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「孤独」は健康に悪い…“毎日タバコ15本”に匹敵! 世界中で大問題に

「孤独」は健康に悪い…“毎日タバコ15本”に匹敵! 世界中で大問題に
J-WAVEで放送中の番組『JAM THE WORLD』(ナビゲーター:グローバー)のワンコーナー「UP CLOSE」。5月22日(火)のオンエアでは、火曜日のニュース・スーパーバイザー、青木 理が登場。ゲストに『世界一孤独な日本のオジサン』(角川新書)の著者でコミュニケーション・ストラテジストの岡本純子さんをお迎えし、世界中で広がる「孤独」のリスクについて考えました。

■孤独が健康に影響を与える

いま海外で「孤独」は健康に甚大な影響を与える最大のリスクという見方が急速に広がっています。ちなみに、イギリスでは今年1月、政府が「孤独担当大臣」というポストを新設。孤独に困っている人のための総合的な政策に乗り出しているそうです。

青木:海外では孤独が非常に深刻な問題だと受けとめられているようですが。
岡本:はい、非常に大きな問題と言われています。イギリスだけではなく、アメリカやオーストラリアなど、海外では「孤独は伝染病である」という論調で、連日報道されています。
青木:「孤独は伝染病」とは、どういうことでしょうか?
岡本:2つの意味があります。ひとつは、誰かが孤独になるとその友だちも孤独になる。もうひとつは、伝染病のようにものすごく(孤独が)広がっていることです。
青木:日本の場合、かつては大家族でおじいちゃん、おばあちゃん、息子、孫、ひ孫などが一緒に暮らしていたのですが、戦後は核家族化や少子化が進むなどの事情により、結婚をしない男性・女性がいたり、結婚をしても離婚や死別してしまう人がいたり、そもそも核家族だから子どもが独立してパートナーが死んだりするとひとりになってしまったりする場合があります。これらの要因で日本は孤独が増えていると思いますが、世界的にみてもそうなんですか?
岡本:はい。やはり都市化が進んでいますので、ひとり暮らしのご老人が増えているところはあると思います。

そもそも孤独はどのようなリスクがあるのでしょうか。

岡本:海外では(孤独についての)たくさんの医学的な研究がされています。孤独は「タバコを1日15本吸うことに匹敵する」「アルコール依存症であることに匹敵する」「肥満のリスクの2倍高い」「早死リスクが50%高くなる」というようなデータがあります。

他にも、アルツハイマー病になる確率が2.1倍になるというデータなど、孤独についての研究が山のようにあり、その研究に基づいて海外で孤独は現代の社会の危機であると捉え方をされているそうです。

岡本さんは著書『世界一孤独な日本のオジサン』のなかで、孤独で1番危険な国は日本だと述べられています。

岡本:統計でみると、日本の、特に中高年の男性は「会社以外で人に会うことがあまりない」とか、いろいろなデータがあります。他にも国連児童基金(ユニセフ)で日本の子どもが世界一孤独であるとのデータも出ています。
青木:子どもの孤独は親がいないとか友だちがいないとかですか?
岡本:統計をみると友だちなど仲間の人間関係で苦しんでいることだと思います。

■“孤独”と“ひとり”は違う

では、孤独の要因はどこにあるのでしょうか。

岡本:孤独の要因にはコミュニティとコミュニケーションがあると思います。なかなかコミュニケーションが難しい。例えば、日本の場合は同じ会社に40年間勤めて上意下達的な上司と部下というコミュニケーションだけをしてくると、なかなか社会の人とはうまくつながれない。コミュニティの観点でも日本は非常にネットワークが弱く、ソーシャルキャピタル(地域でのつながりや信頼などのネットワークの強さを示す数値)では149カ国中、日本は101位とアフリカの国々より低い数値となっています。日本は安全性や教育などの数値は高いのですが、ソーシャルキャピタルの部分は非常に低いです。
青木:なぜ、日本はソーシャルキャピタルが低いのでしょうか?
岡本:日本は家族重視型で地縁・血縁の(結びつきが)あったと思いますけど、それが弱くなってくるとセーフティーネットがなくなり、補完するネットワークやコミュニティーがあまりないからだと思います。

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