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速度違反の温情は素直にサインさせるためだった

速度違反の温情は素直にサインさせるためだった

一般道で時速30km以上オーバーの速度違反。本来は赤キップのところを29kmオーバーの青キップとして見逃してもらった…など、警察官に温情をかけてもらったという話は実際にあるのでしょうか? 速度違反の取り締まりの温情は、じつは素直にサインさせるためのテクニックなのでした。

速度違反で赤キップなら免許停止

「法定速度80kmの高速道路を時速120kmで走って捕まったけど、警察官が時速119kmにしてくれたので免停は逃れた」といった話を聞いたことがあるはずでしょう。

高速道路での時速40km以上超過の速度違反は違反点数6点の赤キップとなり、行政処分の前歴がなくても30日の免許停止となるところ、時速39kmの超過なら違反点数3点の青キップ。反則金は払うものの、免許停止は逃れられるわけです。

しかし、ある警察官は言います。「少し違反を甘くしてあげた方が、違反者も納得してサインをしてくれることもあります」とのこと。速度違反の温情かと思いきや、本当は取り調べをスムーズにするための手段ということもあるのです。

元交通機動隊関係者も「昔はアナログの針式だったので『右から見てみなさい』と、例えば法定速度60kmの一般道で時速90km出した違反者をギリギリ時速89kmにして青キップで取り締まることもありました」と話します。

速度違反の取り締まりで厄介な人

しかし「それは相手に得させた気にさせて素直にサインさせるためです」のこと。実際、速度違反の取り締まりには厄介な人が多いのも事実です。先の警察官は取り締まりで厄介なタイプとして「何時間も粘る人。罰金を現金で直接、警察官に渡し(チップとして)切符を切られないようにする人」と説明します。

さらに「いろいろいますが、特に子どもがまだ小さく免許停止になると仕事ができなくなるとか、身内のことで急いで病院に行かないといけなかったなどと泣き落としをしてくる違反者が最も厄介ですね」とのことです。

「いくつかの違反(シートベルト、スピード違反、右左折禁止など)をした方で反省しているなと思った違反者に対しては、一発免停にならないように考慮し、甘くしたことは何度かありました」とも話してくれました。いずれにせよ、取り締りの対象にならないように交通ルールを守る心がけが大切です。

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