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NY在住アーティスト・近藤聡乃「アメリカは消さない文化」

NY在住アーティスト・近藤聡乃「アメリカは消さない文化」
J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。4月24日(火)のオンエアでは、アーティストで漫画家の近藤聡乃さんが登場。ニューヨークでの生活や、4月25日(水)から森美術館で開催中の展覧会について訊きました。

ニューヨークに今年で丸10年在住している近藤さん。多摩美術大学を卒業後、アニメーション、マンガ、ドローイング、油彩などを手がけ国内外で発表し、2008年に秋単身ニューヨークへ。ニューヨークの生活を描いたエッセイマンガ『ニューヨークで考え中』を亜紀書房のウェブマガジン「あき地」で連載、さらにマンガ『A子さんの恋人』をKADOKAWAのハルタに連載中。今回は展覧会のため日本に一時帰国しました。

■ニューヨークに住むことになったきっかけ

近藤さんは、文化庁の新進芸術家海外研修制度の研修員に選ばれてニューヨークに行きました。その後ニューヨーク長く住むことになったきっかけだったそうです。

近藤:最初に行ったのはグループ展で2004年か2005年。2〜3回行ったことがあって馴染みがあったので研修先に選んだんです。約1年の任期で、ルールとして一度日本に帰ってこなければならないので、帰ってきた期間で移住する準備をして3ヶ月で戻りました。
クリス:様々な国や都市があるなか、住むならやはりニューヨークだったんですか?
近藤:他の国にも展示で色々行ったことはあったのですが、漠然と住んでみたいと思ってみても機会もなく。奨学金をいただいたことで1年住む前から「帰りたくないな」って気持ちになって、もうちょっと居たいなと思いまして。研修中からビザの準備はしていましたね。2回目からはアーティストビザで滞在して、その期間が3年なので「3年だろう」と思っていたのが、どんどんと……。

近藤さんの描いたエッセー・マンガ『ニューヨークで考え中』もニューヨークでの日常の暮らしを日本人ならではの視点で淡々と描いています。現在2巻まで発売され、マンガも文字も全て近藤さんの手書きです。

■アメリカに住んで気づいたこと

10年近く住んで、インチとセンチの違いや、気温も摂氏と華氏の違いがわからずスマホで検索したりという苦労もあるそう。クリスがマンガで紹介されていて心に残ったシーンは、近藤さんがアメリカ人に薦めた消せるボールペン「フリクションボール」が意外とウケなかったという話でした。

近藤:私が今のところ「そうなんじゃないかな」と思っていることは、もともとアメリカ人は鉛筆よりもペンを使うので「消さない文化」なのかなと。ペンを消さないというか、グシャグシャとやったり。(日本人の)子どもは鉛筆で書いて消しゴムで消しますよね。

ニューヨークに長く暮らし、アメリカ人の男性と結婚し生活の変化について訊くと「結婚してからではないですけど、一人親身になってくれる人がいると、しかも親身になってくれる人が大多数に属しているアメリカ人だと、少数派の私としてはすごく居心地がよくなりました」と明かしていました。

トーク後半は森美術館でスタートする近藤さんの展示について伺いました。今回は近藤さんが手がけたアニメーション『電車かもしれない』などに加え、デビュー初期のマンガ作品などもスライドショーで上映します。「MAMスクリーン008:近藤聡乃」は、森美術館で9月17日まで開催中ですので、ぜひ足を運んでみてください。

展覧会の準備が終わり「明日ニューヨークへ帰ります」という近藤さん。お忙しい中のゲスト出演でしたが、最後にニューヨークの街の魅力を訊くと「ひとことで言うと気楽な街。これはいいことだと思います。ニューヨークのほうがのんびりした時間が流れているかなと思うことが私は多いです」と話していました。

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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時−16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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