【意外なモノの歴史】アルキメデスが考案した高層ビルには絶対欠かせないアレ!

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みなさん、どうも!誰もが当たり前に、目にしたり使ったりしている色々な「モノ」の歴史について調べてみたので気になる方は是非ともチェックしてもらいたい。
今回は「エレベーター」のお話しです。
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前回の「エスカレーター」に続き、今回は「エレベーター」!高層マンションや高層ビルなど、近代化とともに我々の生活にはエレベーターは、今やなくてはならない存在だ。
そんなエレベーターの歴史について調べてみると…滑車とロープを使って上げ下ろしをしたことをエレベーターの起源とするなら、それは紀元前、古代ローマ時代にまで遡るといいます。考案者は、浮力の発見や正確な円周率を求めたことで有名なアルキメデス(紀元前287年頃~212年)。紀元前236年のことと記されています。動力はもちろん人力で、用途も荷物用でした。

アルキメデス以来、手動式(人力)エレベーターは人の搭乗を目的にしたものを含め、多くの考案があったと思われますが、人力以外の動力が導入されるまでには、実に2千年以上もの時の流れが必要でした。

電力記号「W(ワット)」にその名を残すジェームス・ワットが1769年に発明した蒸気機関は、1835年、ついにエレベーターの動力としても登場したのです。蒸気機関をきっかけとした産業革命が世の中を一変したように、この年以来、エレベーターは飛躍的な進化をとげることになります。しかし残念なことに、それらのエレベーターは、構造上、危険と隣りあわせだったことも事実なのです。
蒸気機関の登場以来、エレベーター史上で特筆すべきことは、E・G・オーチスによる「非常止装置」の発明でしょう。ロープが切れたり、外れたりする落下事故があることから人員輸送用としては適していなかったエレベーターに、ついに安全装置がとりつけられたのです。
1852年に発明された安全装置は、2年後の1854年、ニューヨークのクリスタルパレス博覧会でセンセーショナルなデビューを飾ります。会場に設置されたエレベーターにオーチス自らが乗り込み、集まった多くの人の前でロープを切らせることで、その安全性を実証したのです。
安全装置の発明に次いで特筆すべきことは、カウンターウエイト方式の登場でしょう。「つり合おもり」と訳されるこの方式は、井戸のつるべと同じ原理で、エレベーターのかごとロープで結ばれた反対側におもりを吊るすことで、かごを効率よく昇降させるものです。
カウンターウエイト方式の登場は、ふたつの革新をもたらしました。ひとつは高層ビルへの設置を可能にしたこと。換言するなら、この方式のエレベーターの登場で高層ビルの建築が可能になったとも言えます。そしてもうひとつは安全性能の飛躍的な向上です。カウンターウエイト方式の登場で、最上階または最下階を通り過ぎてしまう事故が激減することになったのです。
出典:一般社団法人日本エレベーター協会http://www.n-elekyo.or.jp/encyclopedia/history/elevator.html?tab=1

紀元前236年!って!!エレベーターの歴史は奥が深かった!エレベーターにも長い歴史があったんですね。
意外な「モノ」の歴史って知ると面白いですね。

(Written by 元部長from Occ)

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