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結婚式の「食器」は使い捨て!? インドの食事にまつわる豆知識

結婚式の「食器」は使い捨て!? インドの食事にまつわる豆知識
J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(担当ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。5月19日(土)のオンエアでは、インド・アジアの食器や調理器具の専門店「アジアハンター」の店主・小林真樹さんに、食器からみた食文化の面白さや、東京のおいしいインドレストランについて伺いました。

■インドの食器は使い捨て?

「アジアハンター」を20年ほど営む小林さん。インド食器の奥深い世界、食のアイテムから見えてくるインドの国柄について訊きました。

小林:インドはいくつか宗教が混在しています。一番多いヒンドゥー教には、浄と不浄を区別する考え方があり、特に食べる場でより大きく意識されています。特徴的なのは、人が口をつけたものは、なるべく他の人は口をつけないほうがいいという考え方。たとえば、伝統的な結婚式や宗教儀礼の場だと、特に南インドでは、お皿ではなくバナナの葉っぱの上にごはんを盛ったあとに、葉っぱは捨てられるわけです。土に帰りますので、植物である葉っぱを多用しています。あと、コップにしても素焼きのコップを職人が安い値段で作って、使い捨てちゃう。非常に面白い文化です。

■インドのお弁当事情

インド人は、お弁当を重視するそう。これも、浄・不浄の観念で、「自分のお母さんと奥さんが作った料理は自分にとって安全」と考えられているためです。

小林:インド人は、食べものの温度を気にするほうではないので、お弁当はポピュラーです。お弁当箱はステンレス製が多くて、インド料理は主食のお米やパンのあとにカレーが2、3品あったりします。何段か重ねられるようになって、カレー、お惣菜、主食が入ってるスタイルが一般的です。

■おすすめインド料理店

インドのコミュニティとも深い交流を持つ小林さんに、東京でオススメのインドレストランを訊きました。

・「レカ」(西葛西)

小林:インド人の共通概念の、自分の身内や奥さんの料理が一番安心ということを体現したようなお店です。「レカ」はオーナーのお母さんの名前。手作りのお母さんの料理が食べられるレストランという、そういうスタイルで家庭的な料理を楽しめるお店はなかなかないんです。そういう意味で貴重ですし、味も非常においしいのでオススメですね。

・「プルジャ ダイニング」(巣鴨)

小林:プルジャさんというおばさんの、ネパール式の家庭料理を楽しめるお店で、ここも好きでオススメです。ダルバートという、ダル(豆)とバート(ごはん)で「豆ごはん」なんですけど、それが定食の定番です。加えて、彼女は食に対してアグレッシブで、珍しい部位だとか、ブタや鶏、ジビエ系の食材などを入手すると、自分の流儀で料理して、特別メニューでダルバートだけ頼んでもちょっとつけてくれたりして、非常に“お母さん的”です。他のお店では食べられないものを、ネパールスタイルにアレンジして出してくれるので、すごくいいですね。

最後に、インドの魅力を語りました。

小林:インドは本当に捉えどころがなくて、ある人が正しいと言ったことが、ある人が間違えだということは多々あるので、それを部外者の外国人が言い切るのは難しいです。全般に言えることで、正しい正しくない云々を日本人は過剰に気にするところがありますが、そういうところを取っ払って、インド人のやり方に習う感じで、食でもなんでも楽しんだほうがいいかなと思います。経験を蓄積することで、なんとなく自分の中で「こうかな」というものが出来上がってくるかもしれないですけど、必ずしもそれが正しいわけでもないんですね。

小林さんのインド探求は、まだまだ続きそうです。

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【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:土曜 8時−12時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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