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吉岡里帆「雫ちゃんは賢い!」 ポルカドットスティングレイ・雫と同世代トーク

吉岡里帆「雫ちゃんは賢い!」 ポルカドットスティングレイ・雫と同世代トーク
J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)5月27日(日)のオンエアでは、人気バンド「ポルカドットスティングレイ」のボーカル、雫さんを迎えて、ゲームや楽曲制作の裏側をお訊きしました。

■いきなり、告白状態

収録時、二人は初対面。実は、雫さんと吉岡は同じ年齢です。

:衝撃の同い年です。
吉岡:雫さんがいかにすごいかというのを、今日は……。
:いやいやいやいや、目があって恥ずかしかった。照れる!
吉岡:照れないで。私、めちゃくちゃ見る人なんで。
:慣れよう(笑)。
吉岡:でも、いきなりグイグイいったらアレなんで、私もちょっと手加減します(笑)。
:私は何があっても大好きだから大丈夫です。
吉岡:私も大好きだから大丈夫。
:本当に!?
吉岡:かわいい! 

お互いに照れた様子でこの日の対談がスタート。まずは、ポルカドットスティングレイの紹介がてら、キャッチコピーの話になりました。

吉岡:「福岡県福岡市を拠点に何かを企む、超常ハイカラギターロックバンド」ということで、ちょっと神聖感がありますよね。
:活動を始めた時に適当にノリでつけてしまって、メジャーデビューしてからも流れで使われてるんです。変えるタイミングが……(笑)。
吉岡:拠点も福岡ではなくなってるっていう。
:そこから違うし、「超常ハイカラギターロックバンド」って、何もわかる情報がないという。変え時がないんです。
吉岡:私はこのキャッチコピーがすごく好きです。地元から「いくぜ!」って出てきたような“におい”を感じます。
:ウチのメンバーはツイッターで集まったんですけど、集まった理由を聞いたら「売れたかったから」って言っていて、めちゃくちゃドライだったんです。
吉岡:ポルカドットスティングレイはSNSで集まったメンバーだったりとか、彗星の如く現れたっていう感じがするんですけど、結成3年、デビュー半年という最短距離は珍しいですよね。
:思ったよりデビューするまでが早かったかもしれないですね。
吉岡:雫さんから見て、自分たちのバンドはどういう風に見えますか?
:私、お客さんのほしいものをマーケティングして、自分の考えを一切入れないでクリエイティブを創るというスタイルをとってるんですけど、ちょっと珍しいことだから、このスタイルを宇宙人みたいに見てる人も多いんじゃないか、と思ってます。
吉岡:そして、昨年11月にメジャーデビューを果たしましたが、どんなお気持ちでしたか?
:そんなに「メジャーデビューをするぞ」というのを目標に掲げていたわけではなくて、規模感を広げながらお客さんの欲しいものを届けつつ、より多くのお客さんにリーチする目標でやってたんです。メジャーデビュー自体に関しては「ふーん」という感じだったけど、「予算が増える」ということに関しては「よし!」と思いました(笑)。
吉岡:今、話をちょっと聞いただけでも「感覚が新しい」と思っていて、「自分が好きなことを好きなだけやる」っていうスタイルから、だんだん変わってきてる部分があるんだとおもいました。需要と供給をきちんと感じながら、「ある意味、ちゃんと商売をしてるな」という気がして、「仕事なんだ」という、ある種のわりきりも感じるし、気持ちいいですね。
:ありがとうございます。

■音楽は大学生になってから

ここからは、子どもの頃の話について、お訊きしました。

吉岡:ご出身は福岡県ですが、思い出に残っている風景は?
:実は、すごく内向的な子どもで、ずっと家にいるタイプだったんで、覚えていることといえば学校と家と塾の風景ぐらいしかないんです。ずっと家に引きこもってゲームしてました。
吉岡:音楽が好きになったのは、どのくらいの時期ですか?
:大学時代の頃です。
吉岡:すごい! だいたい、この質問をすると、みなさん「小さい頃から音楽が好きで……」という人が多い中……。
:そういうことを言いたいですよ(笑)。
吉岡:大学で音楽を作ってみようと思ったのは、ゲームもある意味、きっかけだったと記事で読んだんですけど。ゲームのBGMとかも好きだったそうで。
:もともと、音楽はそこまで聴いてないほうだったんです。ずっとゲームばかりやっていたので、「ゲームクリエイターになりたい」という夢はちっちゃい時からあって、ゲーム音楽のサントラはすごく聴いてたんですよ。ゲーム音楽に魅了されて、音楽といえばゲーム音楽という感じだったんです。ゲーム音楽に影響されてることといったら、例えばボス戦でボスの体力が半分になった時に、ちょっとBPMが早くなったり、転調したりして、お客さんの気持ちを盛り上げるための“お客さんの気持ち先行”の音楽になってるところが特徴です。ただ、ゲーム音楽に発想をいただいているようなところはあるんですけど、それで音楽を始めようと思ったということはないです。
吉岡:直結はしてないけど、経由はある、と。
:考え方はゲーム音楽からもらっているという感じです。
吉岡:面白い。私、そんなふうに思ったこと、なかったです。お客さん目線になってるってことですもんね。
:ゲームを作る時に「UX」という言葉がミーティングとかでも上がってきて。
吉岡:「UX」って、なんですか?
:お客さんのゲーム体験のことを「UX」(user experience)って言うんです。お客さんがどういう体験をすると、どういう気持ちになるかということを、先行で考えるというものです。「お客さんにここで盛り上がって欲しい」とか「ここのシナリオでは悲しい気持ちになってほしい」とか、「どういう気持ちになってほしいから、こういう方法をとろう」という考え方をするのがゲームクリエイターの仕事なので、それを音楽でも流用できるな、と思って。
吉岡:賢い。雫ちゃんは賢い! 

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