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衛星画像を解析し、漏水をピンポイントで検知するソリューション「UTILIS」

イスラエルで2013年に創設された「UTILIS」は、衛星画像を解析し、地下で発生している漏水や無収水を検知するソリューションを開発するスタートアップ企業だ。

これまでに、米国・英国・ドイツ・中国・南アフリカなど、世界27カ国以上で実績を有している。

・衛星画像を解析し、漏水をピンポイントで検知

「UTILIS」では、衛星で撮影された画像を地理情報システム(GIS)に取り組み、独自に開発したアルゴリズムで処理。

このアルゴリズムは、飲用水特有のスペクトルの特徴を探すことによって漏水を検知する仕組みで、人口密度の高い都市部でも、森や山に覆われたエリアでも、水道管の種類を問わず、漏水の場所とその規模を見つけ出すことが可能だ。

さらに、アルゴリズムの解析結果をもとに地理情報システムによって解析レポートが生成され、漏水の可能性が高い位置をマップ上で特定。

地域の水道を管轄する行政機関や水道事業会社は、漏水のおそれがある場所をピンポイントで知ることによって、早期に補修対応ができるのはもちろん、修理・メンテナンス業務の効率化にもつなげることができる。

・漏水の早期発見により水資源の節約につながる

2017年8月にドイツ南西部のアルプシュタット市で実施した試験的プロジェクトでは、わずか21営業日で、919キロメートルにわたる水道管路ネットワークが解析され、106カ所の漏水を検知した。

これによって節約できた水の量は、年間83万2200立方メートルと推定されている。

「UTILIS」は、専用の検知機器やソフトウェアなどを必要とせず、遠隔で高精度に漏水を自動検知できる点が特徴。

早期に補修対応できることによって、貴重な水資源の節約にもつながるだろう。(文 松岡由希子)

UTILIS

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