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自然薯の「とろろ汁」は、江戸時代のエナジーチャージだった

自然薯の「とろろ汁」は、江戸時代のエナジーチャージだった

「とろろ」は手頃な値段でおいしく食べられる庶民の味として広く親しまれていますが、ここで紹介する「とろろ汁」に使われているのは、静岡県産の自然薯(じねんじょ)。

山芋の仲間ですが、スーパーで売っている馴染みの山芋とは、味も値段もまったく違うのです。

高級山芋は江戸時代の
エナジーチャージ

自然薯の「とろろ汁」は、江戸時代のエナジーチャージだった© 2018 Makoto Kujiraoka

自然薯は、直径3cm長さ150cmほどに成長する野生のひょろ長い芋で、1kg(約60cm)でおよそ5千円とかなりお高い印象。それもそのはず、1年で10cmくらいしか育ちません。さらに、女性の身長ほどある自然薯を傷つけずに優しく掘り出すには熟練の技が必要で、1本掘り出すのに数時間かかることもあるんです。

江戸時代、人々は江戸から京都まで約500km続く東海道五十三次を2週間かけて歩いて旅していました。その道中にある静岡県の宿場町でよく食べられていたのが、この「とろろ汁」。旅を続けるための貴重なエネルギー源だったようですね。江戸時代の浮世絵師、歌川広重による浮世絵にも「とろろ汁」をすする旅人の様子が描かれています。

ダシを加えるのが静岡流
絶品とろろ丼

自然薯の「とろろ汁」は、江戸時代のエナジーチャージだった© 2018 Makoto Kujiraoka

静岡ではとろろにサワラやサバなどのダシを加えて食べられています。この「とろろ汁」はそのままでも充分おいしいけれど、ひと手間加えるとまた違った味に出会えます。

たとえば、熱々のご飯にとろろ汁をかけた上から卵を落とし、お醤油で味付けして月見丼にしてみたり、漬けまぐろをのせるのもいい。とろろと同じネバネバ系の納豆、さらにわさびなどもよく合います。他には海苔、明太子、ツナ、梅干し、ウニ、鶏そぼろなど定番のトッピングから、パンチの効いた組み合わせまで色々な食べ方を試してみてください。自然薯の「とろろ汁」は、江戸時代のエナジーチャージだった© 2018 Makoto Kujiraoka

購入は、おじろ弁当より。Top photo: © Makoto Kujiraoka

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