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Melbourne Art Book Fair Report -Book & Zine Selection- by commune

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オーストラリアはヴィクトリア州のヴィクトリア国立美術館 (National Gallery of Victoria; NGV)で開催されたメルボルンアートブックフェア(Melbourne Art Book Fair)2018にて見つけたブックやzineをcommuneがご紹介!

MyMumWentToEMB

「My mum went to EMB」
Max Olijnyk

メルボルンのカルチャーシーンに深く関わり、現在はニュージーランドに家族と共に移住し物書きを目指して大学に通っている アーティストMax Olijnyk。母親がサンフランシスコに旅行に行くというのを耳にし、自分が行けない代わりに憧れのスケートの聖地 エンバカデロ(Embarcadero)にほんの少しでいいから行ってみてくれと頼み込んだ15歳の少年 Max。実際母親は一人でエンバカデロに出向き、Maxも予期せぬ大胆な行動に出たのであった。後の伝説的スケーター スコット・ジョンストンやカール・ワトソンの若き姿も。昨年急逝した仲間のシャノン・マイケル・ケイン(NY / LA Art Book Fairオーガナイザーの一人)に捧げる一冊でもある。Ed Davis(Brain Dead)、Rob Cordiner、Todd Jordanが運営するHeavy Time BooksとMaxによるFreddo Booksの共同リリース。

Heavy Time Books https://www.heavytime.com/
Freddo Books http://www.freddobooks.com/

DeadSkinMask

「DEAD SKIN MASK」
Tim Coghlan

謎のコネクションで幅を利かすメルボルンのパブリッシャー KNOWLEDGE EDITIONSから主宰 Tim Coghlan責任編集、最新作にして最恐のzine「DEAD SKIN MASK」。恐ろしい(?)マスクをつけた人々が取り憑かれたようにポーズを決めるその姿に息を呑むこと必死。マスクの副作用で裸になる者、そしてNYのレコードレーベル ArcaneのEdgarもマスクの餌食に。ここだけの話、マスクはメルボルンのDAISOにて購入。単なる企画ものとはいえ、Timのために(ナイフまで持ち出す者など)こぞって本気を出してマスクのキャラクターを演じきる友人たちの愛、ユーモアに対する連帯感に涙する。

KNOWLEDGE EDITIONS https://www.instagram.com/knowledge_editions/

TarlabasıVsGezi

「Tarlabaşı vs Gezi」
Sila Yalazan

南アフリカ ケープタウン在住のヴィジュアルアーティスト Sila Yalazan自身初の作品集となる「Tarlabaşı vs Gezi」。2013年トルコ反政府運動状況下や、タルラバシ郊外にあるクルド人居住地の愛らしい子供たちの日常が記録されたドキュメント写真集。荒廃した街並みとは対照的に、仮面を被り髪を振り乱しながら無邪気に遊ぶ子供たちや、凛とカメラを見つめる子供たちの姿に未来への希望を見出す。作家 S.T. Loreによるエッセイ「Storm Gods of Syria」(英語)も収録されている。メルボルンのグラフィック・デザイナー Tim Coghalan主催のパブリッシャー KNOWLEDGE EDITIONSからリリース。

KNOWLEDGE EDITIONS https://www.instagram.com/knowledge_editions/

REALLY DON'T WANNA

「REALLY DON’T WANNA TO GO TO THIS FUNERAL」
Matthew Ware

出版レーベル Diane inc.を運営する写真家 Matthew Wareの写真集。今流行りのSnapchat画像を利用したモダンかつノスタルジックな一冊。洪水のごとく更新される他人のSnapchatをキャプチャーした画像と、パーソナルかつ鋭い洞察力をもって撮影されたMatの身近な写真とのユーモラスな組み合わせに膝を打つ。現代的な表現方法に「今」を感じるが、プリントされたインスタントなイメージたちは「過去」となり、全てが懐かしい。後書きはメルボルンの主要人物 Max Olijnykによるもの。出版は可憐かつファンキー(赤髪!)な女史 Helen Frajman率いるメルボルンの老舗写真出版レーベル M.33。

Diane Inc. http://dianeinc.bigcartel.com/
M.33
http://m33.net.au/

Plastic

「Plastic」
Michael James Fox

メルボルンを代表するブックストア Perimeter BooksとEd Davis(Brain Dead)、Rob Cordiner、Todd Jordanが運営するHeavy Time Booksよって共同リリースされたNYの写真家 Michael James Foxの自身初となるアートブック。我々の身近にある何の変哲も無いビニール袋が形を変え、光を浴び、透過することで見せる様々な表情を捉えた、じっくりイマジネーションの世界に没頭できる美し過ぎる傑作。カバーを取るとテキストやクレジットが印字されていたりとこれまた美しいデザインはもちろんEd Davisによるもの。

Perimeter Books http://perimeterbooks.com/
Heavy Time Books https://www.heavytime.com/

Gusher

「Gusher Magazine」
“ROCK AND ROLL AS TOLD BY WOMEN(女性によって伝えられるロックンロール)”をうたい、女性、またはジェンダークイアーまたはノンバイナリーによって制作される音楽雑誌 Gusher の2018年度版(第2号)。2017年度版(第1号)は2ヶ月で完売したとのこと。今号はAngel Olsenが表紙を飾り、Perfume GenuisのインタビューからLou Leedのアルバムジャケットイメージでセーターを編み続けるおばあちゃんの話、「ライブ会場にいるクソ野郎」というタイトルの漫画やミュージシャンの化粧方法の紹介まで音楽好きの心をくすぐるネタがぎっしり。その名(Gusher)の如く、女性が奏でるロックミュージックに対する情熱や愛情がほとばしっている。

Gusher Magazine http://www.gushermagazine.com/

commune
有名無名問わず国内外のアーティストを紹介してきた新代田の「gallery commune」を2015年6月で閉鎖し、現在は出版レーベル「commune Press」を運営。国内外で開催される展示のキュレーションなども手掛けている。2016年2月には、zineやアートブックに特化したセレクトショップをオープン。
http://www.ccommunee.com/

commune – commune Press
【SHOP 営業時間】 土 / 日 : 15:00 – 19:00 (不定休)
*時間が変更になる場合もございます。SNSでご確認下さい。
*zine、アートブック、作品などの持ち込み営業は受け付けておりません。

【SHOP/OFFICE】
〒156-0042 東京都世田谷区羽根木1-12-10-2F
e-mail : contact.commune@gmail.com

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