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カルト的人気の“笑”撃ロック映画『スパイナル・タップ』、ついに日本初劇場公開へ

カルト的人気の“笑”撃ロック映画『スパイナル・タップ』、ついに日本初劇場公開へ
ハードロック/ヘヴィメタル・ファンにはお馴染み、架空のロックバンド“スパイナル・タップ”に密着した名作ロック・モキュメンタリー映画『スパイナル・タップ』が、ついに日本初の劇場公開となる(モキュメンタリー映画とは、架空の人物等を取り上げてドキュメンタリー風に作られる偽のドキュメンタリー作品)。本作を既発売のDVDで楽しんだファンも多いと思うが、今回の日本初劇場公開に際し、字幕を改正しリマスターも施しているとのことだ。

 本作は、後に名作『スタンド・バイ・ミー』(86)や『恋人たちの予感』(89)、『ミザリー』(90)を撮るロブ・ライナー監督が1984年に手がけた初監督作で、あまりにもリアルだったため本国で公開するや「観客がみんな本当の話だと思っていた」(監督談)という。その後、ロック映画としても、そしてコメディ映画としてもカルト的人気を誇ることになった作品なのだ。

※劇場で楽しみたい方は、一部ネタバレの下記ブロックを飛ばすことを推奨。

 劇中では、ロブ・ライナー監督自身が“映画監督マーティ・ディ・ベルギー”に扮し、スパイナル・タップの全米ツアーに密着。メンバーの彼女がいちいち口出ししバンドに亀裂が入るといった“ロックバンドあるある話”や、発注ミスにより想定サイズの10分の1ぐらいに仕上がってきた“ストーンヘンジ”が、ライブ途中でステージセットとして登場しメンバーが演奏しながらあ然としたり、楽屋で気合いを入れいざステージへ向うも舞台裏で迷子になったり、アルバム『Smell the Glove』(直訳:グローブの臭い)をリリースするにあたり、アートワークに問題を感じたレコード会社がメンバーに内緒で一面真っ黒のアートワークへ急きょ差し替える(メタリカの通称“ブラックアルバム”『Metallica』はコレへのオマージュだとか)ハプニングなどなど……。思わず声を出して笑ってしまうシーンが満載だ。特に、当時隆盛を極めたハードロック/ヘヴィメタルを風刺したこともあり、同ファンは実存した事件やアクシデントとリンクし笑えるネタが多いだろう。もちろん全て愛情のこもった“ネタ”だ。

 そんな劇中からは、本編映像(https://youtu.be/DWzYBRJ0W5M)が一部解禁されているので、興味がある方はぜひ。真顔で焦るメンバーに思わず吹き出すこと必至なので、仕事中や電車の中での閲覧には注意が必要だ。こういったシーンが幾度も登場するため、できれば何も前情報を入れずに観ることをオススメしたい。吹き出す回数が増すだろう。

 既にDVDで観たファンもあの“笑撃”を大きなスクリーンで味わってはいかがだろうか。映画『スパイナル・タップ』は6月16日(土)より新宿武蔵野館他で公開となる。

◎公開情報
映画『スパイナル・タップ』
2018年6月16日(土)より新宿武蔵野館他全国ロードショー
監督:ロブ・ライナー
製作:カレン・マーフィ
出演:ロブ・ライナー、マイケル・マッキーン、クリストファー・ゲストほか
配給:アンプラグド

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