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岡田准一「電波には乗せられませんね…」 山伏の深すぎる世界とは?

岡田准一「電波には乗せられませんね…」 山伏の深すぎる世界とは?
J-WAVEで放送中の番組『GROWING REED』(ナビゲーター:岡田准一)。5月20日(日)のオンエアでは、イラストレーター、山伏として活動する坂本大三郎さんをゲストにお迎えし、古来文化の研究や修行を通し、山の暮らしで見えてきた日本の自然、クリエイションの原点についてお話をお訊きしました。

■山伏とは?

山伏や修験道が文化として成立するのは日本の中世といわれていますが、そのルーツは自然崇拝の信仰があった縄文時代まで遡ります。現在、山形在住の坂本さん。山伏というと修行だけをしていると思う人もいるかもしれませんが、普段は文章や絵を書く仕事をされています。

坂本:修行だけじゃなくて「半聖半俗」って言葉があるんですけど、半分は聖なる世界、山の世界にいて、もう半分は俗の世界、里の世界にいます。もうちょっとすると山菜の時期になるんで山菜を採りに行ったりもするんですけど、それも山伏のすごく大事な仕事です。

その昔、山伏の役割は修行の他、里から山へ人を案内し宿坊で山菜を振る舞ったり、物流や情報を各地に運んだりなどもしていて、山伏の持つネットワークをいかに抑えるかは、戦国時代の権力者にとってとても重要だったそうです。

■興味本位で山伏の修行に参加

千葉出身で、東京でイラストレーターの仕事をしていた坂本さんが、山伏の世界に興味を持ったのは30歳くらいの頃。「東北に山伏がいて、その修行に参加できるらしい」という話を聞いた坂本さんは、興味本位で参加したそう。

坂本:行ってみたらおもしろい文化だったんですね。
岡田:どういうところがですか? 何が一番ショックを受けたんですか?
坂本:そんなにすごい話ではないんですけど、山に行っておにぎりを食べたら、すごい美味しかったんです(笑)。
岡田:わかるわかる(笑)。感動したんですね。
坂本:たくあんとか全然好きじゃなかったんですけど、すごい美味しくて。

最初はただの興味本位だったものが、実際に体験したことで、都会暮らしで見えなくなっていたものが見えた気がした、と話す坂本さん。東京に帰り、山伏について色々調べてみると、坂本さんが10代の終わり頃から興味を持っていた、芸能や芸術の発展に山伏が深く関わっていたことを知ります。そこから山伏について深く勉強するようになり、やがて自らも山伏になったそう。

■「電波に乗っちゃうとまずい」

そんな山伏ですが、山の中でどんな修行をしているのか気になるところ。そこで岡田も具体的な修行内容を坂本さんに尋ねたのですが、「みなさんがイメージするようなことだと思います」と、濁す答え方をする坂本さん。実はそこにはある理由がありました。

坂本:掟で、修行内容を語ってはいけないことになってて……(笑)。
岡田:そうなんだ! 電波に乗っちゃうとまずいですね……。
坂本:そうですね……。
岡田:修行内容を語れないんだ。
坂本:そうなんです。けっこう山伏の世界は大事なことを言葉にしないっていう。
岡田:深いですね。

秘密となるとますます気になりますが、その修行内容を知るには、自ら実際に体験してみるしかないようです。ちなみに、山伏の行いの中に、火を囲んでお祈りをするものがありますが、これは山伏の一般的な文化のひとつで、火祭りのようなものだそう。

岡田:それは何にお祈りしているんですか? 山の神にですか?
坂本:そうですね。山伏は山をお母さんのお腹の中っていう風に考えるんです。で、白い服を着て。あれは自分が一回死んでるっていう風に考えるんですね。生きてる世界から死んでいる世界に行って、またお母さんのお腹の中で成長して、また日常の世界に戻ってくる、っていうようなものです。

その他、山の中で修行する期間や、持ち物、食料についてなど、なかなか普段は聞けない山伏の世界について、貴重なお話を聞くことができたオンエアとなりました。

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【番組情報】
番組名:『GROWING REED』
放送日時:毎週日曜 24時−25時
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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