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【Interview】自動駐車技術をスリッパに導入!?「ProPILOT Park RYOKAN」の苦労ポイントとは?(3)

自動的にスリッパが揃う。未来的視点の日産「ProPILOT Park RYOKAN」。今回はスリッパを始め、自動駐車の技術を活用した旅館の裏方を担当したエンジニアの方々に詳しく話を伺った。薄い底部に、テクノロージーを詰め込むのにはどの様な苦労があったのだろうか?

椅子とは違う!小さな底部にモーター搭載

Q:この小さいサイズに搭載するまで、どの様な苦労がありましたか?

とにかくスリッパという小さな箇所に搭載しなければならず、入れ込むのに苦労しました。先の椅子自体には、関わっていないのですが、どのパーツを入れられるか?影響を与えない様にするにはどうしたらいいのか?旅館で実際に使われているスリッパへ組み込みを行なったので、試行錯誤の連続でした。

Q:試作モデルはいくつぐらい作成されたんですか?

それこそ、20個ぐらい作りましたね。しかも、1個だけじゃスリッパにはならないので、1セットで作成していきました。今回の発表直前まで試行錯誤していましたね。

敵は「モーター」と「環境」。制作は苦労の連続だった

Q:完成品を作るまでの失敗談などあれば教えてください

「モーター」と「環境」ですね。まず、「モーター」ですが相性のいいモーターを探すのに時間がかかりました。既成品と異なり、回転数の調整などのセンシングはおこなっていないので、ぴったり合う様にギアやプログラム側で調整が必要になってしまいます。それこそ、50個ぐらいのモーターを購入して、回転数を計測してから組み込んでいきました。「環境」の面では、どこにスリッパがいるかのセンシングで一苦労ありました。LEDがスリッパの前部に埋め込まれているのですが、記者発表会などフラッシュや不特定多数の人が撮影して電波機器を使うと信号が途切れてしまいそうになることもありました。

Q:是非、ここを見て欲しいというところがあれば?

タイヤにはサスペンションが搭載されていて、スリッパとして実際に、使用できます。ピタッと並ぶ部分だけでなく、見えない部分にも、日産の技術力やエンジニアの「試行錯誤」が詰まっているのを感じていただけたら嬉しいです。

次なる挑戦は?

Q:今後どの様なことに挑戦していきたいですか?

スリッパをもっと高性能にすることも、もちろんやってみたいですね。でも、新たなベクトルで「空を飛んでくる」とかしたらもっと面白いかなぁと。今回の自動駐車技術自体は2次元的ですが、3次元的にもきっと動かせると思いますよ!

文:東雲八雲

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