ミステリアスなラップシンガーDAOKO その初小説とは

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音楽業界で注目されている新世代ミュージシャンのひとり、ラップシンガーのDAOKO。ラップシンガーとして、その存在感はDAOKO×米津玄師による「打上花火」、DAOKO×岡村靖幸の「ステップアップLOVE」、そしてBECKとのコラボレーションが実現した「UP ALL NIGHT×DAOKO」でも損なわれない。相手に染まっているようでいて、でもなぜか彼女が気になってしまう。

そして、DAOKOのラップの魅力、ウィスパーヴォイスとリリックが「小説」という形に結実したのが『ワンルーム・シーサイド・ステップ』だ。

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イラストレーターとしての成功を夢見て、渋谷へと引っ越してきた〈渚〉。はじめての一人暮らしで心細さを感じる中、ひょんなきっかけから同じマンションに住む良仁と知り合う。次第に膨らんでいく恋心。ところが、彼には恋人がいるという噂を耳にして――。
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というあらすじは、もしやDAOKO自身の物語なのかと思わせるが、囁くように綴られた文を読み進めるうち、それはどうでもいいような気がしてくる。でも読み終わると、ふと、DAOKOの存在が気になってしまうのだ。

ちなみに、Tempalayとコラボレーションした同タイトルの楽曲「ワンルーム・シーサイド・ステップ」も存在する。本書のBGMにこちらもおすすめ。

『ワンルーム・シーサイド・ステップ』
DAOKO
KADOKAWA
1,380円
『ワンルーム・シーサイド・ステップ』公式サイト https://ddnavi.com/daoko/

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