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東京と京都に次ぐ人気で外国人殺到の倶知安町ってどこ?

東京と京都に次ぐ人気で外国人殺到の倶知安町ってどこ?
羊蹄山

世界の旅人から評価される日本の観光地と言えば、どこを思い浮かべますか? 

東京や京都はもちろん、大阪、奈良など世界に誇れるような都市がきっと連想されるはず。その他には富士山、岐阜の飛騨高山なども高い評価を得ていると予想できますし、実際に世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」の人気観光地ランキング2017でも、1位と2位が2年連続で東京(23区)と京都市、4位が大阪市で5位が奈良市となっています。

東京と京都に次ぐ人気で外国人殺到の倶知安町ってどこ?
東京や京都、大阪や奈良といった都市名は「どうせ、人気でしょう」とある程度予想がつきますが、とはいえ同ランキングにおいて3位に食い込んだ、人口1万5千人の小さな町の名前は、なかなか出てこないのではないでしょうか。ずばり、倶知安(くっちゃん)町ですね。

そこで今回は「え、クッチャンチョウ?」と首をかしげる人のために、取材で長期滞在した経験のある筆者が、同町の魅力をまとめてみました。

 

「くっちゃんちょう」ってどこ?

東京と京都に次ぐ人気で外国人殺到の倶知安町ってどこ?
そもそも倶知安町という自治体、どこにあるかご存じですか? 場所は北海道、札幌から見て西側に位置し、札幌から直線で結べば、定山渓や余市岳を超えた先にあります。「蝦夷富士」として一部に知られる羊蹄(ようてい)山のふもとに広がる町ですね。

アクセスに関しては札幌から定山渓を通過して中山峠を超える国道230号線がありますが、札幌から小樽、余市を経由して倶知安町に南下するドライブコースが一般的です。

「倶知安(くっちゃん)」という独特の町名は、『Kutchan Natural Wonderland』を見ると、やはりアイヌ(民族)の言葉で、「曲がりくねった川」を意味するクッシャニから来ているとの話です。呼び名の通り、航空写真を見ると曲がりくねった尻別川とその支流が確認でき、特に山間部では川の蛇行や急流が激しくなるため、夏にはラフティングの聖地としても人気を博しています。

 

最大の売りは世界を魅了するパウダースノー

東京と京都に次ぐ人気で外国人殺到の倶知安町ってどこ?
特別豪雪地域にも指定される倶知安町を世界的な人気観光地に押し上げた最大の要因は、標高1,308mのニセコアンヌプリの斜面を中心とするスノーリゾートと、山に降り積もるパウダースノーになります。特に東側斜面に位置するニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ(旧ニセコ国際ひらふスキー場)は、ニセコアンヌプリに多く開発されているスキー場の中でも最大で、

<アンヌプリ全体の年間スキー客の約7割>(倶知安町のホームページより引用)

を占めるという世界的なスノーリゾートになります。実際、筆者も十年以上前に同地に取材で訪れ、ゲレンデに近い別荘地に建った巨大なコンドミニアムでオーベルジュを展開する外国人シェフに密着していた経験がありますが、その当時からオーストラリア人が大挙して訪れ、富裕層が次々と現地の別荘を購入している状態でした。中国、台湾、香港から訪れた富裕層の家族と、雪合戦をした思い出もあります。

当時、倶知安町の町中にある居酒屋の店主は、にわかに盛り上がる倶知安町のブームを「一過性のものだ」と語っていました。ですが、まさにその店内には、ビジネスのチャンスをつかみとろうとする日本人、および外国人の経営者も居て、「開拓者精神」に似た人々の意気込みや熱っぽさを感じた覚えもあります。

定期的にニセコでスキーを楽しんでいるという友人に聞くと、今となってはゲレンデ、その他周辺には外国人の姿しか見かけないほどの状態になったのだとか。その意味で、日本に居ながら異国情緒を楽しみたいという人にも向いているのではないかと教えてくれました。確かに当時から、コンビニエンスストアや飲食店の店内表示や看板などでも外国語表記が普通に見られたほどでした。今はもっと進んで、徹底されているみたいですね。

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