のシーンとかもそうですけど、ゴールキーパーとディフェンスラインのコミュニケーションが、少し上手くいかなくて失点してしまったのはありますね。これから時間がありますから、守備のところはしっかりと時間をかけて準備をしていく。そこは計算できるんですよ。攻撃のところは、なかなか時間をかけても点が取れるようにはならない。だから、やれることは守備の準備。ポジショニングだったり、味方の選手のいいところと悪いところを知っておくというのは、すごく重要なんですね。ディフェンスの場合は、誰かがチャレンジしたら誰かがカバーしなければならない。カバーの連続なんですね。カバーするということは、味方の長所も知っていなければならないし、もっと重要なのは味方の短所も知ってなければならない。

槙野智章選手を例に、福田さんは以下のように語ります。

福田:槙野はわかりやすいんですけど、前に強いから後ろが空くんです。だから、槙野が縦パスで必ずチャレンジしますから、必ずカバーしなければならない。これが頭でわかってるんじゃなくて、自然と動けるようにしていかないといけない。オートマティックにできるようになっていくのがチーム。時間もないですから、急いでやらないといけないと思います。

■重要なのはコンディションを整えること

福田さんは「時間が足りない」と話し、以下のように続けます。

福田:ただ、どれだけ時間があっても足りないものです。限られた時間の中で、選手たちが緊張感や危機感をもってやっていけば、その短い時間でも成熟していくと思うし、どれだけチームとして成熟した状態で6月19日(火)のコロンビア戦に入れるかが勝負になるかと思います。

コンディション不足が原因とされた「2014 FIFAワールドカップ ブラジル」を踏まえて、現在の日本代表に求められていることを訊きました。

福田:前回のワールドカップのときに、コンディションを上手く整えることができなかったことが一番の問題だったんですよ。キャンプ地や移動も含めて、絶対に重要なことは、コンディションをしっかり整えるということなんです。戦術の話ばかりになっていますけど、戦術は「コンディションがいい」という前提の上での戦術なので、机上の空論になってしまう。サッカーの場合は、コンディションが7〜8割という人もいるんです。23人選んだとしても、選手のコンディションはまちまちです。それを、いかに自分の一番いい状態にもっていくかが勝負だと、僕は思うんですよね。その上で、選手たちがストレスを感じないように、役割やシステムがあるんですよ。肉体的なコンディションもそうですし、精神的なコンディションも、自信をもってピッチに立つというのは重要。トレーニングやミーティング、戦術や役割で選手たちの自信を深めていくというのが、西野監督の役目。

福田さんは、「選手にフレッシュ感がないんですよ。若くて生きのいい選手がいないと、チームって勢いが出ない。ワクワクしないんですよ」と力説します。

結論として「安定する戦いをするためには守備です。そういう意味では長谷部に頑張ってもらうしかないです」と、長谷部選手の役割の重要性を挙げ、「外から圧力がかかると、まとまることもあるんです。だからどんどん我々がプレッシャーをかけましょう」と締めくくりました。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時−13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

J-WAVEニュースの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。