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子供がお片づけしやすい部屋作りのコツとは?早稲田大学の佐藤先生に聞いてきた

「どうして子供部屋は散らかるの?」という永遠の問題を部屋作りで解決!

「子供部屋が片付かない」「子ども用のスペースが散らかる」という問題は、子供を持つ家庭なら誰もが抱える悩み。今回は、早稲田大学人間科学部の准教授であり、建築計画研究・こども環境学の専門家である佐藤将之先生に、子供が片付けをしやすいような部屋作りの方法ついてお伺いした。

子供が片付けをしやすい部屋作りのポイントは大きく4つ。

①子供の習性を知る
②子供の気持ちや行動に寄り添った収納の動線をつくる
③初心に戻り、子供をどう育てたいか考える
④正解をすぐに求めず、「急がば回れ」の気持ちを忘れない

以下で詳しく説明しよう。①. 子供の動きの癖と習性を知る

「まずは子供が学校から帰ってきてからの、一連の動きと習性をリサーチして整理してみましょう。ランドセルやカバンを棚の上に置くか、床に投げ出すか。机の上には教科書やノートが散乱していないか。子供の“物の置き方の癖”や“どこに物が集中しているか”を知ることに、片付けのヒントが隠されていることが多いんですよ」と佐藤先生は語る。

「私の研究室の学生・有賀菜月さんが、子供が部屋にある物を子供自身がどう考えているかを調査した結果があります。たとえばフィギュアは“飾りたい”、“教科書や上着はすぐ手の届くところに置きたい”など、子供は自分の身の回りのものを、それなりに位置付けて考えていることがわかりました。大人は漠然と散らかっていると感じていても、子供にとっては意味があってそこに置いている場合もあるんです」(佐藤先生)

大人が勝手に「教科書は本棚に入れるべき」「ランドセルは机の横に掛けるべき」と考えて棚や収納を作っても、子供の行動や意思と反していたら、片付けは進まない。まずは子どもの気持ちも考慮しつつ、子どもの日常生活をよく観察して、動きの習性を把握しよう。子供の習慣になっている動きや癖を知ることで、「きちんと収納」への一歩が踏み出せる

子供の習慣になっている動きや癖を知ることで、「きちんと収納」への一歩が踏み出せる②.子供の気持ちや行動に寄り添った収納の動線をつくる

佐藤先生いわく、「子供が部屋にある物をどう捉えているか、そしてどこに置く癖があるかを把握してから、棚の収納などを考えはじめたほうが良いです。たとえば大切な人形やフィギア、昔もらったメダルなど“飾りたい”と感じているものは、目線より上の部分に集約させるのも方法です」とのこと。

手はじめに机に座った際子どもの目線の高さと同じになる棚の上部、壁面収納の胸より上の部分などに飾り棚やガラスケースなどを置いて飾ってみよう。実際に目線上部に好きなフィギアを飾った部屋

実際に目線上部に好きなフィギアを飾った部屋

そしてランドセルやカバンなど帰宅して床に置きがちなものは、棚の一番下部分を開けておき、床に置く感覚でしまえる収納を作る。「無理にどこかに収納させずに、子供の動きの癖をふまえて収納場所を考えれば、ストレスなくそこにしまうことができます」(佐藤先生)

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