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観ないとソン! LiLiCoさんに聞く、心のサプリになるショートフィルム【インタビュー】

観ないとソン! LiLiCoさんに聞く、心のサプリになるショートフィルム【インタビュー】
第89回米国アカデミー賞 短編実写映画賞受賞作品『合唱』(原題:Sing)

体の調子を整えるサプリのように、心の調子を整えるサプリとも言えるのが、短い時間でサクッと楽しめるショートフィルム。思いっきり泣きたいとき、気分転換したいとき、明日の活力を養いたいとき・・・あなたの知らないショートフィルムの世界をのぞいてみてください。まるで心だけが旅に出たように、ポジティブな感情が高まったり、辛い気持ちが和らいだり。ショートフィルムには、それだけのパワーがあると言っても過言ではありません。

今回は、米国アカデミー賞公認アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(以下、SSFF & ASIA:6月4日~24日都内にて開催)のフェスティバルアンバサダー、LiLiCoさんに、ショートフィルムの魅力を余すことなく紹介していただきました。

観ないとソン! LiLiCoさんに聞く、心のサプリになるショートフィルム【インタビュー】
ーーーショートフィルムの素晴らしい点はどのようなところだと思いますか?

ショートフィルムは、短時間で人生に役に立つヒントを運んでくれるエンターテインメントだと思っています。嫌なことがあったとき、元気なときなど、どんな気分のときでもフィットする作品があります。ブラックユーモアな作品も多く、少しハッピーな気分になれると思うんですね。オンラインシアターのショートフィルム*は、スマホでいつも持って歩ける幸せだと思っています。重くないしね! ショートフィルム、ウェイトレス(weight less)ですよ(マクドナルドのスマイル「0円です」にかけて)、なんてね(笑)。
ブリリア ショートショートシアター オンラインでは会員登録すると、無料で選りすぐりのショートフィルムが楽しめます。

ーーー気持ちのサプリメントのようにショートフィルムを楽しむ具体的な方法について教えてください。
観ないとソン! LiLiCoさんに聞く、心のサプリになるショートフィルム【インタビュー】
『Class Trip』(SSFF & ASIA 2018スウェーデンイベントで上映)

世の中には、サプリメントがいっぱいありますよね(ビタミンだの、カルシウムだの・・・)。その数よりもっと、ショートフィルムがあるんです。そして、そんなショートフィルムから、その国の文化を数分の間に知ることができます。例えば、スウェーデンにはなかなか行けないですし、スウェーデンの家の中の様子なんて多くの人が知らないと思いますが、作品を通して、スウェーデン人の日常を垣間見ることができます。

また、短いからこそ余韻が残り、何回も見返すことができて、色々と考察できます。作品時間は短くても、長編映画のように長く余韻を楽しめるんです。年齢やその時の自分の状況によって内容の解釈が変わることもありますよね? 恋愛ものの作品だったら、フラれた時と、恋人がいて幸せな時では解釈が変わるように、自分の気持ちのバロメーターを試せるものでもあると思います。

あと、ショートフィルムを知っているだけでカッコいい人間になれるんですよ。「ショートフィルムのあの作品が好き」と言うと、「この人、映画通だな」という印象をもたれます(笑)。映画初心者から映画通まで、ぜひショートフィルムの中でお気に入りの作品を見つけて欲しいですね。

ーーーLiLiCoさんがショートフィルムにハマったキッカケを教えてください。

普通であれば夢で終わるものを行動に移せるのが、別所哲也さんというエンターテイナーです。別所さんは、セリフを覚えたり、難しいニュースも読まなければいけないし、やることがいっぱいあると思うんですが、そんな中でも、SSFF & ASIAの代表として、自ら作品を探したり、クリエイターとのネットワークを作ったり、スポンサーを探したりと、映画祭を20年間も継続してきたんです。私がなぜ日本に来てショートフィルムにハマったのかと言えば、別所哲也さんに出会って、ぜひお手伝いしたいと思ったからなんです。

ーーーLiLiCoさんオススメのショートフィルムをいくつか教えていただけますか?

観ないとソン! LiLiCoさんに聞く、心のサプリになるショートフィルム【インタビュー】
『色のない洋服店』(Blu-ray & DVD が6月15日(金)に発売開始)

Dream Amiさん主演の『色のない洋服店』という作品です。モノクロの世界の中で、Dream Amiさん演じる洋服店の店員も最初は真っ黒な服を着ているんですが、ある時、勇気を出して自分が良いと思った色のある服をどんどん広めていくというストーリーで、この作品を観たとき、311の震災を思い出しました。

xhttps://www.youtube.com/watch?v=T3eN6bUsaGI

あのとき、みんなグレーや黒の地味な色の服を着て、発言も自粛していましたよね? でも、私がオレンジのミニスカートを着てTV番組に出たら「この子は日本人が失った物をすべて持っている」と被災地に住む視聴者からたくさんのメールやFAXをいただいたんです。そのことをこの作品の齋藤俊道監督に話したら「僕が描きたかったことが全部LiLiCoさんに通じた」と言われました。監督は震災のことまで考えてこの作品を作ったそうです。この作品は何回観ても泣けますよ。

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