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水の使用量を最大50%削減!IoTセンサーを活用した果樹園向けソリューション

イタリアのミラノで2017年に創設されたスタートアップ企業「Revotree(レボツリー)」は、既存の灌漑システムと組み合わせ、果樹園の状態をセンサーでモニタリングし、スマホアプリを介して灌漑を遠隔操作できる新たなIoTソリューションの開発に取り組んでいる。

灌漑システムを最適化することにより、水の使用量を最大50%削減できるのが利点だ。

・センサーが圃場の大気や土壌をモニタリング

このソリューションにおいて中心的な役割を担うのが、「Revotree」が独自に開発したセンサーデバイス「Revosense(レボセンス)」だ。

「Revosense」には、雨量計や大気の温度と湿度を計測するセンサー、土壌湿度計、土壌の水分吸引力を計測するテンシオメーターを搭載。

深さ50センチまで土壌に差し込んで、土壌や周囲の大気の状態を計測し、データとして収集する。

必要な電力は、「Revosense」の上部に装着されたソーラーパネルで発電してまかなう仕組み。

ユーザーは、専用Androidアプリで、「Revosense」が計測した大気や土壌の状態をリアルタイムでチェックできるほか、灌漑システムを遠隔で操作することが可能だ。

また、人工知能に「Revosense」の計測データを分析させ、灌漑プロセスを自動化することもできる。

・拡張性にも富んだIoTソリューション

このIoTソリューションは、果樹園やぶどう畑、オリーブ畑といった多年生植物に適したモニタリングシステム。

1台あたり1ヘクタールの圃場をモニタリングでき、圃場のサイズに応じて複数台導入することで、拡張性にも富んでいる。

果樹園の灌漑システムを効率化できるのはもちろん水資源の節約にもつながる、このIoTソリューションは、世界各地でニーズがありそうだ。(文 松岡由希子)
Revotree

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